レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

勇気ある追跡

2013年03月27日 12時00分55秒 | 西部劇

「勇気ある追跡」
原題:TRUE GRIT
1969年 米 129分
■監督:
 ヘンリー・ハサウェイ
■出演:
 ジョン・ウェイン
 キム・ダービー
 グレン・キャンベル
 ロバート・デュヴァル
 デニス・ホッパー

●あらすじ
父親を殺された少女マティは、凄腕の名保安官コグバーンを雇って、犯人の追跡を始める……。
J・ウェインがアカデミー主演男優賞を受けたウェスタン。
同じ主人公による続編「オレゴン魂」も製作された。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を取ったと言っても、
それは演技面からではなく、時代の流れに負けてと言ったところか。
主役となるのは、どちらかと言うとジョン・ウェインではなくて少女マティの方。
しっかり者で勝気、それでいて悪党にも普通に話してしまう物怖じしないキャラクターは
最後までストーリーを引っ張る力がある。
アクション面も時代のせいか強化されており、クライマックスに至っては
ちょっとした冒険活劇的要素も描かれていて中々楽しい。
ラストの少女の願いをさらりとかわして去っていくシーンも、何だか爽やかで好感が持てる。
惜しむらくは、前半に危険なインディアンの居住区に入るといった緊迫感があったのだから
そこでインディアンの襲撃シーンとか欲しかったね。
まあこの時代ではそんなシーンは描けないだろうが。
西部劇後期なのもあって、全体的に映画として観やすいため
西部劇初心者にオススメと言える作品だろう。
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

2013年03月22日 22時11分35秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
原題:復仇/VENGEANCE
2009年 香港/仏 108分
■監督:
 杜琪峰(ジョニー・トー)
■出演:
 ジョニー・アリディ
 シルヴィー・テステュー
 黄秋生(アンソニー・ウォン)
 任達華(サイモン・ヤム)
 林雪(ラム・シュー)
 林家棟(ラム・カートン)

●あらすじ
腕利きの殺し屋だった過去を持つフランス料理店オーナーのコステロは、
最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。
単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人の殺し屋たちと手を組み、娘の敵を討つことを誓う。
しかし、かつて頭に銃弾を受けたことのある彼は徐々に記憶を失い始めていた……。
(Yahoo映画より)

★感想など
銃撃戦とか派手なんだけど、やっぱり面白くないなあ。
どうしても俺にはジョニー・トーはあわない!
外人のおっさんが主役なのは新鮮味があったけど、途中から「私の頭の中の消しゴム」状態になったのは
はっきり言って失笑もんだったしなあ。
キャスト陣も、こう毎回同じだとハッキリ言って飽き飽きする。
まあ好きは人ならどうぞ。
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ベスト・キッド3/最後の挑戦

2013年03月20日 20時58分14秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ベスト・キッド3/最後の挑戦」
原題:THE KARATE KID PART III
1989年 米 107分
■監督:
 ジョン・G・アヴィルドセン
■出演:
 ラルフ・マッチオ
 ノリユキ・パット・モリタ
 ロビン・ライヴリー
 トーマス・イアン・グリフィス
 マーティン・コーヴ

●あらすじ
人気シリーズの3作目。主人公ダニエルと彼の師であるミヤギは2人で盆栽の店を開こうとしている。
しかしそこに1作目で打ち破った“コブラ会”が、彼らをもう一度空手トーナメントに出場させるべく執拗に迫る。
あくまで戦いを拒み続ける二人だがやがて罠にはまり……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
本作の前に1と2の観たいシーンだけを観ていたら、物凄く本作が観たくなったので早速鑑賞。
と言っても遥か昔に観ているので、久しぶりにまた観てみたって感じ。
ちなみに1と2は何度も観ている程、大好きだったりする。
それと比較すると、このパート3は全く駄目過ぎる。
ダニエルさんがちょっと太って老けて見えるのはしょうがないにしても、こいつの性格どうにかしろよ。
勝手にミヤギが良いと思って暴走し、心の中に大事にしまっているものを勝手に踏み荒らすことしきり。
こういった描写は1からあったが、本作でも本当にひどすぎる。
でもそういった感情と言うか、他人の心に土足で入るといった意味合いは
脳みそまで筋肉でできているメリケンには到底理解できないしろものなのかも。
そう考えると、あえてそういった描写を挟んでメリケンの単純さを表現しているこのシリーズはやるかも。
脚本面から言っても、最初から恋愛には発展しないと言い切って登場する新ヒロインの存在も微妙。
彼氏居てもいいから、もうちょっと上手くやれや。
せめて二回目か三回目のデートくらいで彼氏が居ることを告白すれば、もっと盛り上がるのに。
最後にトーナメントで闘うバッドボーイもキャラが弱い。
と言うか、所詮操り人形でしかないことが最初から解ってしまっているので、最後にダニエルさんが勝っても
全然カタルシスが得られないんだよね。
ちなみにパート1のラスト、鶴の形からのキックが決まった瞬間に得られるカタルシスは
今まで観てきた映画の中でNo.1の評価ですよ!
本作から思うに、パート1はコブラ会のジョニーとダニエルさんの確執がきちんと描かれている。
コブラ会のデビッド・ハッセルホフ似の先生は、ダニエルの敵であるジョニーを形成した元凶と言ったところ。
だからラストに今までの全ての苦しみを、あの一撃で粉砕したからこそカタルシスが物凄いことになってるんだよ。
音楽面での盛り上がりも一因だが。
そう考えても、本作では直接の敵が先生側にまわってしまっているから、どこからもカタルシスが得られないのだ。
1や2のように、ラストの勝ち方は特訓で教わった技と言った部分は変わらないが、本作のは非常に解りづらい。
まあ2のでんでん太鼓の技も初めて見た時には爆笑したが。
とにかく本作は出がらしもいいとこの残念な作品。
でも1と2は傑作だぜ!
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スペル

