レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

子連れ狼 死に風に向う乳母車

2023年11月09日 19時17分54秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「子連れ狼 死に風に向う乳母車」
1972年 日本 89分
■監督:
 三隅研次
■出演:
 若山富三郎
 富川晶宏
 浜木綿子
 山形勲
 加藤剛

●あらすじ
参勤交代の間だけ大名に雇われる“渡り徒士”と呼ばれる流れ者の浪人たちが、
街道筋の林の中で母娘相手に狼藉を働く中、
ただひとり折り目正しい元武士の孫村官兵衛は、それに我慢がならず、仲間たちを斬り捨てる。
幼子の大五郎を乳母車に乗せて流浪の旅を続ける途中、その現場を偶然目撃した拝一刀は、
官兵衛から立ち合い勝負を望まれるが、それを断わる。
しかし後日、運命の巡り合わせで一刀は官兵衛と再び対決の時を迎える。
(WOWOWオンラインより)

★感想など
久しぶりに観たパート3。
全体的に前2作よりも落ち着いた内容になった印象を受けたが、振り返るとそんな事はなかったかも。
まず出てくる女性はほぼおっぱいをさらけ出されて、手籠めにされたりされそうになったりするし
殺陣も気付いたら拝一刀対50人くらいの武士。しかも鉄砲持ちの相手に対して、拝一刀の秘策は
大五郎が乗る乳母車に大量の鉄砲を仕込んで、マシンガンのように大量に弾を発射すると言う
時代劇の様式美を無視した、デタラメな内容ばかり!
いやあ、安心しましたよ(笑)
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バーフバリ 王の凱旋

2023年10月30日 20時27分56秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「バーフバリ 王の凱旋」
英題:BAHUBALI 2: THE CONCLUSION
2017年 インド 141分
■監督:
 S・S・ラージャマウリ
■出演:
 プラバース
 ラーナー・ダッグバーティ
 タマンナー
 アヌシュカ・シェッティ
 ナーサル
 サティヤラージ
 ラムヤ・クリシュナ

●あらすじ
「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命をVFXを駆使した迫力の映像で描き、
本国インドのみならず世界的大ヒットとなった歴史アドベンチャー大作「バーフバリ」2部作の後編。
主人公シヴドゥが知る父バーフバリと母デーヴァセーナを巡る悲劇の物語と、
裏切りの暴君バラーラデーヴァに戦いを挑むシヴドゥの復讐の旅路を壮大なスケールで描き出す。
主演のプラバースがシヴドゥと若きバーフバリの2役を熱演。
なお本作<インターナショナル版>(141分)の日本での大ヒット受け、
2018年6月には本国インドで公開された167分の<オリジナル完全版>も劇場公開が実現。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
一気に続けて観てしまった理由が、パート1である「バーフバリ 伝説誕生」の終わり方。
あんな終わり方されたら、絶対にすぐ続き観ちゃうだろうよ!
これは観れば分かります。
後半は父親であるアマレンドラ・バーフバリの話がほぼメイン。
二部作通して映画全体で、息子のマヘンドラ・バーフバリは最初と最後に登場するようなイメージ。
中盤は父親の話なんだけど、親子両方とも同じ役者が演じているので、最初は戸惑う。
それにしてもこの主役の人も、「ムトゥ 踊るマハラジャ」の主演のスーパースター、ラジニカーントに良く似てる。
インドではこういった顔が人気なのかな?
まあ本作の方も好き放題な映像で暴れてくれて、心底楽しませてくれます。
この二作今までの映画で言うと、「魁!男塾」+「300<スリーハンドレッド>」+「HERO 英雄」+あれやこれや
みたいな面白い映画のゴッタ煮感の最高峰かも。
でも超絶に面白い!
インド映画と言えばの歌って踊るシーンも、「ムトゥ 踊るマハラジャ」より全然少なかったのも凄く良いポイントだった。
とにかくこのインド映画はオススメ。
主役となるヒーローにやたらと暗いところとか、苦しみとか与えたがってつまらなくしているハリウッド映画や邦画にはない
ヒーローはヒーローだと言う痛快で爽快で豪快な超娯楽ムービー!
映画は娯楽だ!
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バーフバリ 伝説誕生

