レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ザ・カラテ3 電光石火

2024年01月17日 18時48分58秒 | 功夫/空手/武侠片

「ザ・カラテ3 電光石火」
1975年 日本 86分
■監督:
 野田幸男
■出演:
 山下タダシ
 鈴木正文
 山城新伍
 堀越陽子
 早川絵美
 川谷拓三

●あらすじ
正武館館長・鈴木正文を、九州に建てられる武道館の館長に就任するため来日した中国大極古道の陳松林老師と、
その娘・愛玲が訪れる。
一方、「電光石火の男(スパークスマン)」と呼ばれる男・山下タダシは大極古道に魅せられ、
陳親子を追って九州へと向かう。
旅の途中に拳銃密輸犯人と出会ったタダシは、正義感から黒幕の暴力団・唐崎興業に乗り込み、
そこでブラック・ウルフと出会う…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
超短期間で作られたシリーズ第三弾。
前二作のようなデタラメなパワーがなくなり、当時の香港映画とか「女必殺拳」シリーズとかに似た感じになった。
これはこのシリーズからするとマイナス。
このシリーズは主演の山下タダシとか、演出のブッ飛び具合とかが他と一線を画していたのが良かったのに
当時のカラテ映画に似せてしまうと、逆にこのシリーズの良さが失われてしまったように感じるのだ。
パート3になるとパワーダウンするのは、千葉真一の「殺人拳」シリーズと同じだが
でも十分カラテ映画としては面白いから、興味がある人は是非。
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ダンプ渡り鳥

2024年01月17日 18時48分31秒 | ドラマ

「ダンプ渡り鳥」
1981年 日本 125分
■監督:
 関本郁夫
■出演:
 黒沢年男
 大西撤也
 ジョー山中
 原田美枝子
 宮下順子
 なべおさみ
 名和宏
 由利徹
 鳳啓助
 京唄子
 梅宮辰夫

●あらすじ
14tトレーラーを駆使する生粋のダンプ野郎・隆は、
仲間のウェスタンの事故死をきっかけに、遺骨を抱き一路北海道へ向け驀進した。
ウェスタンの妻・雪子は積丹で小料理屋を営んでいたが地元の船主から、補償金をきびしく取り立てられていた。
夫ウェスタンが轢き殺したのはこの船主の息子だったのだ。
雪子の力になろうと、北海道に残って仕事を姶めた隆。
いつしか二人の間に静かな共感が芽ばえ始める。
ある日、雪子の店に政が現われ隆に出ていくよう追った。
対峙する隆と政。
雪の海岸で凄まじい殴り合いをくりひろげる隆と政。
二人の肉弾が激突し、やがて双方が力尽きてうずくまった。
そして政はポツリと呟いたのであった…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
東映のヒットシリーズだった「トラック野郎」が終了し、代わりとなる新シリーズ狙いとして作られた作品。
そういった背景があるから、てっきり「トラック野郎」シリーズのようにダンプアクションがあるのかと思いきや
全然そんな事はなかった。そもそもダンプに乗っているシーンが全然無いし。
シリーズ後期の真面目路線に変更した「トラック野郎」よりもさらにシリアスな作風にし
メインテーマも男女の恋愛物になっているため、むくつけき男たちのアクション映画を期待していると完全にスカされる。
黒沢年男に梅宮辰夫と、どちらも「トラック野郎」シリーズにライバル役で出演していたのに
今回は全然違う内容になっておりガッカリ。
シリーズ化を目論んでいたらしいが、ヒットしなかったためこれ一作で終わったらしい。
そう言えば映画序盤に若き日のツービートが出てきて、若さ一杯に身体を動かしているシーンは、ちょっと見ものだけどね。
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