「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地発狂」
原題:黄飛鴻之男兒當報國/FIST FROM SHAOLIN
1993年 香港 94分
■監督:
劉國偉(マーティン・ラウ)
■出演:
王羣(ウォン・クアン)
郭秀雲(シャロン・クォク)
計春華(チー・チェンホア)
●あらすじ
黄飛鴻が都で「寶芝林」を開設し、中国人を奴隷として売り飛ばす悪漢と戦う話。
ほとんど本家の「天地黎明」のパクリであるとも言える。
★感想など
まさに本家ワン・チャイのパクリ映画。
元々あちらで黄飛鴻がどういう風に伝えられているのか知らないが
黄飛鴻が傘を使って戦うシーンに、十三姨のカメラ使用っぷり等は、もろに本家のパクリにしか見えん。
林世榮が登場したり、「寶芝林」を開設などは、別に本家とは関係なく史実だから良いだろうが。
本家の劣化コピーのような内容だが、作りとしては悪くない作品である。
黄飛鴻の役者も師父としては悪くない貫禄を持っている。
だが功夫シーンが少ないのが難点だ。
ちなみに功夫シーンはほとんど弟子が担当している。
彼のアクションも悪くない。
ほとんど知らないキャストの中、悪役で登場している計春華は別。
彼は「少林寺」などの悪役として有名な人。
見事なまでの悪役顔は一度見たら忘れられないインパクトを誇るが
本作では以外と弱いのが残念だ。
ちなみにこの作品、ジェット・リーが特別出演と書かれているが
冒頭に「少林寺」の映像が勝手に使われているだけで、特に出演とかはしていない。
だまされなきよう。
なんで「少林寺」を勝手に使ってるかのは不明。
まさか計春華が出てるからとかじゃないよね?