「アンジェラ・マオ テコンドーが炸裂する時」
原題:跆拳震九州/When the Tea kwon Do Strikes
1973年 香港 92分
■監督:
黄楓(ファン・フェン)
■出演:
芽瑛(アンジェラ・マオ・イン)
李俊九(ジューン・リー)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄家達(カーター・ワン)
風間健
黄仁植(ウォン・インシック)
林正英(ラム・チェンイン)
元彪(ユン・ピョウ)
●あらすじ
“レディ・クンフー”アンジェラ・マオを筆頭に、アジア各国から本格派の武打星を招聘し製作されたファン・フェン監督の秀作の1本だ。
韓国ロケを敢行している本作は、日本統治下時代の韓国を舞台に抗日運動に燃える韓国の英雄とそれに協力する中国人女性の闘いを描く。
主演のアンジェラは相変わらず迫力漲るクンフー・アクションを披露しており、
共演陣もお馴染みのカーター・ワン、サモ・ハンに加え、“アメリカのテコンドーの父”ジューン・リー、
日本から風間健、韓国からウォン・インシク、ガム・ケイチューなど豪華な顔触れが揃った。
武術指導はチュー・ユアンロン(サモ・ハン)とチェン・チュアンが担当。
また劇中では軍人役で監督のファン・フェンも顔を見せている。
日本統治下時代の韓国。
悪辣な日本人・横山(風間健)率いる横山道場の門弟に追われた韓国人青年キム・ジョンジク(カーター・ワン)が教会に逃げ込んだ。
教会の神父(アンドレ・モーガン)は横山の門弟に激しく問い詰められるが、そこを抗日運動の英雄イ・ジュンドン(ジューン・リー)に救われる。
だがその後、横山の門弟たちは強引に神父を連れ去り、ジュンドンはソウル生まれの中国人女性ホアン・リジェン(アンジェラ・マオ)に協力を求める。
だがホアンの母は横山の部下(サモ・ハン)に惨殺され、神父もまたイの目の前で殺されてしまう。
怒りに燃えたホアンは横山たちに捕らわれ中国に連行されたイを救出するため、
横山の満州の道場主(ウォン・インシク)が待ち受ける道場へと乗り込んでいく!
韓国武術の真髄テコンドーを引っさげて、悪の日本道場を打倒せ!本物の武術家たちとの共演で贈る必殺アクション巨編!!
(商品概要より)
★感想など
まあ一言で言えば、アンジェラ・マオ版「怒りの鉄拳」なんだが。
だが流石ブルース・リーの妹と言われているだけあって、強いし可愛いしで言うことナシ!
「女活殺拳」の姉妹編と言われているだけあって、監督・キャストに共通点が多い。
映画としての出来栄えは本作の方が上かな。
ただこちらの主演はアンジェラ・マオではなく、ほとんどジューン・リーだけど。
敵を倒していて、「トドメを譲ってくれ」とかほとんど聞いたことない。
それ以外にもビックリ描写があったのは、テコンドー師範のジューン・リーが敵に捕まって拷問されている時に
姿を消したアンジェラ・マオたちに賞金首をかけた日本人側。
それを見てジューン・リーの弟子が裏切って密告するのだが、敵側がジューン・リーの前に裏切った弟子を連れてきて対面させるのね。
その際のやり取りで、弟子の方が「貧乏なのが悪いんだ、俺は悪くない」って師匠に向かって言い放ったんだよね。
こんな弟子、見たことないんだけど!
功夫映画を山ほど観てきたけど、こんな弟子は見たことがない。
こういった台詞をぺらぺらと喋るのは、こいつらは朝鮮人だからですよ。ってことなのかね?
それ以外にもラスト横山道場に乗り込んださいに、道場の名札に
『天草四郎』と『室田日出男』と書かれていたのは見逃さなかったぜ!