レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

タイガー・オン・ザ・ビート2

2024年09月30日 14時05分05秒 | アクション

「タイガー・オン・ザ・ビート2」
原題:老寅出更2/TIGER ON THE BEAT II
1990年 香港 94分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 李修賢(ダニー・リー)
 李元霸(コナン・リー)
 陳雅倫(エレン・チャン)
 張耀揚(ロイ・チョン)
 劉家輝(リュー・チャーフィー)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 高飛(フィリップ・コー)

●あらすじ
ダニー・リー、コナン・リー競演で贈る、ベテラン刑事とその甥の若手刑事が
悪の組織に挑む傑作アクションのシリーズ第2作。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
前作と話は繋がっていないんだろうな。
周潤發(チョウ・ユンファ)は出てないし、李元霸(コナン・リー)は続けて出演しているが
前作とは役柄が違うもんな。
で今回ユンファの代わりに主演を張るのが李修賢(ダニー・リー)。
しかしこのキャラクターが大変いけすかないやつで、常に誰彼構わずイバり散らしているし
刑事の悪いところも全開なので、どちらかと言うと悪徳刑事に見える。
そこに完全脳みそまで筋肉でちょっとアホなコナン・リーと
良いやつだか悪いやつだかさっぱり分からない娼婦の陳雅倫(エレン・チャン)が絡んでくる。
この前半部分は結構カッタルイんだが、ダニー・リーが仲間の女刑事と仲直りして性格がまともになった辺りから
展開が激しくなる。
当時の香港映画のスタントはどれもヤバイが、正直劉家良(ラウ・カーリョン)の考えるスタントは、マジでヤバイ。
スタントマンの命を一番安く使っていると思えるような、危険なスタントの数々を連発してくる。
それは主演女優のエレン・チャンにも容赦なく浴びせ、狭い螺旋階段から落ちる、ガラスを突き破って床に叩きつける
さらにはビルの4階辺りから下に落とすなど、女優にやらせるような事ではないスタントを沢山やらせる。
若干こちらが引くくらいだが、これも劉家良の狂気だと思って楽しもう。
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悪漢探偵V ~最後のミッション~

2024年06月05日 18時49分24秒 | アクション

「悪漢探偵V ~最後のミッション~」
原題:新最佳拍档/ACES GO PLACES V: THE TERRACOTTA HIT
1989年 香港 98分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 許冠傑(サミュエル・ホイ)
 麥嘉(カール・マッカ)
 張國榮(レスリー・チャン)
 利智(ニナ・リー)
 李元霸(コナン・リー)
 李修賢(ダニー・リー)
 莊泉利(ビリー・チョン)

●あらすじ
国宝である始皇帝の剣が何者かに盗まれた。
すでに引退していたキングコング(サミュエル・ホイ)はその犯人に仕立て上げられてしまうが、
真犯人は”新・黄金コンビ”の姉弟だった…。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
「悪漢探偵」シリーズのパート5で、張國榮(レスリー・チャン)と共演している。
さらに監督が「タイガー・オン・ザ・ビート」に続き、劉家良(ラウ・カーリョン)なのも珍しい。
そのせいか、クライマックスは倉庫の中で功夫対決と言う、このシリーズらしくない展開に。
しかも「タイガー・オン・ザ・ビート」と共通しているのが、李元霸(コナン・リー)が功夫担当で
利智(ニナ・リー)が女優なのにヒドイ目にあるところも共通している。
しかし倉庫での乱闘と言うと、「五福星」とかでサモハンが良くやっていたイメージが強く
なんだかその頃の映画の亜流ぽく見えてしまうのが残念だなあ。
それ以外にも脚本とか展開が従来のシリーズと比べてハネてないと言うか勢いが無くて、
これ本当に「悪漢探偵」シリーズかと思ってしまうような出来栄えだった。
でもこれでも、1989年の年間興行収入で7位と言うんだから、驚きだ。
引退していたキングコングの事務所の壁に、映画「キングコング2」のポスターが貼ってあったりとか
偽名として周潤發(チョウ・ユンファ)と語ってた辺りがうけたのかな?
でもまあこれで「悪漢探偵」シリーズは全て制覇。
ただサモハンの福星シリーズと合体した「十福星」はまだ観てないんだよなあ。
当時は新五福星の五人って全く知らない人ばかりだったんだけど、今見ると全員知っているから
近いうちに観てみようかな。
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タイガー・オン・ザ・ビート

2024年06月02日 15時42分37秒 | アクション

「タイガー・オン・ザ・ビート」
原題:老寅出更/TIGER ON THE BEAT
1988年 香港 93分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 李元霸(コナン・リー)
 利智(ニナ・リー)
 黃霑(ジェームズ・ウォン)
 狄龍(ティ・ロン)
 劉家輝(リュー・チャーフィー)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 高飛(フィリップ・コー)
 成奎安(シン・フィオン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 姜大衛(デビッド・チャン)

●あらすじ
女たらしの刑事フランシスは、ある日マジメでマッチョな刑事マイケルとコンビを組まされ、
麻薬組織の捜査を命じられる。
2人は麻薬取引現場を押さえることに成功するが、逃亡した一味によって重要参考人が殺され、
フランシスの妹も誘拐されてしまう。
警察も動くに動けない状況下で、2人は組織へ決戦を挑む・・・。
(huluより)

