★『バラを育てるのは難しい』 とよく言われる。
もうバラと付き合って10年に近くなるが、
正確に言うなら、『することさえしたら、バラなど難しくはないのである。』
ただ、ちゃんと剪定をする、消毒をする、水やりを上手にする、施肥を欠かさずやる、そんな一つ一つのことはそんなに難しくはないのだが、
なかなかちゃんとやれないのである。
今年はバラを育て出して、一番何もしなかった、サボったシーズンであった。
確り育っている旧い薔薇は、少々放っていても、ちゃんと秋バラの蕾も付けているのだが、この春苗を買ってきて新しく植え増したバラは何本も枯れてしまった。
夏前まではちゃんとしていたのに、夏の暑さと、水やりをいい加減にしたのがいけなかったのだと思う。
★何でも『年々立派になる、育て甲斐のあるもの』は好きなのである。
だから、園芸でも1年草にはあまり興味がない。
バラでなくても、植木でも育てたら年々立派になるから、やる気が出るのである。
『育てる』ということは、全てを育てようとするとみんなダメになってしまう。
育てるモノと捨ててしまうモノとを見分けて、育てるモノを特定しなければならない。それが剪定なのだと思っている。
草を抜くのは、草を育てる意思がないからだろう。
草抜きも剪定も嫌いではないのだが、今年サボってしまっているのは、
それ以上にオモシロイモノに出会っているからである。
1日は24時間しかないので、どちらかに行くと、どちらかが抜けてしまう。
ゴルフも、バラもその順位が少し後退してしまっているのである。
★いま、力の入っているオモシロイことは、 ネット関係のFacebookやツイッターそしてブログなど、
それを繋いでいるNPO The Good Times のシステムが機能しだして、いろんなモノが動きだしているから夢中になってしまうのである。
別に、それで金儲けになるわけではないのだが、
自分が仮説を立てた通りの動きをしたりすると、それは無性にオモシロイのである。
一言でいえば、マーケッテングの分野だが、構想を立てる、自分で絵を描くという意味ではバラもよく似ている。
★これは秋には花を付けない蔓バラだが、いまはまだ新芽の新しい枝は上手に育てると何メートルにも伸びる。
それを冬に横に寝かしたら、来年の5月にはその枝に一斉に花が付くのである。
どのあたりに、どのように花を咲かせるかは、まさに絵を描く心境なのである。
昨日は、ちょっと心を入れ替えて、1時間ばかり庭の手入れをした。
やればそれだけの成果は出てすっきりするし、植物は正直に応えてくれるのである。
気候もよくなるし、今から秋バラのシーズンである。
ちょっと気分転換して、毎日土いじりをすることにする。
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