その彼らの歴史を紐解くと、前身バンドが活動をスタートさせたのは、60年代で70年代になってからハートと改名し、その後活動拠点をカナダのバンクーバーに移し1975年にファースト・アルバムを出す。
ところがレコード会社とのマーケティング手法や印税の歩合で折り合いが悪くなり、またレーベルがセカンド・アルバムの発売をバンドの許可なく発売した事から裁判沙汰となった。
そのため彼らはレーベルを移籍しポートレイト・レーベルからサード・アルバムを1977年に出す事になった。
ただ裁判所の判決によって1977年にバンドの許可なく出されたセカンド・アルバムはマーケットから回収し、元のレーベルとの契約通りバンドが納得いくよう再録の上翌年に発売されたそうな。
それらのゴタゴタからようやく解放された彼らは1978年に4枚目のスタジオ・アルバム、Dog & Butterflyを完成させた。
アルバムの片面をDog Sideと呼びハードな曲を集め、その裏面Butterfluy Sideとして1曲を除いてアコギ主体のバラード曲を収録しメリハリの効いた意欲的なコンセプト・アルバムとなり、そこそこヒットしたような記憶が...
ハートと言えば、一般的にはキャピトル・レーベルに移籍した1985年から外部の作家のキャッチーの曲を取り入れメガ・ヒットを連発していた頃が記憶により刻まれているのだが、天邪鬼なオイラは何故かメガ・スターになる前のこの頃の彼らにより惹かれる。
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