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ビートルズは1970年に解散して45年ほど経つのだが、未だにレコード会社はその遺産に縋ってあの手この手で過去の音源や映像を再発したり、関連のノベリティー・グッズや書籍を販売し続けている。
1963年にWITH THE BEATLESでデビューして、わずか7年間の短い期間にマジカル・ミステリー・ツアーのEPを入れて13枚のオリジナル・アルバムと22枚のシングルを発売したにすぎない。同時期にデビューしていて、未だに活動を続けている、ストーンズやディランも再発物やアーカーイブ物を結構出しているが、それは50年以上の連続した活動からの結果であって、 それはそれですごいと言えるのだが、ビートルズのように短期間の活動で、未だに現役の連中と同じように商品が売れ続けることが出来るのは、他に例を見ない。
昨年、2009年のリマスターと同じ音源で、日本独自のSHM-CDの紙ジャケを発売した。 当初はメーカーのなんでもありの戦略には乗るまいと、不買を決めていたのであるが、最終的はなんとも情けなく夢遊病者の様に紙ジャケを購入してしまった。
賢明な他のマニアの人は、私のようにメーカーの戦略に簡単に引っかかることはあるまいと思っていたのだが、なんと初回限定版が完売。メーカーも初回限定と謳っていたのだが、悪乗りしてアンコール・プレスで販売を続け、大手の通販ショップで再度完売となっているアルバムもある。
単に通常のCDがSHM-CDに変わっただけで、それらのメディアの違いによる音質の変化に特に感動もなく(むしろ違いがあまりわからない聴力と言える)、それらの紙ジャケは聴かれることもなく寂しげにCD棚に鎮座しているのである。
一体世の中どうなっているのだろう? 何がビートルズの商品を出るたびになんでも買ってしまう気持ちにかりたてているのだろうか? 彼らのは紙ジャケではなく神ジャケだから、神の啓示なのか? はたまた催眠術の一種なのか?
と考えたところ、押入れの中にある白いボックスを思い出した。2009年のリマスターCD発売に乗じて、アメリカのBOX OF VISION社が、なんとビートルズのCD収納ボックスを作った。当時1万数千円と結構高額だったので、購入意欲はあまり起こらず、実際売れ行きも芳しくなく、タワレコではバーゲン価格で在庫処理をして売り切ったようである。
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しかし、いざマーケットから現物がなくなると思うと、急に欲しくなりいろいろと安く買えるショップを探してみたのだが、少数ながらネットショップで販売されていた価格は非常に高く、BOX OF VISION社のサイトで直接購入を試みようとしたが、日本向けは代理店があるので、直接販売は出来ないとのことだった。その後いろいろ調べて、なんとアマゾン・カナダでバーゲン価格で販売されていたのを発見、2-3日で届く数千円もかかる海外クーリエ・サービスを使っても9000円程度ということでついに手に入れた。
到着してみてみると、付属していた2冊の本は結構価値があると思ったのだが、肝心のCD収納機能は使い勝手が悪くまた、全部のCDを収納すると、中のビニール製の収納袋が多分CDの重さに耐えられなく破れてしまうのではないかとの懸念から、CDの収納は諦め、この収納ボックス自体が押入れに収納されるという自体となり、購入は失敗に終わった。
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一冊は、発売された全アルバムのデータブックの様な冊子
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もう一冊はハードカバーで、発売された全アルバムの表と裏、そしてゲートフォールドのアルバムは内側の写真を30X30CMのサイズで載せている。本当に綺麗な本です。
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ビニール製のファイルに、各CDアルバムの収納するポジションが写真で示されている。
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CDのジャケット入れた後、その上にCDを固定して入れる別のスロットがある。
しかし、元の状態に戻して押入れにしまってしまうと、なんとなくかわいそうな収納ボックス!と擬人化された変な気分になり結局レコード収納棚に他のレコードと一緒に置くことに決めた。
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古いレコードのボックセットと仲良くラックに収納
例の紙ジャケSHM-CD達と同様に暗室ではない部屋に置いておくと、紫外線などで印刷などが褪せたり、またホコリやカビが付くことで商品が劣化するリスクがある。でももう気にはしない。これらのコレクションと同じ空間で一緒に年を取っていくと決めたのでした。
ちなみにBOX OF VISION社は、この後同じデザイン・コンセプトで ジョン・レノンとボブ・ディランお収納ボックスを作ったみたいですが、まあ、完全にマニア向けの商品で、世界中で爆発的に売れるものでは元々ないので、完全にマーケットから消えてしまった。BOX OF VISION社が解散したのかどうかは不明であるが、彼らのネット・サイトはかなり前に閉鎖されたみたいである。結局メーカーにとっても無意味なグッズだったわけだ。
本当に、実用性のないものに無駄遣いしてしまい、反省の日々である。もし返品してお金が帰ってくるならそうしたい。
ということで、今日はGET BACK 聴いてください。お金よー 元いた場所(俺の財布の中)に戻ってきなさい!