2023年10月30日 20時27分23秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「バーフバリ 伝説誕生」
英題:BAAHUBALI: THE BEGINNING
2015年 インド 138分
■監督:
 S・S・ラージャマウリ
■出演:
 プラバース
 ラーナー・ダッグバーティ
 タマンナー
 アヌシュカ・シェッティ
 ナーサル
 サティヤラージ

●あらすじ
「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命を
VFXを駆使した迫力の映像で描く歴史アドベンチャー大作。
本作は2部作の前編。
本国インドでは歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった。
赤ん坊を抱えた高貴な女性が大勢の兵士に追い詰められ、大滝に身を投げるも、自らの命と引き換えに赤ん坊を救う。
村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ、たくましく成長する。
シヴドゥは滝の上の世界に興味を持ち、ある日ついに滝の頂上に立ち、その先の世界へと一歩を踏み出す。
彼はそこで美しき女戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちる。
彼女が邪悪な暴君バラーラデーヴァの支配から王国を取り戻そうと戦っていることを知り、
自らも正義の戦いに身を投じていくシヴドゥだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
めっちゃ面白かった!
本作を知るキッカケって何だったかなあ?
確か「RRR」と言う作品が流行ってたんだっけ?
で、その監督の作品として知ったくらいかなあ?
まあとにかく久しぶりのインド映画。
インド映画と言えば「ムトゥ 踊るマハラジャ」は観て面白いと思ったけど、それ以来あまり観てないなあってくらい。
当時「ムトゥ 踊るマハラジャ」が面白かったから他のインド映画もいくつか観てみたけど、
他のはあまり面白いとは思えなかったんだよね。
インド映画って基本的に上映時間がみな長い。短くても2時間半いかなくいらいなイメージ。
流行ってると言う「RRR」は3時間近くあるし、本作も2時間半くらいの作品で二部作あるから
観るのは中々躊躇してたんだけど、ちょっと観始めてみたら、これが面白くて面白くてあっという間に二本続けて観てしまった。
ではどこがそんなに面白かったのかと言うと、まず話自体が分かりやすいのが非常に良い。
各登場人物たちの性格も基本ブレる事がないので、話に集中しやすい。
あと、全体のテンポが凄く良い。だから全くダレる事がない。
そして大袈裟なCGで描くアクション映像がもう最高。
やってる事がほぼ「魁!男塾」なんだよ!
リアリティなんぞほぼ無視して、ほとんどファンタジーとしか言いようがないような映像を次々と展開。
これがまさに娯楽作と言う感じで、最高に楽しいぞ!
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真田幸村の謀略

2023年02月21日 09時13分46秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「真田幸村の謀略」
1979年 日本 148分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 松方弘樹
 萬屋錦之介
 寺田農
 あおい輝彦
 火野正平
 秋野暢子
 真田広之
 森田健作
 岡本富士太
 ガッツ石松
 高峰三枝子
 野口貴史
 成田三樹夫
 金子信雄
 梅宮辰夫
 丹波哲郎
 片岡千恵蔵

●あらすじ
真田幸村は関ケ原の戦いで破れたあと、高野山麓に身を潜めていた。
彼は十人の勇士を集め、家康の首を取ろうと計画するのだが……。
『柳生一族の陰謀』の流れをくむ東映大型アクション時代劇だが、冒頭の大隕石シーンをはじめSFXが多用されている。
内容的にも、真田十勇士を超能力者として扱うなど破天荒な色合いが強い。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「柳生一族の陰謀」に続く、東映トンデモ時代劇超大作シリーズ。
今回は冒頭から真っ赤な隕石が登場するなど、東宝の特撮かと思うような出だしだった。
そう、本作は何を思ったか時代劇に特撮をふんだんに使用しているのだ。
これには軽くビックリしたけど、当時の東映ならそういうのもアリだなとか思ってたら
本作を制作する上で参考にされた「真田風雲録」と言う1963年の映画も、隕石が落ちてくる出だしだったらしい!
とまあそんな事を置いておいても、やっぱり当時の東映のパワーは凄いね。
トンデモながら大変面白い脚本に、豪華な俳優陣。
そして何故かやたらと登場する女性の裸と。
これだけで長尺を感じさせずに、一気に最後まで観てしまうね。
東映大型時代劇シリーズとあって予算も掛かっているのだろう。
大阪冬の陣の出城・真田丸のセット、及び合戦シーンの迫力たるや凄いものがある。
この迫力は現在では中々表現出来ないところもあり、見ごたえ十分である。
ラストのオチも「柳生一族の陰謀」に匹敵するくらいのオチで、本作も観る価値多いにアリである!
なお本作は「柳生一族の陰謀」から始まる東映大型時代劇シリーズの第三弾だったらしい。
本作と「柳生一族の陰謀」の間には、あの忠臣蔵を題材とした「赤穂城断絶」と言う作品もあるらしい!
これまた深作欣二監督作で、吉良上野介役が金子信雄ときちゃあ観るしかないでしょ!
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「服部半蔵 影の軍団」第2話 闇に潜む牝豹

