CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

発見!!

2024年05月20日 | AMERICAN ROCK/POPS

本日はTotoの1981年の3枚目のアルバム、Turn Backでも。

シンプルなジャケ・デザイン。一部には手抜きって声も?

 

1978年のデビュー・アルバムではポップ・ロック、バラードにインストなどなんでもやりますって感じのバラエティーに富んだ名刺がわりの作品だった。

翌年のセカンド・アルバムはこんなのも出来ますよってプログレ風のトータル・アルバムを制作。

そして3枚目はハード・ロック系のアルバムと色々趣向を変えて活動してきた。ただ残念なことに彼の地では目立ったシングル・ヒットがなく少々地味なアルバムと捉えられ、全米チャートは41位と前作(37位)や前々作(9位)より売り上げを落とす無念な結果に。

レコード会社からはやりたいようにやればと声をかけられたけれどヒット作がなけりゃ契約はそこで打ち切りってプレッシャーをかけられたそうな。そして起死回生の4枚目のアルバムToto IVがバカ売れしたことによって一安心。

一方日本ではこの3枚目のアルバムに関してはアメリカの反応と異なりオリコン3位とヒットし、かく言う私も当時買ったレコードが手元にある。

前年の日本公演が大成功に終わったのと、また日本人にとって親しみのあるバンド名もそれに寄与したのではないかと。

ところでこのアルバムに関してよく言われているのが手抜き感あふれるジャケ・デザイン。個人的にはなんでコレなのかと昔から違和感を持っていたのだが、アルバム・タイトルのTurn Backから閃いた! 

イラスト制作時にTurn Back! 即ちジャケを180度回転させると見るとしっくりくる。

この筆を用いて制作されたイラストは左から右、上から下へのナチュラルな筆の流れとその捌きは書道の世界。

山の上に浮かぶ白地に赤い一の字、つまり日本のファン、あなたたちは一番!とリスペクトしているかのような...

知らんけど。


我が家の古~いCD

2024年05月20日 | Bowie, T.Rex, Hoople and Glam.

1972年のデビッド・ボウイの5枚目のアルバム、Ziggy Stardustは重要なアルバムと認知され過去何度も再発されている。

CDに関しては1984年にRCAから初めて発売された。マスター・テープの音源をデジタル化しカセット・テープに落としそれをCDにトランスファーしたものらしい。ちなみにデジタル技術黎明期だった80年代は取り敢えずやっつけ仕事のCD化てな事で、音質のよくないCDも多々見かけた。

1990年に入るとアメリカのRykodiscがRCAからマスター・テープを借りてリマスターを行い、ボートラが6曲追加されたRyko/EMI盤の登場となる。

1999年に再度リマスターされたCDが登場。またアルバム30周年記念として2002年にリマスター、そして2012年にも40周年記念盤としてまたまたリマスター盤が登場。

これだけ新規にリマスター盤が登場するともう何が何だか…

個人的には1990年のRyko盤が迫力を求めた音圧重視のリマスターとは一線を画した抑え気味の丁寧なリマスターが施されていて悪くないと感じる。また年を経るごとに劣化するマスター・テープのことを考えると、まあプラシーボ効果なのかもしれないが、後年のリマスター盤よりもまだテープ劣化による歪みが少なく原音により忠実な感じがするのだが…

盲目的に最新リマスター盤を賞賛するのではなく、たまには昔買ったCD聴いてみると音が案外良かったなんて発見があるかも。

それに古いCDを買取屋に持って行っても、レアなものでない限り1枚10円ぐらいだからね。

1990年のスターマンと2002年のスターマンの音源を比べると、ほぼ同じような波形で1990年のほうが若干絞り気味。2002年盤は早くフェード・アウトする。

どちらの音も悪くないと思う。