★感想など
新藝城(シネマシティ)作品ながら、監督が劉家良(ラウ・カーリョン)な珍しい組合せ。
そのせいか姜大衛(デビッド・チャン)や劉家輝(リュー・チャーフィー)など
シネマシティには縁が無い役者たちが大挙出演しているのが、さらに珍しさを加速させている。
しかも作風すらシネマシティにしては珍しくなってしまっているのは、きっと大誤算だったろうな。
と言うのは、シネマシティは創立当初から功夫映画は作らないと言うコンセプトの基に映画製作をしている。
当時の香港映画界で功夫映画を作らないと言うのは大いなる賭けだったと思うが
シネマシティは見事そのコンセプトを貫いて傑作を量産し、香港映画界全体の流れを変えるほどの存在になった。
そんなシネマシティ作品として、要所要所で功夫バトルを繰り広げる本作は困っただろうな。
でもこの映画が年間興行収入で第5位となる大ヒットをしたんだから、わからんもんだ。
内容の方は周潤發(チョウ・ユンファ)と李元霸(コナン・リー)のバディ物なんだが、
全体的にユンファが浮いていると言うか、本作の世界観になじんでいない風になっている。
何故かと言うと、アクション部分が全体的にジャッキーの「ポリス・ストーリー/香港国際警察」っぽいのだ。
でそのアクション部分を担当しているのがコナン・リーで、ユンファは全く絡んでこない。
さらに強盗に襲われておしっこ漏らしたり、ナンパばっかりしているチャライところとか
ユンファが格好良く描かれてないんだよね。
なのでチョウ・ユンファが主演のシネマシティ作品だと思って観ると、割と期待を裏切られる。
反面これが仮にゴールデン・ハーベスト作品とでも思えば、楽しく鑑賞する事ができる。
まあほとんどの人はどっちでもいいだろうが、香港映画界黄金時代の一作として
普通にオススメできる作品である。
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ブルース・リー IN グリーン・ホーネット2 電光石火

2024年05月31日 21時20分44秒 | アクション

「ブルース・リー IN グリーン・ホーネット2 電光石火」
原題:GREEN HORNET
1966年 アメリカ 93分
■監督:
 ウィリアム・ボーダイン
■出演:
 ヴァン・ウィリアムズ
 李小龍(ブルース・リー)
 ウェンディ・ワグナー

●あらすじ
黒いマスクと必殺カンフーを武器に、グリーン・ホーネットの助手・カトーが強敵と戦うアクション。
TVシリーズのエピソードを再編集した劇場版。
ハイテク科学兵器やブルース・リーの拳法の基本が垣間見える貴重な作品。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
まあ感想の方は、以前観た「1」の時とほぼ変わらないんだが。
ただブルース・リーが前作より、蹴りを多用していた印象があるかな。
収録されているエピソードも結構面白そうな感じなのだが、雑な編集によりイマイチな感じになっている。
いつかきちんとした形で全話観る事が出来れば良いのだが。
あと、同時期に放送していた「バットマン」にグリーン・ホーネットがゲスト出演した回があるらしい。
勿論ブルース・リーも出演しているので、いつかそのエピソードも観てみたいなあ。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

2024年05月28日 19時18分19秒 | アクション

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
原題:NO TIME TO DIE
2020年 イギリス/アメリカ 163分
■監督:
 キャリー・ジョージ・フクナガ
■出演:
 ダニエル・クレイグ
 ラミ・マレック
 レア・セドゥ
 ラシャーナ・リンチ
 ベン・ウィショー
 ナオミ・ハリス
 ジェフリー・ライト
 レイフ・ファインズ

●あらすじ
誘拐された科学者を救出する任務は、想像をはるかに超えた危険なものとなり、
ボンド(ダニエル・クレイグ)は凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うことになる。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
結局観てしまった最終作。
これが予想以上の駄作だった!
最早ここまでくると、過去の007シリーズに寄せようと言う気ゼロ。
そして脚本が最悪の極み。
退屈にして冗長な内容。ボンドとマドレーヌの愛を描きたいのかも知らんが
まず冒頭で別れる必要ないよね。
いきなり敵に襲われるのなんて007なら日常の事だと思うのに、
それをいきなりマドレーヌのせいにして一方的に捨てる冒頭。
これは全然ジェームズ・ボンドらしくない。
そしてそのことを、うじうじと5年間も引っ張る辺りも最悪の展開。
この辺の流れが、同じく糞脚本だった「アベンジャーズ/エンドゲーム」と似てて嫌だ。
そして最大の駄目ポイントである、ジェームズ・ボンドのキャラクター像。
ただ一般的と言うか、良く思い描くジェームズ・ボンド像である
プレイボーイで格闘術も知識も抜群で、常にユーモアを忘れず、強敵相手にも余裕綽々の態度でかわす
何か常に余裕がある格好良いボンドって、初代のショーン・コネリーと3代目のロジャー・ムーア。
そしてその二人を掛けて若さを追加した最強の5代目ピアース・ブロスナンによるイメージ。
まあ私はこの系譜のジェームズ・ボンドが好きなんですが。
それに比べて6代目となるダニエル・クレイグは、歴代のボンドでも不人気と言われている
2代目ジョージ・レーゼンビーと4代目ティモシー・ダルトンをベースにしている気がする。
プレイボーイではなくやたらに愛を強調する辺りは、ジョージ・レーゼンビーから。
そして常に陰気な顔をして、とにかくアクションだけやってりゃいいんだろ的な感じはティモシー・ダルトンから。
とは言え、巷ではこのダニエル・クレイグ版007が最高と言っている人も多いみたいで。
歴代と比べているのなら、一体どの辺が最高なのか是非聞いてみたいものだ。
さて次の7代目となるジェームズ・ボンドはまだ決まっていないから
自作が出来るのは2030年頃か?
噂によるとスタッフ陣も5代目の頃のような、明るくて軽いボンドを作りたいと思っているらしいから
是非次の奇数版ボンドでは、歴代の奇数ボンドを引き継いだ作風にして欲しいですね。
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