雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

「タテ型利権社会」から「ヨコ型絆社会」へ

2009-08-20 05:14:55 | 政治
『タテ型利権社会』 から 『ヨコ型絆社会』へ

これは、先日どこかのテレビでの党首討論の最後に、
では一言色紙にと言われて、鳩山さんが色紙に書いた言葉である。

私は、この一言で、民主党へ投票することを決定的にしたと言ってもいい。

自分自身、ずっとこういう方向をめざして生きてきた。
もう20年も前の現役時代からそう思ってきたし、そのように行動してきた。

日本のタテ型社会、タテ型思想が利権体質、談合などを生む温床だと思ってきた。
一般に、『CS=顧客の満足』と言うけれど、その顧客のCは、
Consumer 消費者ではなくて
Customer 取引先が堂々とまかり通る護送船団方式なのである。

20年前、カワサキが、CS推進部を組織したときのCは、明確にCustomer 末端消費者で徹底したのである。



政治の世界も経済界も、口ではきれいに言うけれど、
最優先に仲間、業界の利益を末端消費者を犠牲にして守ってきたのである。

20年経って、横一線のインターネットの時代になって、SNSなどのシステムも出現したが、その使われ方は依然としてタテ型発想が多い。
使う側の人の発想が縦型で、新しいシステムに適合できていないのである。



『タテ型利権社会』を『ヨコ型絆社会』への理念は、
NPO法人 The Good Times の理念、
異種、異質、異地域の連携を目指し、みんな繋いで楽しくいい時を過ごそう』という理念に通じるのである。
日本の社会の『同種のタテ型連携』が自然に『汚職体質』に繋がっているのだと、思っている。

マスコミなどもいろいろ正義らしく言うが、
今、注目の民主党、それもそのリーダーが最後に一言で纏めてと言われて書いた字句、

『ヨコ型利権社会』から『タテ型絆社会』

をどこも取り上げていないのである。
検索で、この字句を検索しても『見当たりません』と表示されるのである。


大西宏さんが、『成長戦略』を取上げているが

日本人は、どうも理念に弱い。
マーケッテングは、『仮説の検証』なのだろうが、『仮説を立てられない人がほとんどである。』
逆に、問題点の改善などには極めて優秀である。
目の前に見えないものには弱いが、見えるものには俄然強いのである。

『戦略』など不得手の分野だから、大西さんの
『日本に成長戦略などあったのか?』と言う指摘も当たっているかも知れない。

『中央集権から、成熟した社会に適した地方主権に移行していけるのかが最大の焦点でしょうね。中央集権体制をとる限り、思い切った規制緩和や地方独自の成長戦略は描けません』とも述べられているが、

これは『タテ型利権社会』から『ヨコ型絆社会』への構造転換なのである。


鳩山さんには、もっと幾度も言って欲しいし、
マスコミも、見逃さずに、
せめて活字にして『その理念』を伝えて欲しいものである。

せめて、検索に引っかかるように。

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