★郊外の一ターミナル駅に過ぎなかった渋谷が、
現在のような都内有数の繁華街になり若者の街となるのは1975年(昭和50年)以降であったという。
昨今テレビなどに映し出される渋谷の街である。
★ 私は昭和48年(1973)当時は、
東京・名古屋・大阪地区のカワサキの二輪販売を担当していて、東京にもよく出張があった。
当時渋谷に親戚があって出張時にはよく泊めて貰ったので、
東京の繁華街の中でも当時の渋谷はよく知っていた街だった。
道玄坂にお店があったりはしたが、どちらかと言うと『静かな街』だったと言える。
日本の二輪業界もようやく中大型スポーツ車が中心になってきた時代で、東京市場は当然ながら国内市場でTOPを走っていた。
二輪販売のバイク屋さんは、都内の繁華街よりもその周辺の
城東・城南・城北・多摩の4地区に多く存在していて、
特に城東地区と多摩地区の城東カワサキ・北多摩モータースが中・大型車の日本の二輪業界のTOPを走っていたそんな時代だった。
二輪には当時の若者が好んで乗った時代で、
暴走族の最盛期でもあったが、街で酒を飲む風潮などはなかったように思う。
二輪販売店へ訪問する機会も多かったので東京は勿論、
今思うと日本国中を知っていると言えるようなところもある。
★ そんなことで都会の繁華街はむしろ無縁に近かったのだが、
渋谷だけはよく知っていて、忠犬ハチ公の像がある『静かな街・渋谷』の時代なのである。
それにしても世の中は変わるモノである。
渋谷が賑やかになってからは、行ったこともないのだが、
何故か『若者の街』と言われるようになり、
『路上飲酒』が問題になっていたのだが、それが今回禁止になったとか。
「東京・渋谷で路上飲酒によるゴミや騒音の問題が増加していることを受け、ハロウィーン期間や年越しイベントに限られている路上飲酒の禁止期間を通年とする渋谷区の改正条例案が17日、区議会本会議で全会一致で可決された。 施行は10月1日。 違反者への罰則はない 」と規定されている。
若い人たちの行動も昔とは変わってしまったように思う。
三木ではとても考えられないことである。
日本でも渋谷だけなのかな。