「ランボー 最後の戦場」
原題:RAMBO
2008年 米 90分
■監督:
シルヴェスター・スタローン
■出演:
シルヴェスター・スタローン
ジュリー・ベンツ
ポール・シュルツ
●あらすじ
元グリーンベレーでベトナム戦争の英雄だったジョン・ランボーは、帰還兵に冷たい祖国アメリカを離れ、
今ではタイ北部のジャングル地帯でひっそりと暮らしていた。
一方、隣国ミャンマーでは内戦が続き、軍事政権によってキリスト教徒の多いカレン族が容赦ない迫害を受けていた。
そんなある日、カレン族に医療品を届けるため、アメリカからキリスト教支援団がやって来る。
地雷の埋まる陸路を避けようとボートでの道案内を依頼されたランボーは、支援団の一員サラの真摯な姿に心を動かされ、
海賊の襲撃をかわしながら何とか彼らを目的地に送り届ける。
しかし数日後、支援団が軍に拉致され、今度はその救出に雇われた5人の傭兵を現場へ送ることに。
それでもまだ静観の構えをみせるランボーだが…。
★感想など
一体何から書いたものか。
まずストーリーは、あってないようなものである。
描かれているのは、ひたすら暴力と殺戮と人体破壊描写のみという凄まじさ。
次々と四肢が吹っ飛ぶ様を見せる描写は、ホラーも真っ青である。
ストーリー面でも納得いかなかったのが、人道主義をランボーに押し付けるマイケル。
頭で考えた理想のみで人に説教し、嫌なキャラ全開であった彼に対し、現実を知り尽くしたランボーとの対比。
捕虜となり現実を知った後の彼に対し、ランボーから一言言って欲しかった。
もしくは二人の会話で、戦場のシーンを締めて欲しかった。
そこが全く無かったのが残念。
脚本が異常にシンプル過ぎる為、過去のランボー・シリーズとは一線を画してしまっているが
まあ、これはこれでアリでしょう。
製作が決まっているランボー5では、一体どういった方向に進むのか、そこも非常に興味がありますな。