雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

健康第一

2010-10-21 04:50:34 | 自分史
★子供のころは間違いなく『健康優良児』であった。
病気らしいことなど何にもなくて、元気に飛び回っていたり、
零下10度を下回る朝鮮京城の冬をずっと素足で小学校に通っていてそれが有名であった。
冬靴下をはいたのは、スケート靴をはくときだけだった。

中学、高校も至って元気だったのだ。
大学の時の夏の合宿の初日に風邪をひいたのだが、そのまま練習して、秋のリーグ戦に入った。
試合中にどうも普通でないのである。
生まれて初めて、自分で医者に診てもらいにいった。



★診断は『肺浸潤』だった。
まだその当時は一番の難病と言われていた『肺結核』の一歩手前である。
ちゃんと休んで療養でもすれば良かったのだが、『大丈夫だろう』とタガをくくってずっと野球を続けていたら、
ホントに肺結核になって、そのうち空洞ができてしまった。

肺に穴が開いたと言うのである。
日記を書き始めたのはそのころである。
ひょっとすれば、死ぬかも知れないと思っていた。

★会社の入社試験は、そのまま黙って受けたら、運よくそのまま通ったのである。
その時も、胸に空洞があったままであった。
流石に、入社後にはそれがバレてしまって、そのころやっていた草野球の会社の軟式野球は止めるように、診療所の先生に注意されていたのだが、
それも聞かずにユニホーム姿でいるところを見つかって、直ぐ検査をされて『菌が出ている』ので会社に置いておくわけにはいかないと強制的に三田の療養所に入れられてしまったのである。

入所して検査をしたら『菌など出ていない』のである。
そうでも言って療養させないとと、診療所の先生が思って下さったのだろうと思う。

当時は、空洞は手術をしないとダメだと言われていたのだが、
1年も経たないうちにウソのように空洞は消え失せて、11か月ほどで退院をしたのである。

この入院のお陰で、退院時には元の財産課の職場から、単車営業と言う、その後の天職のよな職場に移ったのである。



★ここまでの人生をみても、人間 『運』だと思う。
大学時代野球をずっと続けたのは、3年、4年と2年間キャプテンをやらされていて、休部できるような状況になかったのである。
卒業の昭和31年は不景気で1年卒業を延ばして5回生の時は、野球部の監督をしていたら、
昭和32年は一転神武景気の好景気になって川崎航空機に入社出来たのである。


★サラリーマン最後の2年間を頼まれて、北海道川重建機と言う、川重の子会社ではない優良会社の経営を札幌で担当していた時に、
突如 『クモマッカ出血』で倒れて入院したのである。

別に、血圧が高かったとか、血管に問題があったわけではなくて、アタマに血が上って、突如倒れたのである。
倒れた場所は、札幌の警察の本署で、怒って文句を言っているうちに『クモマッカ』になってしまったのである。

決して威張れた話ではないのだが、冬の札幌は駐車違反には厳しい。
除雪の邪魔になるからである。
安全運転本部長なども長く勤めていて、そんなことはよく知っていたので、除雪には絶対に邪魔にならないところに駐車させていた。
駐車違反は仕方がないが、なぜ車をレッカーで持ち去ったのか、と訳の分らぬことを言っているうちにおかしくなってしまったのである。

でも結果的には、倒れた場所が最高に良かった。
10分後には、脳外科の先生が30人もいる、最高の脳外科専門の大きな病院にいたのである。

難しいところの血管が切れていたので、『手術をせずに』という方針が『会議で』決められたようである。
集中治療室に10日、その後個室に15日ぐらいいて、結局何もせずに?1カ月足らずで退院したのである。



★このお陰で、少しは自分の健康に留意するようにはなった。
然し、人の人生など『運で決まる』と思っている。

ただ、自分は『無茶苦茶、運がいい』とホントにそう思っていて、
そう信じていると、『幸運』が向こうの方から勝手にやってきてくれる。

66歳まで会社にいて、それから3年間北海道川重建機に顧問として丁重に扱って頂いた。
そんなことで70歳近くまで、会社生活をしたような実感がある。

健康に留意してストレッチなど始めたのは、定年後のことである。
お陰さまで、三木市の体力測定では、昨年が44.7歳、
今年はさらに3年若返って、41歳の体力年齢である。

アタマの方も、70歳になって始めたパソコンのお陰で、何とかなっている。
これも、たまたま娘婿が、あまりもののパソコンを持ってきて勧めてくれたおかげである。

この健康状態が、いつまで続くのであろうか?
悪いところ?それはある。
目、特に動態視力が全然ダメで、ゴルフのボールがどこに飛んだのかが見えないのである。
それに歯、昨日は歯医者で奥歯を1本抜かれた。これはもう元には戻らない。

今日、健康問題を書こうと思ったきっかけは、歯なのである。
幾ら威張ってみても、一歩一歩ダメになりつつある昨今である。


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