「少林寺への道」
原題:少林寺十八銅人/THE 18 BRONZE MEN
1981年 香港/台湾 95分
■監督:
郭南宏(ジョセフ・クオ)
■出演:
黄家達(カーター・ワン)
田鵬(ティエン・ポン)
上官靈鳳(シャンカン・リンフォン)
●あらすじ
幼き頃、両親を殺害され少林寺に預けられた二人の少年が、その中で修行を積み成長。
遂には仇敵に復讐を果す。という少林寺ものの定番とも言えるストーリーで、
この作品の売りは、何と言っても修行の最終試練として与えられた“銅人”との格闘場面に集約されている。
ジャッキー・チェン主演による「少林寺木人拳」と「少林寺」を足して二で割ってお湯をかけたような作品。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
子供の頃、テレビで何回か見た記憶がある作品。
しかしそのインパクトはいまだ忘れられず、改めて観直してみても
やっぱりそこの感想はかわらなかった。
今観ると、「少林寺三十六房」をベースに
ジャッキーの「少林寺木人拳」と「拳精」を混ぜた上に「酔拳」を振りかけ
大幅にバカ度を増したのが本作と言える気がする。
何せ少林寺の修行が、基本
殺る気マンマンなんだけど!
だが子供の頃も感じていたけど、本作のクライマックスって
少林寺を卒業するまでなんだよね。
ここまで1時間。
最初が主人公の子供時代から始まるが、この子供がまた可愛くて
成人した主人公に最後まで馴染めないのも、昔から変わらない(笑)
本作のウリとなっている、十八銅人との闘いも含め
そこまでの盛り上がりが凄いため、残り30分のテンションが下がるのは否めない。
とは言え、80年代初頭を盛り上げた功夫映画の一本に変わりなく
レレレ好きな人なら文句なく楽しめる一品ですぞ!
しかし黄飛鴻と全く関係ないのに、何であそこまで”将軍令”をメインテーマにしたんだろうか?
きっと何も考えず、只カッコイイ曲だなとか思って使っただけなんだろうな(笑)