Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

西洋あじさい

2020-06-27 16:43:43 | ロンドン周辺

今年の5月は暑い日が続いて雨もほとんど降らなかった。

鉢植えのアジサイは毎日水をやらないとすぐに枯れてしまうから、1日2回の水やりをしていた。

ところが直植えのアジサイは元気だからとほおっておいたのが拙かった。6月に入って2回激しい雨で雨水をためたタンクもバケツもいっぱいになった。だから直植えのアジサイは枯れはしなかったものの花数もサイズも異様に小さい。

6本の鉢植えのアジサイはもう20年近く移し替え、肥料をやり、大事にそだてている。そんなアジサイが最近やっと咲きだした。

 

 

この白のアジサイは繊細なレース編みの様、もう20年位前に買ってすぐ直植えにしたもので毎年どんどん増えてきている。赤い花はポルトガルのジェラニュームで毎年1-2本の枝を挿し木にし鉢植えで、どんどん背が高くなり今ではどの鉢も80センチから1メーター近くある。

 

 

この家に引っ越した28年前、小さな池に鯉を飼っていたが、半年もキャンパーで出かけるようになって、池の手入れができなくなったため、埋め立ててしまった。

そのコンクリートの上には今では数十個の鉢が置いてある。

 

これは数年前可愛い花の色を見初めて買い込んだもの。直径40センチの鉢いっぱいにどんどん成長して、花盛り。

 

この花ももう20年ほど前、友達とブーツセールに行って見初めたもので、ずーと鉢植えで育てている、淡いピンクが初々しい。友達は直植えにしたのが大きくなって、全く普通の西洋アジサイになってしまったという。やっぱりアジサイは土によって色も雰囲気も変わってくる。

 

このピンクのガクアジサイは、元はブルーの花で小さな鉢に入っていたのを買ったが、植え替えて大きくなると花はピンクになってしまった。非常に元気な花でどんな暑さにも強く、直植えにすれば数メータに成長するにちがいない。

 

数年前にブーツセールで買ったこの花、まるで舞妓さんの花簪みたい。

 

 

 

もう10年ほど前まだ苗が小さい時の2本のアジサイを1個の鉢に入れておいた。白のガクアジサイはピンクのアジサイに押されて隅っこで小さくなっている感じ。

昨年直径60センチくらいの樽に植え替えるときに、青色のアジサイにしたくて中の土にColourant の薬をまぜた。

それで咲きだした花はピンク系の紫や薄い青など混ざっているが、あとになるほど青色になる可能性が高い。

この花や上の赤い花は直射日光に弱く、1日2回の水やりでも花がグターとなってしまう。それで暑い日はガーデンのパラソルを広げて水やり3回、亭主よりも大事にしている感じ。

 

 

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コロナ・ショッピングそして英国のNational Health

2020-06-26 18:32:39 | 日記

先週から英国は、公共機関ではマスクをしないと100ポンドの罰金とか。毎日の新聞にはバスに乗ってる人たちの中にマスクをしてない人がいるが、罰金はどうしたのかと騒ぎ立てている。バスドライバーは警官ではないから罰金を加せないそうだ。

7月4日からロックダウンが緩和され、レストランや理髪店も開店営業。

2日前から英国は真夏のごとくロンドンで32度、英国各地で30度を超える気温になり、海辺は海水浴客でごった返し、2メートルの間隔を置いてなんてなんのその。誰もコロナなんて気にしていないらしい。

それでもまだ1日1000人を超える感染者が出ているし、死者は毎日100人前後、みんなの気が緩んでしまっている。

テレビに出ている有名なおじさんなんて、ロックダウン以来アメリカ・ロスの高級地に数か月住んで、自分の友達や知り合いに一人も死者が出ていないんだもの早くロックダウン解除するべきだなんて言った。英国で4万人以上、アメリカで10万人以上の死者の出ているのをなんと思っているのか、腹立たしい。

