レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

死刑確定 III

2024年01月25日 18時50分07秒 | アクション

「死刑確定 III」
2005年 日本 88分
■監督:
 宮坂武志
■出演:
 竹内力
 村井美樹
 本宮泰風
 小沢和義

●あらすじ
しがない交番勤務を続ける如月優二は、拉致監禁人身売買グループを追い詰めるため、
元同僚で親友のエリート刑事・武藤を訪ねるが、
武藤は拉致グループに娘を人質にとられ、人身売買の片棒をかつがされる。
正義か友情か?
優二と武藤はお互いに命を懸けて銃を向けあう──!
(東映ビデオより)

★感想など
と言った訳で、こちらも続き物だったので後編となるパート3を鑑賞。
2に比べるとストーリーが良く展開するので、3の方が面白かった。
だが段々と1の世界観が壊れていってきていて、竹内力のアクションは1の時はクールな感じで
どちらかと言うと「マニアック・コップ」みたいな感じだったのに、
本作では目をむき出して感情あらわに敵を射殺するシーンは、まるで張學友(ジャッキー・チュン)のようであった。
他にも警察マニアのやつも、今までは竹内力に無理やり突き合わさせられる気弱な感じだったのに
本作ではイケイケな性格になっちゃってた。
他には小沢和義がかなり渋い役どころで、演技面での主役は完全に小沢和義と言ったところ。
ラストのあのオチもベタ中のベタなのだが、このシリーズではむしろ正解と言った感じで格好良かった。
とまあ勢いで2,3と観てしまったが、どうやら4と5も前・後編となっているらしいので
その内まとめて観る事としよう。
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砂の器

2024年01月25日 18時49分26秒 | ドラマ

「砂の器」
1974年 日本 143分
■監督:
 野村芳太郎
■出演:
 丹波哲郎
 森田健作
 加藤剛
 島田陽子
 加藤嘉
 笠智衆
 佐分利信
 緒形拳
 渥美清

●あらすじ
松本清張の同名小説を、野村芳太郎監督、橋本忍・山田洋次脚本で映画化した社会派サスペンス。
迷官入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、
暗い過去を背負うがために殺人を犯してしまう天才音楽家の宿命を描く。
ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。
被害者の身許が分らず、捜査は難航した。
が、事件を担当した今西、吉村の両刑事の執念の捜査がやがて、
ひとりの著名な音楽家・和賀英良を浮かび上がらせる……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
と言う訳で「砂の器」を観てみました。
こちらは松竹と言う事で、沢山の色々な日本の風景及び、当時の国鉄列車も堪能でき、なんか松竹っぽいなと感じた。
そう言えば渥美清や笠智衆と言った「寅さん」でお馴染みの面々に出会えるのも、松竹だからだね。
しかし主演は丹波哲郎であり、ほぼ最初から最後まで丹波哲郎中心で話が進んでいく。
丹波自身もいつもとはキャラクターが違い、良いことがあると飲み屋で楽しく飲む明るいおじさん像なところなど、新鮮である。
しかしコンビを組む森田健作が、若さが暴走したキャラクターで、これがちょっとウザかった。
だが他は名優揃いなので、安心して観る事ができる。
脚本の方も事件を追いかけていく事に終始してブレていないので、じっくり事件を追う事ができる。
風景も昭和の日本を見る事ができるし、やっぱりこの頃の邦画の雰囲気は最高だなあと実感してしまった。
と言う訳でミステリーとしてはいささかご都合主義な部分もあるが、
骨太なドラマである事は間違いなく、本作のテーマに興味がある人は楽しめるかも。
ところで「飢餓海峡」とあわせて、邦画の名作か。と言う点においては、
両作とも力作である事は間違いないが、名作かと言われるとそこは難しい。
名作とはなんぞやの定義付けは、きっと人それぞれだと思うので。
そう言えば東北弁で鎌田を言おうとするとカメダに聞こえると言うネタが「踊る大捜査線」の映画にあったけど
それの元ネタが本作らしいね。
そういった「踊る」ファンの方にもオススメかも。
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