「忍者武芸帖 百地三太夫」
1980年 日本 117分
■監督:
鈴木則文
■出演:
真田広之
千葉真一
蜷川有紀
夏木勲
佐藤允
志穂美悦子
丹波哲郎
火野正平
小池朝雄
●あらすじ
鈴木則文監督が手掛けたアクション時代劇。
伊賀の忍者・百地三太夫の一族が将監に滅ぼされて10余年後。
中国で修業を積んだ三太夫の遺児・鷹丸は残党と再会し、豊臣への復讐と一族の復興を誓う。
主演は本作が本格的デビュー作となる真田広之。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
真田広之の主演デビュー作との事だからか、全編真田広之のアピール映画な感じ。
とにかく出ずっぱりな印象で、真田が走る! 真田が動く! 真田が笑う! 真田が歌う!
で2時間終わる感じ。
だがそんな彼を千葉真一率いるJACが全面バックアップって感じで、アクション面が相当ヤバイ事になっている!
真田広之のアクションは、完全に当時の香港映画を超えていて、レベルで言えば1985年前後のジャッキーレベル。
高さ25メートルのお城のセットからジャンプするシーンなんて、「プロジェクトA」の時計塔のシーンを彷彿とさせるし
細かな一つ一つのアクションも、完全に香港映画より上。
そこに先輩である志穂美悦子が「女必殺拳」ばりに中国女性に扮し、ピンクのダブルヌンチャクで大暴れもしてくれる。
御大千葉真一の悪役も格好良いし(途中真田広之のキンタマ鷲掴み拷問とかするけど)
丹波哲郎の師匠役も最高に格好良かったり、
「トラック野郎」シリーズの春川ますみが淀君の役で出てきたりなど、もうとにかく最高だ!