英国の一般家庭のクリスマス・デコレーションは商業ベースでなく、庭のある人は庭木に電飾を飾り立て、窓や屋根にまであらゆるところを色とりどりに光輝かせている。
これらのデコレーションは11月初めごろから準備を始め、12月初めにはほとんど準備完了。クリスマスツリーは各自のリビングルームに飾られるが、庭木を利用して華々しく飾り立てるところもある。
クリスマスカードは12月初めから送付され、リビングルームの壁や暖炉の上などに飾られる。これらすべてのデコレーションは1月7日まで毎晩ピカピカやっているが、7日以降は完全に取り払われる。
これらの写真はクリスマスの2日前、インターネットで見つけた、クリスマスデコレーションを頼りに雨の中を見物に行ったもの。昨年1か所の袋小路の通りが全部の家を華々しく飾り立て、見物に来る人達にチャリティに上げる寄付を募った。昨年はもっと素晴らしかったということだが、このチャリティ募金を心無い人に盗まれてしまって、今年はインターネットで募金を募っているそうだ。
英国には1974年まではお正月を祝う風習がなかった。スコットランドは昔から新年を祝い、1月1日の12時きっかりに人々は腕を組んで Auld Lang Syne(蛍の光)を歌って新年を迎える。この蛍の光はスコットランド人のロバート・バーンによって作詞され、過行く年や毎年夏の2か月にわたるクラッシックコンサートのプロムスの最終日にも歌われる。
私が英国へ来た1972年にはまだ新年は祝日でなく1973年の1月1日は一般の人たちは出勤していた。お正月を祝わないこの土地で寂しい思いをしたことが思い出される。
私がまだ退職前だった1990年代、毎年31日の夜には日本人の友達を沢山呼んで新年パーティをやった。テレビでビックベンの12時の鐘の音と同時に皆でシャンペンでお祝いし、かるたやトランプで遊び興じたものだった。
1月1日が週日だと2日からは出勤するので、この週末の様に1月1日が金曜日で初めで3が日が休みになる。
今年2020年の1月1日はポルトガルのタビラでお正月を迎えた。娘夫婦がクリスマス前からポルトガルへやってきて、大きなお屋敷を借りていたので、タビラで知り合った日本人男性とオランダ人夫妻を招待してお正月のパーティーをやった。天ぷらとお寿司で楽しんだのに早いもので1年経って、元気だったポールもいない。
クリスマスイブからボクシングディと呼ばれる26日まで娘宅で過ごして上げ膳据え膳、露天風呂にも入ってクリスマスの朝には日本やスエーデンの友達に風呂の中からフェースタイムで驚かせた。
年末31日から3日まで娘宅でのんびりする。おせち料理は出ないが、ベジタリアンの娘の精進料理を食べることななるだろう。
この1年たくさんの方たちに私のつたないブログを見ていただき、応援してくださった方たちも、ありがとうございました。今年はコロナとポールの死で最悪の2020年でした。
新年こそコロナ難にもめげず、良い年になりますよう。皆様の健康とご多幸を祈っています。
Hope You have a very Happy New Year !!!