同じく、2枚組の輸入盤購入。
TUG OF WARの続編と言うよりは、双子のアルバムの片割れとして1983年にPIPES OF PEACEが発売された。
制作スタイルは前作と同じで、各曲3-4分程度に聴きやすいように纏め上げられている。
しかし、聴きやすいと言っても、単純なアレンジを採用しているのではないというのが、コンパニオン・ディスクに収められているデモと最終バージョンを聴き比べるとよくわかる。
非常に綿密なアレンジが施されいるのだが、胃もたれするようなオーバー・プロデュース・サウンドに聴こえさせない、すなわち控え目に聴こえるようによく計算されている。
前作と違う点は、TAKE IT AWAYのようなアップ・テンポの曲がないため、アルバム全体が少し地味に聴こえるかもしれない。(全英4位、全米15位と前作と比べて、チャート・アクションは振るわなかった。)それと、ゲストがスティービー・ワンダーからマイケル・ジャクソンになっていることぐらいだろうか?
70年代のポールのバンド・サウンドでのロックが好きな人にとっては、80年代のポップ・ボーカル・スタイルは物足りないと感じるかもしれない。
ポールもそのように思っていたのかもしれないが、後に自身の新バンドを結成しライブ活動を行うようになる。つまり、LET IT BEを制作した時のポールが描いたコンセプトと同じで、レコードを出すだけの一方通行よりは、自身を露出させることの出来るライブで観客の反応を楽しむ双方向性の活動がどうも好みなように思えるのだが…
残念ながら、それぞれの曲の出来は良かったにもかかわらず、ライブ受けする派手な作品が少なかったため、この時期の楽曲をライブで取り上げることはそれほどなかったと思う。
まあ、年齢の関係で大規模な世界ツアーは無理としても、スポットで体力の続く限り今後もライブ活動を行うのではないか…
TUG OF WARの続編と言うよりは、双子のアルバムの片割れとして1983年にPIPES OF PEACEが発売された。
制作スタイルは前作と同じで、各曲3-4分程度に聴きやすいように纏め上げられている。
しかし、聴きやすいと言っても、単純なアレンジを採用しているのではないというのが、コンパニオン・ディスクに収められているデモと最終バージョンを聴き比べるとよくわかる。
非常に綿密なアレンジが施されいるのだが、胃もたれするようなオーバー・プロデュース・サウンドに聴こえさせない、すなわち控え目に聴こえるようによく計算されている。
前作と違う点は、TAKE IT AWAYのようなアップ・テンポの曲がないため、アルバム全体が少し地味に聴こえるかもしれない。(全英4位、全米15位と前作と比べて、チャート・アクションは振るわなかった。)それと、ゲストがスティービー・ワンダーからマイケル・ジャクソンになっていることぐらいだろうか?
70年代のポールのバンド・サウンドでのロックが好きな人にとっては、80年代のポップ・ボーカル・スタイルは物足りないと感じるかもしれない。
ポールもそのように思っていたのかもしれないが、後に自身の新バンドを結成しライブ活動を行うようになる。つまり、LET IT BEを制作した時のポールが描いたコンセプトと同じで、レコードを出すだけの一方通行よりは、自身を露出させることの出来るライブで観客の反応を楽しむ双方向性の活動がどうも好みなように思えるのだが…
残念ながら、それぞれの曲の出来は良かったにもかかわらず、ライブ受けする派手な作品が少なかったため、この時期の楽曲をライブで取り上げることはそれほどなかったと思う。
まあ、年齢の関係で大規模な世界ツアーは無理としても、スポットで体力の続く限り今後もライブ活動を行うのではないか…