ネットのニュースによると、元バーズやCSN&Yのメンバーだったデビッド・クロスビーに対してバン・ヘイレンのファンから苦情が殺到したそうな。
あるファンがクロスビーにバン・ヘイレンの音楽的な才能について質問され、彼はMeh(別に)ってそっけなく答えてしまい、SNSなどで尊敬の念が無いとか憐れみの心を持っていないなどとこっ酷く叩かれた。
またジミー・ヘンドリックスがギターの世界を変えたのであって、バン・ヘイレンはNot For Meとも言ってしまい油を注いでしまった。
その後さらなる炎上を抑えるため、クロスビーはMehって言ったのは確かにクールじゃなかったと謝罪。
そしてエドワード・バン・ヘイレンが亡くなったことはその時点で知らなかった、またそもそも彼らとは活動するリーグとは全く違うことから、それほど関心を持っていなかったなどと釈明をしたらしい。
60年代半ば頃からクロスビーはバーズに在籍しビートルズなんかも結構影響を受けていたとされるフォーク・ロックをなるものを広め、後にスティーブン・スティルス、グラハム・ナッシュとニール・ヤングらとスーパー・グループ、CSN&Yを結成しそれを更に進化させ、非常に大きな影響をロック界に与えたと思う。
てなことで、本日はクロスビーのロック界での長年の偉業を称えるため、CS&Nの1969年のデビュー・アルバムでも。
(仲良し三人組。でもないか?)
1曲目のJudy Blue Eyes(青い目のジュディ)でぶっ飛びますね。ごまかしの効かないアコースティックの演奏をバックに革新的かつ圧倒的なコーラス・ワーク。続くMarrakesh Express(マラケッシュ急行)やサイドー2の1曲目Wooden Ship(木の舟)などなど聴き処満載。
バン・ヘイレンは確かに偉大なハードロック・バンドだけれど、彼らがバン・ヘイレンと名乗り活動をし始めた14−5年前から既に第一線で活動してきた人に対して個人的な事情をよく分からずに集中砲火を浴びせるのもリスペクトが感じられなく、何だかな〜…
私なら、そんなん言われても、知らんがな〜 って言っちゃうかも。
出来るなら天国にいるジミー・ヘンドリックスにどう思うか聞いてみたい気もする。
地味変:呼んだ?
お呼びでない!
(1971年、再発UK盤です。)