「ならず者たち」
原題:THE DESPERADOS
1969年 米 91分
■監督:
ヘンリー・レヴィン
■出演:
ヴィンセント・エドワーズ
ジャック・パランス
ジョージ・マハリス
ネヴィル・ブランド
●あらすじ
南北戦争時代、南軍民兵のガルト一家は西部を荒し回っていた。
ある時、長男デイヴィッドは弟と小競り合いを起こす。
一家のやり方に反感を覚えたデイヴィッドは家族の元を離れる。
時は流れ南北戦争は終結、今や一家はお尋ね者となっていたが、
一方のデイヴィッドは家庭を築いて地道な生活を営んでいた。
ある時、実家の家族の姿を見かけたデイヴィッドは、保安官に通報。
そのことによって逆に家族に居場所を知られてしまう…。
(ザ・シネマより)
★感想など
ハリウッド・ウエスタンなのに、内容がマカロニっぽいなと思っていたら
製作年度がマカロニのブーム後なのね。
マカロニと似たようなことをやっていても、流石ハリウッドと言えるのは
背景となる風景が瑞々しいこと。大自然って感じ。
ここはマカロニがどうやっても叶わない所。
主人公のデイヴィッドは深い事を何も考えていない只の馬鹿で
後先を全く考慮できない辺りには、全く共感出来ない。
一方悪のボスである父親は狂っている感じが中々良い。
衝撃的なラストも含め、アクション西部劇のファンなら観て損は無いと言えよう。