CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

クリスマス・イブを静かに過ごす、STRAWBS-BENEDICTUS

2015年12月24日 | PROG ROCK
聖ベネディクトゥス

さすらう人の旅は遥か遠く続き
謙虚である者は常に変わらず
叡智の小径のあるところ
遠くには沈みゆく夕陽の影

昼を祝福
夜を祝福
我らに光を与える太陽を祝福
雷鳴にも祝福を
雨にも祝福を
そして我らに苦痛を与えるすべてのものにも祝福を
……

とすべてを受け入れすべてを讃えよと歌うのは、ストローブスのリーダー、デイブ・カズンである。

かなり宗教臭い歌詞ではあるが、クリスマス・イブを静かに過ごす人たちには、うってつけの曲ではないかと…

物事白黒つけずに、すべてを受け入れへ謙虚であれ。中々難しいことではあるが、その度量があれば心は落ち着き聖人の境地に一歩でも近づけるのではないかと…

自己中で気配りの出来ない其処のあなた!

えー、私のことですか?

そう、いつも謙虚であることが、コンスタントな(安定した)人生を送ることができるのじゃ。

ハハー、仰せの通りでございます。


ストローブス通算4枚目のスタジオ・オリジナル・アルバム、GRAVE THE NEW WORLD 1972年発売、全英11位
キーボード担当だったリック・ウェイクマンは脱退し、すでにイエスに加入してた。
ジャケットの絵に惹かれて、輸入盤を思わず購入した若き日、悔いはなかったなーんて…


三つ折りのジャケットで、インナーは銀色主体の派手なイラスト

Strawbs-Benedictus

何気に出してみました その2、URIAH HEEP-LIVE AT SHEPPERTON 74

2015年12月24日 | BRITISH ROCK
1997年、オリジナル・メンバーのギタリスト、ミック・ボックスがロシアのシベリア州トムスク市で語る。
(彼らはロシアで人気があったので、多分ツアーでトムスク市を訪れたのであろうか? それにしても、冬は非常に寒い内陸部にある地方都市にイギリスのロック・バンドがライブに出かけるとは…)

“いやー、このCDは発売する予定はなかったのだけどね。なぜって、そもそもドイツのミュンヘンで新しいアルバム、WONDERWORLDのレコーディングを行う前に、ファンの前で新しい楽曲を練習するためのライブだったからね。”

“幾らかの楽曲(新曲4曲)は、あちこちのモニターなんかに貼ったコード・シートと歌詞カードを見ながら演奏するぐらいの全く新しいものだったんだ。”

“その時のことはあまりよく覚えてはいないのだが、女性がライブ中ステージの上をストリーキングしたのは覚えているよ。”

今回のライブはアメリカのテレビ局がアメリカでオン・エヤーするため映像と音源を収録していたとのことだったが、バンドはアメリカでの放映を拒否したとのことであった。

それにこのジャケット・デザインはフーのライブのパクリみたいで、かなり手が抜かれている。

本当、全く同じデザイン!

つまり、このアルバムに関しては彼らは全く商売っ気のない感じだったのがよくわかる。発売されたのは、なんと12年後の1986年だったから、せっかく音源が残っていたのでCDにして出してみたらと言う感じだったのでは?

演奏はラフで音質も極上とは言えないが、新曲をライブで演奏しているのと、肩の力の抜けたヒープの演奏は、こちらもリラックスして聴くことが出来るのでヒープのファンとしては悪くはない。

それに、輸入盤ではよくあるのだが、今回ブック・レットが間違って2冊放っていた。この手の商品で、間違って入れられたジャケットを余分に貰って非常に嬉しいとは思わないが、日本盤のCDではありえない、海外の手作業のいい加減さに妙にほっこりするのである。

ブックレットが2冊、得した気分?

ELPにも2枚入っていた。

たまに、CDが2枚間違って入っていることもある。

CDのビニールを取りプラケースを開く前に、少し重い感じがと思ったら、なんとCDが2枚も入っていた! 黄身が二つ入った卵を割った気分。