レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

忍者武芸帖 百地三太夫

2024年01月10日 19時47分35秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「忍者武芸帖 百地三太夫」
1980年 日本 117分
■監督:
 鈴木則文
■出演:
 真田広之
 千葉真一
 蜷川有紀
 夏木勲
 佐藤允
 志穂美悦子
 丹波哲郎
 火野正平
 小池朝雄

●あらすじ
鈴木則文監督が手掛けたアクション時代劇。
伊賀の忍者・百地三太夫の一族が将監に滅ぼされて10余年後。
中国で修業を積んだ三太夫の遺児・鷹丸は残党と再会し、豊臣への復讐と一族の復興を誓う。
主演は本作が本格的デビュー作となる真田広之。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
真田広之の主演デビュー作との事だからか、全編真田広之のアピール映画な感じ。
とにかく出ずっぱりな印象で、真田が走る! 真田が動く! 真田が笑う! 真田が歌う!
で2時間終わる感じ。
だがそんな彼を千葉真一率いるJACが全面バックアップって感じで、アクション面が相当ヤバイ事になっている!
真田広之のアクションは、完全に当時の香港映画を超えていて、レベルで言えば1985年前後のジャッキーレベル。
高さ25メートルのお城のセットからジャンプするシーンなんて、「プロジェクトA」の時計塔のシーンを彷彿とさせるし
細かな一つ一つのアクションも、完全に香港映画より上。
そこに先輩である志穂美悦子が「女必殺拳」ばりに中国女性に扮し、ピンクのダブルヌンチャクで大暴れもしてくれる。
御大千葉真一の悪役も格好良いし(途中真田広之のキンタマ鷲掴み拷問とかするけど)
丹波哲郎の師匠役も最高に格好良かったり、
「トラック野郎」シリーズの春川ますみが淀君の役で出てきたりなど、もうとにかく最高だ!
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魔界転生

2023年12月21日 06時43分52秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「魔界転生」
1981年 日本 122分
■監督:
 深作欣二
■出演:
 千葉真一
 沢田研二
 佳那晃子
 緒形拳
 室田日出男
 真田広之
 松橋登
 成田三樹夫
 岩尾正隆
 内田朝雄
 野口貴史
 丹波哲郎
 若山富三郎

●あらすじ
山田風太郎の忍法帳ものから「忍法魔界転生」を映画化。
寛永の時代のある夜、島原の乱で殉死したはずの天草四郎が再び命を取り戻す。
彼は自分と同じように不本意な死に追いやられた人々を集め、時の将軍家綱に復讐を開始するが、
彼ら魔界衆の前に柳生十兵衛が敢然と立ちふさがった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この映画は昔から傑作として有名だよね。
確か沢田研二の妖艶な演技と、男同士のキスが有名なんだっけ?
でもそんなの全体から見たら些末な事で、このおどろおどろしい雰囲気や
アクションも演技も、全て本気なのが圧巻過ぎて、最高に楽しい超娯楽作である。
この辺は流石、深作欣二と言ったところで、本当に彼の監督作にはハズレが無いなあ。
ラストシーンもマジでヤバく、物凄い炎の中央で殺陣を披露する千葉真一と若山富三郎の格好良い事。
物凄い炎の中に登場するシーンも最高に格好良く、登場するのは千葉真一のみならず沢田研二もだが
特撮ではなく本物の炎の中での撮影なので、これが本当に格好良い。必見である。
また脚本の方も山田風太郎の原作らしく、荒唐無稽な展開も多いが、それがあまり嘘くさく感じないのが素晴らしい。
この辺は深作組による映画化パワーと言ったところだが、一つ気になったのは真田広之の役どころ。
何でも真田広之の役は原作にはなく、映画化するに当たって追加されたキャラクターらしいが
そのせいかこのキャラクターだけ、映画の世界観から浮いているように感じた。
なんか一人だけしっくりこないなあと言う感想だったのだが、原作にはいないキャラとの事で、それも納得と言った感じだった。
ただそこまで変だとかと言う訳ではなく、何か違和感を感じるとかその程度なので、そこまで気にする程でもないかも知れないが。
まあ他にもすぐにおっぱいが出てくる無駄なエロさがある辺りも含めて、
本当に当時の邦画は大人を楽しませるための娯楽映画なんだなと思った。
とにかく必見の面白さです!
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子連れ狼 死に風に向う乳母車

2023年11月09日 19時17分54秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「子連れ狼 死に風に向う乳母車」
1972年 日本 89分
■監督:
 三隅研次
■出演:
 若山富三郎
 富川晶宏
 浜木綿子
 山形勲
 加藤剛

●あらすじ
参勤交代の間だけ大名に雇われる“渡り徒士”と呼ばれる流れ者の浪人たちが、
街道筋の林の中で母娘相手に狼藉を働く中、
ただひとり折り目正しい元武士の孫村官兵衛は、それに我慢がならず、仲間たちを斬り捨てる。
幼子の大五郎を乳母車に乗せて流浪の旅を続ける途中、その現場を偶然目撃した拝一刀は、
官兵衛から立ち合い勝負を望まれるが、それを断わる。
しかし後日、運命の巡り合わせで一刀は官兵衛と再び対決の時を迎える。
(WOWOWオンラインより)

