★カワサキの二輪事業に関係して、二輪とともに生きてきたような人生と言えるのかもしれない。
ヨーロッパやアメリカなどには、社会の中に定着した『二輪文化』というようなものが、確りと定着しているようにも思うのだが、二輪先進国の日本には未だそんな『二輪文化』みたいなものがあるようでナイ、そんな状況ではなかろうか?
昨今、二輪が少しは見直されて、日本のメーカーも二輪需要百万台復活を目指したようなことを言われているようだが、
どうも二輪市場を『小さくしてしまっている』のは、 当のメーカーと業界雑誌ではないのだろうか?と本当に そんなことを感じている。
メーカーは自らの新車を売ることばかりに熱心で、雑誌社もまたその冊数を伸ばすためだけの記事が多いし、専門的になり過ぎて、新しい層の開拓には繋がっていないような気がする。
★40年前に40数万円で売られたZ2が今や200万円を超える価格なのである。そしてその殆どは、メーカーとも販売店とも殆ど関係のない動き方なのである。
そして、40年前の車が、今も新車のように綺麗な形で乗られているのが現実なのである。
これはカワサキにとって、イメージ的には間違いなくプラスなのだろう。ただ、当期の損益には全く関係がないことである。
この傾向はZから、ZEPHYRE などへと受け継がれていくのではなかろうか?
現在、発売されているNinjya など今後40年経ったときにどんな扱いになっているのだろうか?
今でもモ―タサイクリストやカワサキバイクマガジンや二輪車新聞、ベタータイムスなどが送られてくるので、何となく二輪業界の動きも、雑誌社の動きも解るし、Facebook やツイッターにも情報はいっぱいなので、ひょっとすると現役の人よりも幅広い情報を持っているのかも知れない。
今月号のGARRRR には、こんな記事が載っていて、それを山本隆君がFBにアップしたものだから、購入してみたのである。
星野一義のことが書かれているが、初めて聞く話もいっぱいで懐かしく読ませて頂いた。
一番下の写真は、私が主宰したファクトリー25周年記念のOB会で、全額会社負担で芦屋の竹園旅館で一泊の豪勢な会合だった。最後の国内担当をしたとき、就任が10月1日で、この会合を10月20日に開催している、まあ言えば最初にこんなことを企画している。
カワサキのレースの復活宣言みたいなもので、西海さんも、苧野さんも、当時の川重副社長の山田さんもかってのOB としてお招きをして、私の覚悟みたいなものを披露した。
レースや遊びの世界のない、車だけの販売など、カワサキらしくないと思ったからである。
こんな旧い記事が昨今の日本の専門誌には多いのだが、そんな旧い記事を書かなければ雑誌が売れないのだろうか?
いまのニューモデルにそんなに迫力がないのだろうか?
旧い話が人気だと言っても、今の雑誌がドンドン売れているわけでもないようなのである。
★つい先日、 NPO The Good Times の事務局長の登山道夫さんがドイツに行かれた。
また車の手当てかKAWASAKI Z1 FAN CLUB のヨーロッパ対策かと思っていたら勿論それもあったのだが、
二輪雑誌 Mr.Bike BG誌 のドイツでの取材協力だったようである。
Mr.Bike BG誌 とはどんな雑誌か知らなかったが、いま日本で一番売れている雑誌だそうである。 新車のことは書かないので、4メーカーの広告は入らないと聞いたがホントだろうか?
ドイツでの取材風景である。 登山さんも確かに手伝っている。
この写真も記事も、登山さんに報告を受けたわけではない。ネットの中にはこんな記事いっぱいなのである。
以下の文章も登山さんのネットの中に載っていた。
今回の出張は、Mr.Bike BG誌さんのヨーロッパZ1事情取材への協力の為でした。BG誌のHさんと、カメラマンのSさんから依頼を受けたのが今年の7月。
はじめは、非常に面倒臭いし、彼等を始め雑誌社には、過去に借りは一切無いので…やんわりとお断りを…なんて思ってました。しかし、彼等二人組は、5年程前に別の取材で私の会社に来て、NPO法人THE GOOD TIMESの理念に共感し、会員になってはる事を思い出しました。ならば全力で協力せねば、男が廃ると思い直した次第です。
取材は足掛...け7日間ですが、実質5日間の日程! ミッキーさんがドイツ側の責任者となり、今や総勢50名を超えるヨーロッパのKAWASAKI Z1 FAN CLUBのメンバー達。・・・・・
まさに『異種・異質・異地域を繋いで共に良い時を!』のNPO理念を具現化出来たと自負してます。
でも、コレもソレも全部、元を辿れば、岩崎茂樹さんと言う川崎重工の方が1992年にミッキーさんに会わなければ…全て無かった話です。・・・・・
そう考えますと、故岩崎茂樹さんがきっかけを作り、古谷さんがドンドンと拡げて行かれる、このGOOD TIMESの御縁の輪!本当に素晴らしいと感じますよ。今や海を超えて、ますます拡がってます。
・・・・・自ら進んで、1人でも多くの世界中の方に、良い時間を過ごして貰える様に、私も頑張りたいと思います。
これはMicky Hesse も入った打ちあげパ―テ―ののようだが、
そのMicky Hesse をカワサキと繋いだのが岩崎茂樹 箸袋に『温故知新』、 大久保かどこかの日の出食堂の箸袋である。
★話は変わるが、
これはドイツのKAWASAKI がZ40周年を記念して創った60ページにも及ぶカタログである。
ドイツ語なので全然解らぬが、Micky Hesse さんがいろいろ手伝ったようである。
Good Times 表紙を飾り、歴代の名車とともにニューモデルを伝えているのが好感を持てた。
最初のページにはZが出てくるし、ZEPHYRE もZ500など歴代の車種が並んでいて、
最後がΝモデルNinjya 300 並んでいる。
ドイツではZの40周年イベントに5000台のZがヨーロッパ中から集まったとか。
そんな話も、10月10日にわざわざ三木のGood Times Plaza まで訪ねてくれたドイツ人夫妻に聞いた話なのである。
是非、日本も新車だけを特別扱いせずに『新しい二輪車の世界の創造』にメ―カが先頭を走って欲しいものである。
どうも、日本の社会は行政もそうだが、なぜこうもタテ型の自分の殻だけに閉じこもってしまうのだろうか?
一般人の登山さんでも、自分のこと以外のことに協力してるのに・・・・・・
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