「沈黙の要塞」
原題:ON DEADLY GROUND
1994年 米 102分
■監督:
スティーヴン・セガール
■出演:
スティーヴン・セガール
マイケル・ケイン
ジョアン・チェン
●あらすじ
巨大石油会社の消火技師フォレスト(セガール)は、会社とイヌイット族との、採掘を巡る争いに巻き込まれ重傷を負う。
イヌイットの女性マースー(チェン)に助けられた彼は、巨大石油採掘プラットホームを舞台に、
地球環境お構いなしの冷徹な社長(ケイン)に戦いを挑んでいく。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
セガール初の監督作にして、唯一となってしまった作品。
ちなみにヴァンダムも一本しか監督していない。
この辺、何かあるのか?
セガールの監督作として見てみると、可もなく不可もなくと言った感じ。
ただ内容はかなりひづみが生じている。
本作のテーマとして、環境問題があるのかも知れないが
まず主役のセガールがとにかく
爆発させまくりで環境に良くないし!
イヌイットとの絡みも変な感じに終始し、途中の精神世界みたいな映像はカルト宗教っぽく
ヒロインの娘も別に最後までいなくて良い役だしな。
セガール自体が全然善人ではなく、素性も不明なんだが
自分の命を狙われたから復讐に燃えているだけというのもポイントが高い。
ようは悪役同士が戦っているだけ、とも言える。
ちなみに本作は最近のセガール作品とは違い、金は掛かってるねえ。
まあセガール全盛の頃だしな。
最近のケーブルTV物だって、そこら辺の邦画よりかは金が掛かってるんだろうが
それにしても桁が違うだろうし。
とにかく、やっぱりセガール物なら昔の映画会社が作っていたやつを観ろって事で。