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7万台への挑戦も3年目を迎えようとしていた91年、一番グループが充実しきっていた時期だろう。
1月29日に当時のCP事業本部の部課長研修会で250人の部課長さんを前にこの2年間の国内のマーケッテング活動の発表をした。
故岩崎茂樹広報部長がそれを一冊の冊子にまとめてくれて手元に残っている。
英文にも翻訳されて全世界のディストリビューターに紹介されたりした。
当時業界でも注目されていた面白い活動であった。
この冊子は高橋本部長が川重の全役員に配ったりしたので結構話題になった。
全体のテーマは『7万台への挑戦、新しいカワサキのイメージ戦略』であった。
基本的な考え方を私が話し
KSSとKAZE活動を南常務
スポーツとレース活動を重本部長
広宣活動を小林課長
打ち合わせなど一切なし、ぶっつけ本番で望んだ。
2時間ちょっと、内容は技術や生産を担当している人たちばかりなので、新鮮であったと思う。
販売会社は営業でモノを売っているとばかり思っている人たちに、イメージ戦略や遊びやイベントの話が大部分でビックリした面もあったのだと思う。
4万台を5万台にするのなら兎も角、7万台と言うべらぼうな目標への挑戦であったから、
今までのカワサキのイメージをそっくり一変するようなことでないと達成できないと思っていた。
レースに弱く、宣伝のセンスがなくて、大衆的でない、常に挑戦しない、海外に強く、個性的なデザインで、玄人受けがする
最初の調査のイメージは、こんな大変なものでイメージ総量も小さかった。
海外は兎も角国内のイメージがないに等しいのである。
こんな博報堂の市場調査からスタートしている。
2年が経過しての調査では、まずイメージ総量が4倍ぐらいになった。
一般がカワサキを意識したということである。
特に宣伝のセンスもよく、常にチャレンジするという評価に変わった。
これが成果であった。この研修会の発表者を営業ではなしに、イメージ担当者ばかりにしたのもそこに全力投球していたのである。
台数もゼファーの好調とジェットスキーで大きく伸びたが、イメージは完全にいい方向に動き出したのである。
ゼファーが売れて、KAZEが一世を風靡し、レースもそこそこ勝って、面白いイメージ広告が並んだ90年代初頭、当時のカワサキのイメージ覚えておられる方も多いと思っている。
この時期、博報堂のマーケッテング部門と付き合った。
少々金は掛かったが、広告代理店も本社スタッフは本当に確りしている。
世の中の流れを読む目は正確であった。
新時代の予測事態 90年代のジレンマ
1.自分の快適、他人の迷惑
2.日本の快適、世界の迷惑
3.人間の快適、地球の迷惑
4.昔納得、今不満
5.造り手満足、使い手不満
90年は『社会性消費』 広がる生活 かかわる社会
こんな時代になるとの予測だった。
台数などもことは、あまり一生懸命にならずに、こんな対策を大真面目でやっていた。
二輪の営業はシステム販売である。いい商品をいい時期に流せば自然に売れる。
一番売りたいのは販売店自身であって、売れないときは何かの理由で売れないのである。
時代を読み、時代の要請にあった動きをすることが、一番大事だと思っている。
時代の流れにあった販売網構築が販社の社会的責任の一つだと思っている。
これを間違うと、販売網自体の力が失われるということだと思う。
2008年、今の時代の要請にあった販売政策であって欲しい。
7万台への挑戦も3年目を迎えようとしていた91年、一番グループが充実しきっていた時期だろう。
1月29日に当時のCP事業本部の部課長研修会で250人の部課長さんを前にこの2年間の国内のマーケッテング活動の発表をした。
故岩崎茂樹広報部長がそれを一冊の冊子にまとめてくれて手元に残っている。
英文にも翻訳されて全世界のディストリビューターに紹介されたりした。
当時業界でも注目されていた面白い活動であった。
この冊子は高橋本部長が川重の全役員に配ったりしたので結構話題になった。
全体のテーマは『7万台への挑戦、新しいカワサキのイメージ戦略』であった。
基本的な考え方を私が話し
KSSとKAZE活動を南常務
スポーツとレース活動を重本部長
広宣活動を小林課長
打ち合わせなど一切なし、ぶっつけ本番で望んだ。
2時間ちょっと、内容は技術や生産を担当している人たちばかりなので、新鮮であったと思う。
販売会社は営業でモノを売っているとばかり思っている人たちに、イメージ戦略や遊びやイベントの話が大部分でビックリした面もあったのだと思う。
4万台を5万台にするのなら兎も角、7万台と言うべらぼうな目標への挑戦であったから、
今までのカワサキのイメージをそっくり一変するようなことでないと達成できないと思っていた。
レースに弱く、宣伝のセンスがなくて、大衆的でない、常に挑戦しない、海外に強く、個性的なデザインで、玄人受けがする
最初の調査のイメージは、こんな大変なものでイメージ総量も小さかった。
海外は兎も角国内のイメージがないに等しいのである。
こんな博報堂の市場調査からスタートしている。
2年が経過しての調査では、まずイメージ総量が4倍ぐらいになった。
一般がカワサキを意識したということである。
特に宣伝のセンスもよく、常にチャレンジするという評価に変わった。
これが成果であった。この研修会の発表者を営業ではなしに、イメージ担当者ばかりにしたのもそこに全力投球していたのである。
台数もゼファーの好調とジェットスキーで大きく伸びたが、イメージは完全にいい方向に動き出したのである。
ゼファーが売れて、KAZEが一世を風靡し、レースもそこそこ勝って、面白いイメージ広告が並んだ90年代初頭、当時のカワサキのイメージ覚えておられる方も多いと思っている。
この時期、博報堂のマーケッテング部門と付き合った。
少々金は掛かったが、広告代理店も本社スタッフは本当に確りしている。
世の中の流れを読む目は正確であった。
新時代の予測事態 90年代のジレンマ
1.自分の快適、他人の迷惑
2.日本の快適、世界の迷惑
3.人間の快適、地球の迷惑
4.昔納得、今不満
5.造り手満足、使い手不満
90年は『社会性消費』 広がる生活 かかわる社会
こんな時代になるとの予測だった。
台数などもことは、あまり一生懸命にならずに、こんな対策を大真面目でやっていた。
二輪の営業はシステム販売である。いい商品をいい時期に流せば自然に売れる。
一番売りたいのは販売店自身であって、売れないときは何かの理由で売れないのである。
時代を読み、時代の要請にあった動きをすることが、一番大事だと思っている。
時代の流れにあった販売網構築が販社の社会的責任の一つだと思っている。
これを間違うと、販売網自体の力が失われるということだと思う。
2008年、今の時代の要請にあった販売政策であって欲しい。
メーカーに「遊び心」がいっぱいあると感じていました。
あの時代を知っている者達があの時代を再現していかなければいけないと感じています。
ゼファーワンメークレースありましたね。
岩城洸一など喜んで参加していました。
バイクも通勤など、移動手段でも使いますが、
遊びの要素のほうが数段楽しい乗り物だと思っておます。