The Beatles Get Back Rooftop Concert, 1969 360p
1963年にWITH THE BEATLESでデビューして、わずか7年間の短い期間にマジカル・ミステリー・ツアーのEPを入れて13枚のオリジナル・アルバムと22枚のシングルを発売したにすぎない。同時期にデビューしていて、未だに活動を続けている、ストーンズやディランも再発物やアーカーイブ物を結構出しているが、それは50年以上の連続した活動からの結果であって、 それはそれですごいと言えるのだが、ビートルズのように短期間の活動で、未だに現役の連中と同じように商品が売れ続けることが出来るのは、他に例を見ない。
昨年、2009年のリマスターと同じ音源で、日本独自のSHM-CDの紙ジャケを発売した。 当初はメーカーのなんでもありの戦略には乗るまいと、不買を決めていたのであるが、最終的はなんとも情けなく夢遊病者の様に紙ジャケを購入してしまった。
賢明な他のマニアの人は、私のようにメーカーの戦略に簡単に引っかかることはあるまいと思っていたのだが、なんと初回限定版が完売。メーカーも初回限定と謳っていたのだが、悪乗りしてアンコール・プレスで販売を続け、大手の通販ショップで再度完売となっているアルバムもある。
単に通常のCDがSHM-CDに変わっただけで、それらのメディアの違いによる音質の変化に特に感動もなく(むしろ違いがあまりわからない聴力と言える)、それらの紙ジャケは聴かれることもなく寂しげにCD棚に鎮座しているのである。
一体世の中どうなっているのだろう? 何がビートルズの商品を出るたびになんでも買ってしまう気持ちにかりたてているのだろうか? 彼らのは紙ジャケではなく神ジャケだから、神の啓示なのか? はたまた催眠術の一種なのか?
と考えたところ、押入れの中にある白いボックスを思い出した。2009年のリマスターCD発売に乗じて、アメリカのBOX OF VISION社が、なんとビートルズのCD収納ボックスを作った。当時1万数千円と結構高額だったので、購入意欲はあまり起こらず、実際売れ行きも芳しくなく、タワレコではバーゲン価格で在庫処理をして売り切ったようである。
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しかし、いざマーケットから現物がなくなると思うと、急に欲しくなりいろいろと安く買えるショップを探してみたのだが、少数ながらネットショップで販売されていた価格は非常に高く、BOX OF VISION社のサイトで直接購入を試みようとしたが、日本向けは代理店があるので、直接販売は出来ないとのことだった。その後いろいろ調べて、なんとアマゾン・カナダでバーゲン価格で販売されていたのを発見、2-3日で届く数千円もかかる海外クーリエ・サービスを使っても9000円程度ということでついに手に入れた。
到着してみてみると、付属していた2冊の本は結構価値があると思ったのだが、肝心のCD収納機能は使い勝手が悪くまた、全部のCDを収納すると、中のビニール製の収納袋が多分CDの重さに耐えられなく破れてしまうのではないかとの懸念から、CDの収納は諦め、この収納ボックス自体が押入れに収納されるという自体となり、購入は失敗に終わった。
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一冊は、発売された全アルバムのデータブックの様な冊子
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もう一冊はハードカバーで、発売された全アルバムの表と裏、そしてゲートフォールドのアルバムは内側の写真を30X30CMのサイズで載せている。本当に綺麗な本です。
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ビニール製のファイルに、各CDアルバムの収納するポジションが写真で示されている。
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CDのジャケット入れた後、その上にCDを固定して入れる別のスロットがある。
しかし、元の状態に戻して押入れにしまってしまうと、なんとなくかわいそうな収納ボックス!と擬人化された変な気分になり結局レコード収納棚に他のレコードと一緒に置くことに決めた。
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古いレコードのボックセットと仲良くラックに収納
例の紙ジャケSHM-CD達と同様に暗室ではない部屋に置いておくと、紫外線などで印刷などが褪せたり、またホコリやカビが付くことで商品が劣化するリスクがある。でももう気にはしない。これらのコレクションと同じ空間で一緒に年を取っていくと決めたのでした。
ちなみにBOX OF VISION社は、この後同じデザイン・コンセプトで ジョン・レノンとボブ・ディランお収納ボックスを作ったみたいですが、まあ、完全にマニア向けの商品で、世界中で爆発的に売れるものでは元々ないので、完全にマーケットから消えてしまった。BOX OF VISION社が解散したのかどうかは不明であるが、彼らのネット・サイトはかなり前に閉鎖されたみたいである。結局メーカーにとっても無意味なグッズだったわけだ。
本当に、実用性のないものに無駄遣いしてしまい、反省の日々である。もし返品してお金が帰ってくるならそうしたい。
ということで、今日はGET BACK 聴いてください。お金よー 元いた場所(俺の財布の中)に戻ってきなさい!
The Beatles Get Back Rooftop Concert, 1969 360p
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