「アラモ(2004)」
原題:THE ALAMO
2004年 米 137分
■監督:
ジョン・リー・ハンコック
■出演:
デニス・クエイド
ビリー・ボブ・ソーントン
ジェイソン・パトリック
ジョルディ・モリャ
パトリック・ウィルソン
●あらすじ
1835年12月、テキサス、サン・アントニオ。
独裁者サンタアナの圧政に苦しむ民衆がメキシコからの独立を目指し立ち上がる。
彼らはアラモ砦を占領し、メキシコ軍を町から追い出すことに成功する。
しかし、テキサス州議会との対立からテキサス軍司令長官の任を解かれてしまったヒューストン将軍。
そこで彼は、サン・アントニオに赴く義勇兵ジム・ボウイにアラモ砦に立てこもらないようにとの忠告を託す。
一方、アラモ砦の若き指揮官トラヴィス中佐は兵士たちの信頼を得られず苦悩する。
そんな中、メキシコの大軍勢は予想以上の早さで迫っていた…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ジョン・ウェイン版のリメイクだが、ストーリーは前後のエピソードを挟むボリューム増強版。
なのに上映時間が短くなっていると言う、ほとんどダイジェスト版と言っても言い様な内容。
主役達に華がないのも困ったが、それ以上に史実に忠実にしたという内容の方が問題。
映画としてさっぱり面白くなくなっている。
ナイフ使いのボウイなんて、ほとんど戦わず仕舞で寝たきりで死ぬなんてツマラな過ぎだろうよ!
この辺史実より映画なんだから楽しくしようと改変しているジョン・ウェイン版の方が遥かに上。
本作ではトラヴィスが砦の人間に認められるシーンは大変良かったのだが、他が総じて駄目。
そう言えばトラヴィスはラストの戦いに、ちらっとも登場してなかったな。
歴史を知りたければこっちかも知れないが、映画としてはジョン・ウェイン版の方が圧倒的に良いでしょう。