数年前に病気で亡くなったグレッグ・オールマンの1973年に出たファースト・ソロ・アルバム、Laid Back。
ちょうどオールマンが大ヒット・アルバム、Brothers & Sistersをだし一区切りついたところでのソロ活動。
ゴスペル調のコーラスやストリングスが加えられていて、ここにはオールマン・ブラザーズ・バンドでのデュアンとディッキーの緊張感溢れる何時ものギター・バトルはない。
アルバム・タイトル通り、Laid Back、リラックスしてのんびり行こうではないかって感じのアレンジを施した曲がてんこ盛り。
ここではオールマンの南部の泥臭いブルースとは一味違う、西海岸のバンドの様なスッキリ爽やかなアレンジで展開される。
自作曲、オールマンの曲、さらにジャクソン・ブラウンやCowboyのカバー、そしてゴスペル・ソング、Will The Circle Be Unbrokenで最後を締める。
あまりに心地いいので何度でもリピートしたくなるアルバムだ。
ちなみにジャケのペインティングが独特なので調べてみれば、マイルスのアルバムのデザインと同じ作者との事。