レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

美女と液体人間

2010年12月20日 23時37分50秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「美女と液体人間」
1958年 日本 87分
■監督:
 本多猪四郎
■出演:
 佐原健二
 白川由美
 平田昭彦
 土屋嘉男

●あらすじ
一人の男が消失するという事件が発生した。
捜査を担当した富永刑事は、友人の科学者・政田から、
大量の放射能を浴びることで人間が液体化するということを聞かされる。
やがて一連の犯行は、原爆実験の巻き添えで液化した人間、液体人間の仕業であることが判明する。
大都会を徘徊する異形の殺人者に対し、捜査陣は政田の協力を得、ついに下水道へと追いつめるが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
特撮が雰囲気に溶け込んでいて、世界観は悪くない作品。
時代性もあるが、大人な雰囲気のテイストは探偵小説風味とでも言おうか。
基本的に大人向けに作られているので、刑事たちが液体人間なんてまるで信じていない描写に
リアリティが感じられる。
と言っても、脚本は突っ込み所満載で、特に液体人間の描き方がかなり微妙。
正体も不明、目的も不明。ただ存在してなんかしている。みたいな感じ。
ラストの掃討作戦も、いつの間にか場所限定で進む都合の良さもある。
とは言え、中々楽しめる一品である事は間違いない。
昭和のミステリー・ファンなら、結構オススメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする