「タイガー・オン・ザ・ビート2」
原題:老寅出更2/TIGER ON THE BEAT II
1990年 香港 94分
■監督:
劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
李修賢(ダニー・リー)
李元霸(コナン・リー)
陳雅倫(エレン・チャン)
張耀揚(ロイ・チョン)
劉家輝(リュー・チャーフィー)
徐少強(チョイ・シウキョン)
高飛(フィリップ・コー)
●あらすじ
ダニー・リー、コナン・リー競演で贈る、ベテラン刑事とその甥の若手刑事が
悪の組織に挑む傑作アクションのシリーズ第2作。
(KunGFuTuBEより)
★感想など
前作と話は繋がっていないんだろうな。
周潤發(チョウ・ユンファ)は出てないし、李元霸(コナン・リー)は続けて出演しているが
前作とは役柄が違うもんな。
で今回ユンファの代わりに主演を張るのが李修賢(ダニー・リー)。
しかしこのキャラクターが大変いけすかないやつで、常に誰彼構わずイバり散らしているし
刑事の悪いところも全開なので、どちらかと言うと悪徳刑事に見える。
そこに完全脳みそまで筋肉でちょっとアホなコナン・リーと
良いやつだか悪いやつだかさっぱり分からない娼婦の陳雅倫(エレン・チャン)が絡んでくる。
この前半部分は結構カッタルイんだが、ダニー・リーが仲間の女刑事と仲直りして性格がまともになった辺りから
展開が激しくなる。
当時の香港映画のスタントはどれもヤバイが、正直劉家良(ラウ・カーリョン)の考えるスタントは、マジでヤバイ。
スタントマンの命を一番安く使っていると思えるような、危険なスタントの数々を連発してくる。
それは主演女優のエレン・チャンにも容赦なく浴びせ、狭い螺旋階段から落ちる、ガラスを突き破って床に叩きつける
さらにはビルの4階辺りから下に落とすなど、女優にやらせるような事ではないスタントを沢山やらせる。
若干こちらが引くくらいだが、これも劉家良の狂気だと思って楽しもう。