「ターミネーター:ニュー・フェイト」
原題:TERMINATOR: DARK FATE
2019年 米 129分
■監督:
ティム・ミラー
■出演:
リンダ・ハミルトン
アーノルド・シュワルツェネッガー
マッケンジー・デイヴィス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ
●あらすじ
メキシコシティの自動車工場で働く女性ダニーは、
ある日突然、未来から来たターミネーター“REV-9”に襲われる。
ダニーを守ったのは、同じく未来から送り込まれた強化型兵士、グレース。
彼女の並外れた戦闘能力により、REV-9を撃退するが、
決して死なないその最新型ターミネーターは、再び彼女たちに襲い掛かる。
そんな中、必死に逃げ惑う2人を救ったのは、
人類の未来のためにターミネーターと戦い続ける戦士、サラ・コナーだった——。
(「ターミネーター:ニュー・フェイト」公式サイトより)
★感想など
う~ん、これはどう評価すれば良いのだろうか?
リンダ・ハミルトンのみならず、ジェームズ・キャメロンまで関わって「T2」の正統続編を謳っている。
その割にはどう見ても新しさが全くないんだよなあ。
脚本も演出もそこかしこに「T2」の焼き直しにしか見えない。
冒頭からカー・チェイスのシーンも、「T2」でT-1000がトラックに乗ってジョンのバイクを追っかけるシーンあったでしょ。
もろにあれを想起させていたし、違う道路を走るシーンなんてもろ。
逃げ切った後の展開とかも「T2」ぽいし、後は夜のシーンでヘリで追いかけるシーンとか
ラストなんて下から見上げるサラ・コナーのカットまでまんまで笑った。
音楽も権利関係で揉めていたブラッド・フィーデルの曲をアレンジして使っているのかな?
でもちょっと過ぎないかどれも?
肝心要も大元のストーリーだが、
結局「T2」と同じじゃね?!
やっぱこのシリーズは、1と2だけでいいね。
これ以上はどうやっても続編が作れない事が証明されただけだったね。
とは言っても冒頭の、あのジョン登場シーンはかなり燃えたよ!
どうだったかは観てのお楽しみ!
ところで私は「T2」を何十回も観ているからこそ気付いた本作について。
OPのサラがジャッジメント・デイについて語るシーン。
あれは「T2」でも使っていたシーンを使っている?
サラの台詞と言うか、言い方が「T2」と全く同じだったので、新録には思えない。
だがサラに答えるDr.シルバーマンの声が別人なんだけど、何で?
台詞は同じなのに。
あと、ラストでダニーが立ち寄る公園。
あの公園は「T2」でサラの夢の中に出てきた公園と同じに見えたけど、同じなのかな?