マスクをするのも慣れていないからマスクをするレッスンが必要とか、英国人ってこんなに馬鹿だったのかと唖然とする。

3月初めからショッピングにも行かなくなり、隣の夫婦と娘夫婦に毎週食料を頼んでいたが、昨日3か月振りにバスに乗ってベッケンナムの町に行った。

銀行の用事をサッサと済ませ、その近くのドイツ系スパーでいろいろ買い求めた。

久しぶりでこの3か月思い出しもしなかったものがあれこれ欲しくて、ショッピングトロリーいっぱいに買い込んでしまった。もちろんスーパー内も外でもバスでもマスクと手袋は離せない。20分おきにやってくるわが家に一番近いバス停へのバスは、たった2人で待っているバス停で止まらなかった。バスの中でも2メーター間隔で乗客数が限られているそうだ。小さなバスだから乗客数人で満員。仕方ないからほかのバスで帰宅したが往復1時間30分、娘からの電話があったそうで、寝たっきりの亭主を一人にしたと怒っていた。

私のほうは帰宅と同時にアイスクリームだけは冷凍庫に入れてすぐ、手袋マスクのみならず、着ていた衣類を全部洗濯機に放り込んでシャワーを浴びて、やっと亭主を見ることができた。

3週間前から急激に悪化して、ほとんど1日中ベッドに寝たっきりの亭主は、食欲もなくたまには幻覚もあるが、聴覚だけはしっかりしている。

真夏日の暑さで、家の窓は全開、両隣の小さな子供たちが庭で水遊びをして騒いでいる。亭主は孫が遊びに来ているのに、自分がのけ者にされていると思ったらしい。すねていた。

この3週間、初めて英国のナショナルヘルス(ゆりかごから墓場まで)を実感することになった。コロナのせいで家庭医は決して来てくれないが、電話で必要な薬を処方してくれ、痛み止めにはモルヒネまですんなり出してくれた。食欲がなくてというと栄養剤のドリンクやスープなども処方してくれる。(全部無料)

終末ケアのホスピスからは毎週若いナースが来て症状を聞き、私が一人で看病していることに対して、毎週少ないながら手当てまで出るそうだ。亭主が歩いてトイレへ行けなくなったときは誰かお手伝いの人が来てくれるそうで、自宅で死にたいと言ってる亭主の意思を尊重して、周りが助けてくれている。床ずれの危険があるから病院からベッドとマットレスを貸してくれるとのことも亭主は拒否しているが、失禁状態になれば紙おむつまで医者の処方でタダになる。

ディストリック・ナースは家庭医との間を取り持つナースで、血液検査や注射などの医療を専門にしている。彼女たちも毎週来てくれてアドバイスしてくれる。

私自身47年前まで日本での看護婦業が今どんなに役立っていることか。亭主をこうして最後まで見とれることを。

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6月になって変わったこと

2020-06-03 19:21:29 | 独り言

6月1日から小学生は登校可とのこと、それでも感染が心配な親は子供たちに登校をさせていないが、別に強制ではない。

仕事も通勤の車内があまり混んでいなければとのことで、わが家から一番近い駅の周辺には、また長い車の駐車がみられるようになった。

それに駅の近くの4軒の作りかけのフラットの工事再開。巨大な起重機が動き出し、大きな音が響いてくる。

それでも私たちの生活は一切変わりない。毎日駅までの往復で新聞をとってきて近所に配り、ひっそりと家に閉じこもっている。ショッピングは娘夫婦と隣の夫婦がやってくれていているが、毎回頼むものも必要なものに限られ、だんだん欲求不満が募ってきた。

戸外のマーケットは1日から開いたそうで、ルーシャムのマーケットへ行けばいろいろほしいものが買えるのに・・・・。娘が許してくれそうにない。

亭主の状態もあまりはかばかしくなく、食欲もずいぶん減って、毎日必ず野菜スープだけは取ってもらうようにしている。それでも痛み止めが効いてくると、ベッドに寝ておれなくて、普段着をしっかり着込んで、リビングルームで夜まで過ごしている。痩せて骨皮、気力だけで持っているみたいだが、、椅子に座って新聞など読んでいるのを見ると、こんな平和な日が永遠に続くような気がする。

