CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

クリムゾンのNouveau Metal

2020年11月04日 | PROG ROCK

キング・クリムゾンの通算11枚目のフル・スタジオ・アルバムが1984年に出たThree Of A Perfect Pairから11年の年月を経た1995年に登場。

(2002年発売の30周年記念再発盤のCD)

リーダーのロバート・フィリップが、フランス語で“新しい”と言う意のNouveauを使って彼らのヘビーなサウンドをNouveau Metalと称したのも、今回2組のトリオ編成のグループを一つにまとめることによって音楽上の新たな化学変化を期待していたからかな?

(6人編成のバンド)

インスト・ナンバーは相変わらず不安を掻き立てるような重苦しさがありStarless And Bible BlackやRedの続編のような感じがしないでもないが、 エイドリアン・ブリューがボーカルを採る曲のポップな響きによってその暗さや重さは和らいでいる様な気がして一味違う。

クリムゾンって1974年のアルバム、Redで完結した(個人的に解散後の例の三部作はクリムゾン作とは思っていない)って思っていたのでこのアルバムの発売は当時喜ばしいことであった。

ただクリムゾン信者の中で一番階級の低い4流の私なんかは、Nouveau Metalと称してその後発売された大量のライブ音源やRemix/Remaster盤を上級信者の方々のように比較しながらじっくりと順番に聴いていきさらに考察を加える芸当を披露するにはまだまだ修行が足りぬ。

Nouveauと言うよりはいつもヌーボーとしてるからかもね。