単純なポップ・ソングではなく、これでもかとアイデアを投入し更に一捻り二捻り。いつの間にか複雑怪奇なプログレ・ポップに変身!
10CCを筆頭にビー・バップ・デラックス、XTCなど枚挙にいとまがない。
70年代アメリカでデビューしたメイル兄弟のスパークスも母国ではイマイチで、英国に渡り現地のスパイスを振り掛けるとアラ不思議、1974年のキモノ・マイ・ハウスが大ヒット。
これぞ英国プログレ・ポップ・ロックの伝統芸!
ただあまりにひねくれ過ぎて空回りしてしまう事が多々見受けれれるのがたまに傷。
1977年のシティー・ボーイの3作目のアルバム、Young Men Gone Westもこの手のサウンドが大好物な人にはバカうけだが、1本のシングル・ヒットが出なかった事から忘れ去られた存在となる。個人的には良い出来なんだけれどね。
ロンドンの裏町に存在するシティー・ボーイではなく、明るい日差しの下こんがり日焼けした爽やかなカリフォルニアのシティー・ボーイのイメージで分かり易い曲を1曲でいいから提供したならその評価が変わったかも...
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