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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ジョージの新しいボックス その3、なんで全部を開封しないの?

2017年03月28日 | BEATLES-BADFINGER関連
GONE TROPPOのチャートアクションが108位とひどいものになりアルバムの制作意欲が衰えてしまったのかどうかはよく分からないが、ジョージはその後自身が出資する映画会社の仕事に力を入れるようになった。

たまたま、ジョージが関わった映画に、ELOのジェフ・リンも参加していたことから懇意となり、ジェフはジョージの新しいアルバムのプロデュースを引き受けた。

そして、1987年に出たそのアルバム、CLOUD 9は全米1位となったシングル、GOT MY MIND SET ON YOUにより アルバム も全米8位と大ヒット。


特筆すべきは、シングル・ヒットした楽曲がジョージのオリジナルではなく、1960年初期、RUDY CLARKが曲を書き、R&BシンガーだったJAMES RAYが歌ったのをカバーと、今までのジョージのアルバムには見受けられない光景だった。

もっとも、JAMES RAYが歌った別の曲、 YOU GOTA MAKE A FOOL SOMEBODY は、62年ごろの若きビートルズがカバーしていたので、全く知らない仲ではなかった。

このアルバムのヒットにより、翌年のTRAVELING WILBUR'S結成へと発展した。

これでジョージ完全復活と思いきや、それ以降は1992年の二枚組LIVE IN JAPAN、2001年のALL THINGS MUST PASSにリマスターを施した30周年記念盤そして2002年のちょっと地味な最後のアルバム、BRAINWASHED、と十数年でたったこれだけの活動だけだったのは、なんとも残念なことであった。


ただ、ビートルズ時代からそうだったが、彼は売れ筋を追求したのではなくいつも彼がその時々にやりたいと思った音楽だけを世に出す姿勢で、昔は苦手な曲があった。

しかしながら、今ではリボルバーやサージャント・ペパーに収録されたインド系の曲や、ソロのサントラ盤、WANDERWALL MUSICも特に退屈もしないで楽しんで聴く事が出来る。

ようやくこの歳になって、なんとかジョージに追いついたってことか。ただし、ジョンのアルバムに収録された、オノ・ヨーコの訳のわからぬ叫び声だけは未だ受け付けないのだが…

あれ! ボックスセットの中には、ALL THINGS MUST PASSと同じサイズの黒い箱がもう一つ。


多分、このボックスの中に特典の二枚のピクチャー・レコードが封入されているのだろう。

綺麗にラップされているし、なんだか開封するのがもったいない感じ。MP3のフォーマットではあるが、すでに添付のダウン・ロード・カードで音源は入手したので、未開封のままボックスに戻すことに。

大枚叩いて購入したのに、開封しないって一体如何言う事?って突っ込まれそうな 気もするが…

まあ貧乏性のコレクターってことでお許し願いたい。

おお〜 忘れていた、ALL THINGS MUST PASSのアルバムも綺麗にラップされているので、このお方も未開封のままボックスにお戻りいただくってことで。

全く懲りない貧乏性…