「カンフー・キングダム EPISODE1:王国の存亡」
原題:KUNG FU KILLER
2008年 米 89分
■監督:
フィリップ・スピンク
■出演:
デヴィッド・キャラダイン
ダリル・ハンナ
鄭佩佩(チェン・ペイペイ)
●あらすじ
世界征服を目論み、麻薬帝国を築いた将軍。
武術家の郷、武当は正義を求めて立ちはだかる。
大虐殺の中、唯一生き残った武聖クレイン。少林の存亡を賭けた闘いが始まる。
数百年もの間、選ばれし者たちが過酷な鍛錬を積む武当の寺。
1929年、アヘン戦争の真っ只中の中国では山間の村々に芥子を栽培させては麻薬を上海に運び、巨万の富を築くカーン将軍がいた。
彼に歯向かう者は全て抹殺されてきたが、人徳に厚い武当の僧侶たちは人々を救うべく立ち上がる。
しかし総長が殺害され、師範であるホワイト・クレインも瀕死の重傷を負う。
村人に救われた彼は恩師の教えに反する復讐の炎を胸に上海へと向かう。
そこで行方不明の科学者の弟を探すクラブの人気歌手ジェーンとクラブのオーナーのビンゴに出会った彼は、禁じられた復讐の戦を始めようとしていた。
★感想など
ビデオ屋でパッケージを見た瞬間にシビレタ。
「ドラゴン・キングダム」のパクリじゃん!(タイトルもね)
しかも主演は、あのデヴィッド・キャラダイン!
これは観るしかと思い、今回観てみたが
つまんねー!
開始早々に師匠のチェン・ペイペイを殺されたデヴィッド・キャラダインが、
禁じられた復讐を挑むストーリーながら、開始30分程であっさり仇討ちに成功。
その後、真の大ボスと接近するや否や、何故か片腕の地位を得て何もせず。
そのまま自分を助けてくれた恩のある村を攻め込む瞬間に立会い、村人たちが抵抗するのを見て
なんだか自分も流されて大ボスと戦い、殺しちゃいました。めでたし、めでたしみたいな話。
なんじゃそりゃ! お前には主義主張が無いのか!
そんな感じのお話で、キャラダインには共感どころか、むしろイライラする始末だし
功夫シーンもハリウッド製の割には悪くないが、もちろん本場香港には全く敵わないレベル。
と言う訳で、トータル非常にかったるく眠くなりました。
89分でも長く感じた本作。
観終わった感想として、
こんなのにまだ続きがあんのかよ、と思いました!
パッケージに騙されてはいけない典型ですな。
そしてこの項、驚愕のパート二に続く。