2022年12月02日 19時08分06秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「服部半蔵 影の軍団」第2話 闇に潜む牝豹
1980年 日本 54分
■監督:
 黒田義之
■出演:
 千葉真一
 火野正平
 西郷輝彦
 三林京子
 樹木希林
 倉田保昭

●あらすじ
四代将軍家綱の治世、かつては徳川家に仕えた伊賀の忍者衆であったが、
二代目服部半蔵の代に服部家は改易・取り潰しとなり、甲賀衆が幕府の隠密として活躍していた。
伊賀忍者たちは在野に散り、服部家再興を願いながら己の身分を隠し生き永らえていた。
伊賀忍者衆の頭領・三代目服部半蔵は湯屋の主人として市井に紛れながら、
江戸に散らばる伊賀者を組織した“影の軍団”と共に、伊賀衆を根絶やしにせんとする甲賀衆を迎え撃ち、
時に幕府の権力争いや陰謀に巻き込まれながら決して歴史の表には出ない、闇の戦いを繰り広げてゆく――。
1980年にテレビ放送がスタートした本作は、市井にまぎれ苦境に耐える忍たちの暗躍の物語で圧倒的人気を博した。
当時人気絶頂のアクションスター千葉真一が率いていたJACによる激しい殺陣やかつてないアクションシーン、
西郷輝彦、火野正平、樹木希林、山村聰、成田三樹夫といった豪華な共演陣、
さらに京都撮影所の時代劇撮影に長けたスタッフ・監督らによる見応えのある重厚感溢れるドラマは
今なお熱狂的人気を誇る。
(東映ビデオより)

★感想など
本作は倉田さんが自著である「香港アクションスター交友録」の中で触れていた時から、前から観たいと思っていたんだよね。
「香港アクションスター交友録」は倉田さんが自分と香港の俳優との思い出を一人一人語った素晴らしい本で
語っている相手も香港功夫映画のスターはほぼ網羅しているくらいなのだが、その中で千葉真一について時に
出てきた作品が本作なのだ。
まず二人は東映映画「直撃! 地獄拳」で共演するも闘うシーンはなし。
この時スチール写真を撮る時も二人はツッパリあってうまく撮れなかったらしい。
倉田さんによると最初から東映に呼ばれた時から二人を絡ませようとしなかったらしく、
その後も志穂美悦子主演の映画で共演するが、なんと二人がおなじ画面に映る事は無い共演作となっていたりした!
そんな事が続いたあと、ついに二人が対決する時が来た!
それが本作の第2話「闇に潜む牝豹」であった。
二人は幼馴染ながらも最後は一対一で闘うと言う設定で、倉田さんによると最後の闘いは保津川の河原で行われ
まるでボクシングの試合のようにお互いの弟子たちが取り囲み、
それを他の俳優たちがまるで観客のように注視しながらの撮影だったらしい。
2006年の「マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔龍虎伝」の時よりも圧倒的に若い二人の闘いは迫力満点!
これだけで観る価値は多いにあるのだが、それ以外にも本作は魅力満載だ!
まず共演陣に成田三樹夫、金子信雄。ナレーターが小池朝雄と、正に「仁義なき戦い」!
OP曲はスペクトラムと言って、あのスタン・ハンセンの入場曲である「SUNRISE」を演奏していたバンド!
「SUNRISE」は私も長年携帯の着メロにしています。
それ以外にも服部半蔵が昼の顔の時のキャラクターは湯屋の主人なので、毎回沢山のおっぱいが出てくるというサービス精神も満載!
やっぱこの頃の時代劇ってたまに観ると、抜群に面白いよね!
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