 

 

今日待望の白のサボテンが咲いた。このサボテンは5年前に友達からもらったもので、挿し木でついたが、私の温室はリンゴの木の下で枝葉に覆われて日が当たらず、おまけにナメクジやカタツムリに襲われて、全部の葉がボロボロ。

よくぞつぼみがついてくれたものだと感激していた。

 

相変わらず雨が降らなくて水不足、昨日まで気温が上昇してテレビでは28度だったというが、太陽の当たる室内温度が34度まで上がった。ところが今日は雲が大空を覆って気温も10度は下がるとのこと。英国中央部には大雨が降るらしいがロンドン周辺は願ってもかなわないらしい。

雨乞いのお祈りでもしてみたいこの頃。

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今年のケシと孔雀サボテン

2020-06-02 20:54:08 | ロンドン周辺

ケシが咲きだした。例年と比べて哀れなほど少ないけれど、咲いてる花は豪華。

ミツバチはまだ3匹しか見えないが,クマンバチが大喜び、ブンブン音を立てて飛び回っている。一つの花に2匹も入って鉢合わせ(これって蜂あわせかな?)

 

 

 

 

 

毎年高さ1メートル以上になって大きな手毬のようになって咲く花も今年は1本だけ。花は2-3日で終わってしまう。

 

 

今年初めての孔雀サボテン、つぼみが膨らみ始めてじらすようになかなか咲かなかった。これから後10個以上の花が楽しめる。

 

 

前庭のいたるところに生えている素敵な名前の Love in Mist (カスミの中の愛)なんてロマンチックな名前と思っていたら 別名 Devil in the Bush(藪の中の悪魔)なんて正反対。これはとにかくどこにでも生えてくるから庭師も余分な仕事が増えるのだろう。

卯の花は前庭の家の近く、いつも小さく切っているので花が咲いたことがなかったのに、今年はもう3メーター近くに伸びてまだまだずんずん伸びそう。英語名ではMock-Oranges (偽オレンジ)確かにオレンジの花によく似ている。

 

どこから種が飛んできたものやら、裏庭の路地の片隅に咲いているSerbian Bellflower (セルビアのベルフラワー)その名の通りセルビアが原産。

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Beckenham Place Park の野の花

2020-06-02 17:55:12 | ロンドン周辺

今年の5月は雨の降らない晴天続きで干ばつの心配、屋内ではまだ寒いくらいの気温だが、太陽直下では5分も日向ぼっこをしていると、暑さでくらくらしてくる。

昨年10月、B・P パークの野草の花畑にわが家の庭でとれたケシの種をまきに行った。1月末帰国以来忙しくておまけにロックダウンもあってパークへ見に行く暇がなかった。

それで土曜日は無料の新聞が発行されないから、散歩もかねてパークへ写真を取りに行った。いったいどれくらい私のケシが咲いただろうか?

 

 

 

 

 

 

 

地面はからからに乾いて、確か1年草の矢車草や白と黄色の野菊系の花たちがあたり一面に咲き誇っている。昨年の花から種が落ちてこんなに成長したらしい。それなのに私がまいたケシは一本の芽も出なかったのだ。期待していったので、ただボーゼン。

仕方がないから一回りして写真を撮りまくってきた。それで気が付いたのが、こんなにたくさんの花が咲いているのに、ミツバチや、蝶々がいない。

娘が今年はミツバチが少ないから前庭の草刈りをするなと言って、今では前庭は野原のように雑草の花盛り。

公園の帰りには各家の庭のお花など写真を撮ってきた。イングリッシュガーデンというくらいどこの庭でもきれいにしている。

 

 

 

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