10月12日にまた例の日本書架のあるセント・ジョン・ウッド図書館へ行った。
今まで3回も行ってそのたび10冊以上も借りると、早く読み終わって返さなきゃと焦って一日1冊づつ読んで、2週間で返却、そのたびにまた借りてくるから、家事もほかのことができない。
それでこの日は返却だけと決めて行った。図書館の表玄関に単行本や文庫本を売っている。文庫本は1冊50ペンス、買ってしまえば返しに行かなくてもいいからとこの日は文庫本を6冊買ってきた。
その中の1冊がフランス人作家ピエーレ・ルメートルの その女アレックス この本殺人と警察官の物語で今までにない面白さ。英国推理作家協会賞受賞作という。
それで本は英語でしか読まない日本人の友達に知らせたところ、すぐ返事がきて、此の本は3部作の第二部なのだそう。それで彼女は第一部の イレーネ (IRENE) をオーディオブックを借りて読みだしたという。
それで翌日ブロムリーの図書館へ行ってオーディオブックを借りるべく図書カードをアップグレードしてもらい聞き出した。ところが聞いているだけではとっても難しくて根を詰めて聞いているといつの間にか寝てしまう。目が覚めると途中が切れているからストーリーが判らない。
翌日もしかして第一部のイレーネと第3部のカミーユの日本語の本があるかもしれないと、セント・ジョン・ウッド図書館へいってみた。日本人の誰もこれらの本を持ってきた人がいなかったらしく、がっかりして帰宅。
それで翌日ブロムリーの図書館へ行って英語の本があるかを聞きに行った。残念ながらないと言われ、帰って来るなりインターネットで2冊をオーダーした。
この間英国人の書いたミステリーの本を2冊も読んだが、アレックスがあまりに良かったせいで、全然感激しなかった。
インターネットで注文して2日目にはイレーネが届いた。その日の夕方から本を見ながらオーディオブックを聞く。
こうすると英語でもよくわかって、本だけ読むよりずっと早い。
とうとう翌日夜までに1冊読み終えてしまった。
とっても残酷な殺人鬼の話なので、怖がりのもう一人の友達には貸してあげられない。第3部のカミーユはまだ来ていないが,来たらまたオーディオブックと併せ持って読もうと心待ちにしている。
主人公のカミーユというのが刑事部長で身長148センチ、彼の母親が画家で妊娠中もたばこを吸い続けていたため、一人息子のカミーユは頭は切れるが背丈は頭打ちという漫画みたいな設定。
怖いのが大丈夫な方にはぜひ読んでみてほしい3冊です。