★感想など
久しぶりに観たパート3。
全体的に前2作よりも落ち着いた内容になった印象を受けたが、振り返るとそんな事はなかったかも。
まず出てくる女性はほぼおっぱいをさらけ出されて、手籠めにされたりされそうになったりするし
殺陣も気付いたら拝一刀対50人くらいの武士。しかも鉄砲持ちの相手に対して、拝一刀の秘策は
大五郎が乗る乳母車に大量の鉄砲を仕込んで、マシンガンのように大量に弾を発射すると言う
時代劇の様式美を無視した、デタラメな内容ばかり!
いやあ、安心しましたよ(笑)
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バーフバリ 王の凱旋

2023年10月30日 20時27分56秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「バーフバリ 王の凱旋」
英題:BAHUBALI 2: THE CONCLUSION
2017年 インド 141分
■監督:
 S・S・ラージャマウリ
■出演:
 プラバース
 ラーナー・ダッグバーティ
 タマンナー
 アヌシュカ・シェッティ
 ナーサル
 サティヤラージ
 ラムヤ・クリシュナ

●あらすじ
「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命をVFXを駆使した迫力の映像で描き、
本国インドのみならず世界的大ヒットとなった歴史アドベンチャー大作「バーフバリ」2部作の後編。
主人公シヴドゥが知る父バーフバリと母デーヴァセーナを巡る悲劇の物語と、
裏切りの暴君バラーラデーヴァに戦いを挑むシヴドゥの復讐の旅路を壮大なスケールで描き出す。
主演のプラバースがシヴドゥと若きバーフバリの2役を熱演。
なお本作<インターナショナル版>(141分)の日本での大ヒット受け、
2018年6月には本国インドで公開された167分の<オリジナル完全版>も劇場公開が実現。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
一気に続けて観てしまった理由が、パート1である「バーフバリ 伝説誕生」の終わり方。
あんな終わり方されたら、絶対にすぐ続き観ちゃうだろうよ!
これは観れば分かります。
後半は父親であるアマレンドラ・バーフバリの話がほぼメイン。
二部作通して映画全体で、息子のマヘンドラ・バーフバリは最初と最後に登場するようなイメージ。
中盤は父親の話なんだけど、親子両方とも同じ役者が演じているので、最初は戸惑う。
それにしてもこの主役の人も、「ムトゥ 踊るマハラジャ」の主演のスーパースター、ラジニカーントに良く似てる。
インドではこういった顔が人気なのかな?
まあ本作の方も好き放題な映像で暴れてくれて、心底楽しませてくれます。
この二作今までの映画で言うと、「魁!男塾」+「300<スリーハンドレッド>」+「HERO 英雄」+あれやこれや
みたいな面白い映画のゴッタ煮感の最高峰かも。
でも超絶に面白い!
インド映画と言えばの歌って踊るシーンも、「ムトゥ 踊るマハラジャ」より全然少なかったのも凄く良いポイントだった。
とにかくこのインド映画はオススメ。
主役となるヒーローにやたらと暗いところとか、苦しみとか与えたがってつまらなくしているハリウッド映画や邦画にはない
ヒーローはヒーローだと言う痛快で爽快で豪快な超娯楽ムービー!
映画は娯楽だ!
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バーフバリ 伝説誕生

2023年10月30日 20時27分23秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「バーフバリ 伝説誕生」
英題:BAAHUBALI: THE BEGINNING
2015年 インド 138分
■監督:
 S・S・ラージャマウリ
■出演:
 プラバース
 ラーナー・ダッグバーティ
 タマンナー
 アヌシュカ・シェッティ
 ナーサル
 サティヤラージ

●あらすじ
「マッキー」のS・S・ラージャマウリ監督が伝説の戦士バーフバリの数奇な運命を
VFXを駆使した迫力の映像で描く歴史アドベンチャー大作。
本作は2部作の前編。
本国インドでは歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった。
赤ん坊を抱えた高貴な女性が大勢の兵士に追い詰められ、大滝に身を投げるも、自らの命と引き換えに赤ん坊を救う。
村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ、たくましく成長する。
シヴドゥは滝の上の世界に興味を持ち、ある日ついに滝の頂上に立ち、その先の世界へと一歩を踏み出す。
彼はそこで美しき女戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちる。
彼女が邪悪な暴君バラーラデーヴァの支配から王国を取り戻そうと戦っていることを知り、
自らも正義の戦いに身を投じていくシヴドゥだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
めっちゃ面白かった!
本作を知るキッカケって何だったかなあ?
確か「RRR」と言う作品が流行ってたんだっけ?
で、その監督の作品として知ったくらいかなあ?
まあとにかく久しぶりのインド映画。
インド映画と言えば「ムトゥ 踊るマハラジャ」は観て面白いと思ったけど、それ以来あまり観てないなあってくらい。
当時「ムトゥ 踊るマハラジャ」が面白かったから他のインド映画もいくつか観てみたけど、
他のはあまり面白いとは思えなかったんだよね。
インド映画って基本的に上映時間がみな長い。短くても2時間半いかなくいらいなイメージ。
流行ってると言う「RRR」は3時間近くあるし、本作も2時間半くらいの作品で二部作あるから
観るのは中々躊躇してたんだけど、ちょっと観始めてみたら、これが面白くて面白くてあっという間に二本続けて観てしまった。
ではどこがそんなに面白かったのかと言うと、まず話自体が分かりやすいのが非常に良い。
各登場人物たちの性格も基本ブレる事がないので、話に集中しやすい。
あと、全体のテンポが凄く良い。だから全くダレる事がない。
そして大袈裟なCGで描くアクション映像がもう最高。
やってる事がほぼ「魁!男塾」なんだよ!
リアリティなんぞほぼ無視して、ほとんどファンタジーとしか言いようがないような映像を次々と展開。
これがまさに娯楽作と言う感じで、最高に楽しいぞ!
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