CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

渋〜い一枚

2020年10月19日 | AMERICAN ROCK/POPS

おいらは風来坊、誰にも縛られず自分のやりたい様にやるだけさ。

てな雰囲気漂うデイブ・メイソン。

トラフィックのセカンド・アルバム収録のFeelin’Alightでヒットをかっ飛ばしたもののバンドから脱退。その後1971年のライブ盤で一時出戻り即脱退。

トラフィックのもう一枚の看板だったスティービー・ウィンウッドとの相性が、両雄並び立たずとよく言われる様に良くなかったのだろうか?

もっとアメリカン・ルーツに根差した音楽活動として、デラニー・アンド・ボニーやデレク・アンド・ドミノスらのライブなどに参加。

さらにはジミヘン、ストーンズ、ジョージ・ハリソン、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、クロスビー・アンド・ナッシュ、レオン・ラッセルそしてマイケル・ジャクソンなど数多くのアーティストのアルバム・セッションに神出鬼没の如く登場。

それに並行して自分でやるしかないとソロ活動も開始。

本作、It's Like You Never Left(忘れえぬ人)は、前所属のブルーサム・レーベルから心機一転し1973年のCBS移籍第一弾のアルバム。

(かっ、火事? ギターから煙が〜! 昔よう流行りましたね、弦に火を点けたタバコ挟むやつ)

確かにヒット・チャートを賑わす様なキャッチーな曲はないが、R&B、ソウル、フォークやブルースなど様々なジャンルのアメリカン・ミュージックを心地よく楽しませてくれる。

私的には、渋く哀愁漂う好アルバムであります。まあ少々地味だけど…

地味変:呼んだ?

呼んでません、あんたは忘れうる人!

(1973年発売の日本盤。)