しっかしすずらん商店街のすずらんキャンディーズ(←“すずらんかしまし娘”では抗議の電話が地味に殺到しそうなので)、銭湯大女将でロザンヌレディの靖代さん(東てる美さん)、バーバー三浦の徳子さん(棟里佳さん)、乾物屋和枝さん(尾上紫さん)は、出てくるとたいてい3人セットだけどそれぞれの本業大丈夫なんでしょうかね(@『ゲゲゲの女房』)。
乾物屋さんは二、三度店頭も映ったし、東京オリンピックに先がけていち早くテレビを購入、野球中継のミスター長嶋に3人集まって歓声をあげたりもしていましたけどね。徳子さんなんかいつも白衣だし、理髪師の免許持ちでみずから刈ったり剃ったりしてそうなんだけど。お店、暇なのかな。
月河は小学生坊主の頃いつも男性の床屋さんで髪切ってもらいついでに『少年マガジン』『少年サンデー』読んでたので、お父さんお兄ちゃんに連れられ待ち時間の子供たちが『少年ランド』に夢中…なんて場面も劇中ないかなと思ってるんですけど。自宅では親がうるさくてあんまり漫画誌を買っては読めなかったけど、床屋さんとか歯医者さん、小児科などでは置いてあるだけ、待ってる間だけとことん読めましたからね。
思い返せば布美枝さん(松下奈緒さん)がはるばる嫁いで来た初日に、いきなり滞納徴収に押しかけてきた集金人さんたちも電気・ガス・水道と3人だったし、いよいよどうにもいけなくなった富田書房(うじきつよしさん)の債権者たちも紙屋・印刷屋・製本屋と3人だったような。“3”というのは絵ヅラにインパクトなり整合性・説得力を持たせるためのキー数字みたいですね。2人だと“コンビ”で“セット”みたいでこぢんまりしてしまうし、4人以上だと如何な大画面ハイヴィジョンサイズTVでもはみ出して“なんか得体のしれない群衆”にしか見えない。
一般の堅気市民にとって、一斉に来られて、もしくは会って「うわぁこんなに」と、心強いなり怖いなりなんらかの風圧を感じるボーダーラインとして、“3人”は決め手のようです。
今日14日(水)の放送で、「暑い部屋に閉じこもって仕事しとるお父ちゃんに何か精のつくメニューを」との布美枝リクエストに、「よっしゃ、調布の星の水木センセイに鰻重の特上おごるわ!」と言い出す女将さんがひとりもいないのも笑った。主婦同士、“奢りは正札より高くつく”がわかっているのでしょうね。
キャベツ大蒜たっぷり、挽き肉ちょんぼしの餃子も、逆に美味しいのよ。白菜もね。歯ごたえ大満足。火を通した野菜の柔らかい食物繊維は、座り作業の多い漫画家さん、文筆業の人にもぴったり。便秘、大腸癌予防。
ウチも作るかな。今夜。トリ挽き肉とか調達して。ニラも地元産の安いのがコンビニでも買えるし。
…そう目論んでる人が今日、全国に多そうだな。