2013年03月20日 20時57分46秒 | ホラー

「スペル」
原題:DRAG ME TO HELL
2009年 米 99分
■監督:
 サム・ライミ
■出演:
 アリソン・ローマン
 ジャスティン・ロング
 ローナ・レイヴァー
 ディリープ・ラオ
 デヴィッド・ペイマー
 アドリアナ・バラーザ

●あらすじ
「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督が久々に手掛けた痛快エンタテインメント・ホラー。
ローン返済に苦しむ老婆に心ならずも無慈悲な対応をしたばかりに、
恐るべき呪いをかけられこの世の地獄を味わわされるハメになるヒロインの姿を、
B級テイスト溢れる円熟の恐怖演出で描き出す。主演は「ビッグ・フィッシュ」のアリソン・ローマン。
銀行のローンデスクで働くクリスティン・ブラウンは昇進を意識するあまり、老婆の不動産ローン延長願いを断ってしまう。
逆恨みした老婆は、クリスティンに不気味な呪文(スペル)を浴びせる。
それは、悪夢が3日続き、最後には地獄に落ちるというあまりにも理不尽な呪いだった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
流石サム・ライミと言う感じ。
「死霊のはらわた2」で演出していた、いき過ぎたホラー演出は笑いを呼ぶと言う部分を
むしろ狙って演出している辺りに、ライミは変わってないんだなあと言うことを感じさせてくれて嬉しくなる。
この頃は「スパイダーマン」の監督のイメージが強かっただろうが、俺は何も変わってないぞと言うアピール作品なのかも。
他にも老婆のメイクが「死霊のはらわた」を彷彿とさせるのも、ファンには嬉しい限り。
それとヒロインのアリソン・ローマン。
結構可愛くてグッとくるねえ!
童顔なのも影響して、彼女の困った顔の可愛いこと。
アリソン・ローマンの演技だけで、最後まで楽しく鑑賞することができる。
これってホラー映画では結構重要なこと。
恐るべしオチも含めて、ホラー・ファンには是非観て欲しい作品だ。
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誇り高き男

2013年03月18日 23時47分36秒 | 西部劇

「誇り高き男」
原題:THE PROUD ONES
1956年 米 94分
■監督:
 ロバート・D・ウェッブ
■出演:
 ロバート・ライアン
 ヴァージニア・メイヨ
 ジェフリー・ハンター
 ロバート・ミドルトン
 ウォルター・ブレナン

●あらすじ
頭に負った傷のためにしばしば失明状態になる保安官と、彼を父の仇と信じ込んでいる若者が、
やがて協力しあって悪を一掃するウエスタン。名優R・ライアンの男の魅力がとくと堪能できる。
公開当時、L・ニューマンの主題曲も大ヒットした。撮影は名手L・バラード。
(ぴあ映画生活より)

★感想など
中年の保安官に、血気盛んな若者と老人の組み合わせ。
こう聞くと「リオ・ブラボー」を思い出すが、あちらより本作の方が先に作られている。
となると「リオ・ブラボー」が本作のプロットをぱくったかな?
上映時間が短く、アクションも豊富で若者のキャラも「リオ・ブラボー」より本作の方が好み。
主人公が失明するかもと言ったサスペンス要素も含んではいるが、もうちょっと強調しても良かったかも?
ヒロインがどう見ても若く見えなかったのは痛かったが、全体的には面白い作品だったよ。
しかし「リオ・ブラボー」は西部劇初心者と言うか、マカロニが面白くてしょうがない時に観たせいかイマイチな感想だったが
今観直したらどういった感想になるのかなあ?
まあまだそんなに時間が経っていないから、後数年したら再度観直してみるかな。
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