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最近東京オリンピックのエンブレムの盗作疑惑に関するニュースが連日報道されています。 一応現在のエンブレムを取り下げ使用しないということで決着したみたいですが。
テレビのニュースでは、その責任者が“エンブレムを取り下げたことに関する損失は軽微だ”と言っていたように思ったのですが~
選考に関して、たとえ税金が投入されていなかったり、受賞の賞金が返納されたとしても、それ以外に選考に関わる作業にはなんらかの経費が必ずかかってくるので、損失は軽微であると他人事みたいに言うのはおかしいですね。東京都や企業がすでに発注をしているエンブレム入りの商品や印刷物に関する損害は訴訟となれば一体誰がカバーするのですかね? 東京都の場合は税金で損失を補填するのでしょうか?
予算執行の裁量権もしくは強い影響力を持った一部の政治家や公務員達は、あたかも自由に使える自身のお金のように、あまりにもさらっと金額の事を言ってのけるように聞こえるので少し違和感を感じるのですが。
自動引き落としや自動課金などのシステムは便利ですが、解約したつもりで解約になっていないケースがあり、その請求書が回ってきたときは、たとえ少額でも自身のお金が自身の認識なしに無駄に消費されたと思うと非常にがっかりします。
まあ公金の使用は、その透明性を重視し、且つ自腹で払うがごとく慎重に運用されるべきだと思いますね。
今回のエンブレムのデザインに関するようなトラブルは、音楽界ではもっと多くあるように感じます。
だいたい人を惹きつけられるメロディー、リズムや歌詩などは現在に於いてほぼ出尽くしているように感じます。模倣と言われないように、あの手この手で、オリジナルの曲を制作しますが、似通った曲は意識しなくても出来る事があります。批判を避けるために、あらかじめオマージュもしくはパロディーだと開き直って宣言してしまう場合もあります。
ビートルズ・フリークのトッド・ラングレン率いるUTOPAが1980年制作したDEFACE MUSIC(変造した音楽?)はまさにそれにあたります。
ジャケットはミート・ザ・ビートルズのような構図拝借し、モノクロ風タッチのイラストで各メンバーの彫像が描かれています。また曲と歌い手の声もまさにビートルズが演奏しているような感じになっています。
もともと、1曲目の曲を映画のサントラ用に制作したらしいのですが、映画のプロデューサーはクレームがつく事を恐れてその曲を拒否したところ、反対にトッドは創作意欲が湧きアルバム1枚分を制作したらしいです。尚、DEFACE MUSICなるツアーも行われたような。
日本盤は、さらに悪乗りしてビートルズの作品にちなんだ邦題をつけています。
DEFACE THE MUSIC(ミート・ザ・ユートピア)
SIDE A
I JUST WANT TOUCH YOU(抱きしめたいぜ)
CRYSTAL BALL(キャント・バイ・ミー・ア・クリスタル・ボール)
WHERE DOES THE WORLD GO TO HIDE(泣きたいダンス)
SILLY BOY(アクト・シリー)
ALONE(ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ)
THAT’S NOT RIGHT(エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト)
TAKE IT HOME(ドライブ・マイ・カー・トゥー・ホーム)
SIDE B
HOI POLOI(ユア・マザー・シュッド・ノウ・ホイ・ポロィ)
LIFE GOSE ON(エリナー・リグビーはどこへ)
FEEL TOO GOOD(フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター)
ALWAYS LATE(マックスウェルズ・シルバー・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト)
ALL SMILLES(ミシェルの微笑み)
EVERYBODY ELSE IS WRONG(エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー)
著作権侵害と訴えられるかもしれないギリギリの線を狙ったみたいですが、トッドの場合、彼の別のアルバムでビートルズの曲をカバーしたり、BADFINGERのSTRAIGHT UPをプロデュースしたりアップルと馴染みがあったのと、このアルバムの売り上げがトッドのファンや一部ビートルズ・マニアのみに限定された、つまりヒットに至らなかった事が EMIを大目に見させたのかもしれません。
大手企業がこの手の事例で訴訟を起こす場合は、模倣により著しい利益の減少や企業イメージの棄損などで普通は事をあまり荒立てません。
以前あるメーカーの担当者から聞いた話ですが、 某国のメーカーがコピー商品を半額程度で販売していたので訴訟に発展しました。
結局裁判で勝利したのですが、要求した賠償金は取れず、その後コピー・メーカーが解散し、その残党が新たに別会社を作るイタチごっこになってしまったとの事で、最終的にコピー・メーカーに簡単に模倣されない仕様に機械の設計を変更する対策をとったとの事です。
オリンピックのエンブレムも模倣と言われないような全く新しいものを作って欲しいですね~
例えば3次元のエンブレムとか。
ビートルズ丸出しのビデオ・クリップ、ここまでやられると、もう誰も文句は言わないでしょう。
UTOPIA【I JUST WANT TO TOUCH YOU】
テレビのニュースでは、その責任者が“エンブレムを取り下げたことに関する損失は軽微だ”と言っていたように思ったのですが~
選考に関して、たとえ税金が投入されていなかったり、受賞の賞金が返納されたとしても、それ以外に選考に関わる作業にはなんらかの経費が必ずかかってくるので、損失は軽微であると他人事みたいに言うのはおかしいですね。東京都や企業がすでに発注をしているエンブレム入りの商品や印刷物に関する損害は訴訟となれば一体誰がカバーするのですかね? 東京都の場合は税金で損失を補填するのでしょうか?
予算執行の裁量権もしくは強い影響力を持った一部の政治家や公務員達は、あたかも自由に使える自身のお金のように、あまりにもさらっと金額の事を言ってのけるように聞こえるので少し違和感を感じるのですが。
自動引き落としや自動課金などのシステムは便利ですが、解約したつもりで解約になっていないケースがあり、その請求書が回ってきたときは、たとえ少額でも自身のお金が自身の認識なしに無駄に消費されたと思うと非常にがっかりします。
まあ公金の使用は、その透明性を重視し、且つ自腹で払うがごとく慎重に運用されるべきだと思いますね。
今回のエンブレムのデザインに関するようなトラブルは、音楽界ではもっと多くあるように感じます。
だいたい人を惹きつけられるメロディー、リズムや歌詩などは現在に於いてほぼ出尽くしているように感じます。模倣と言われないように、あの手この手で、オリジナルの曲を制作しますが、似通った曲は意識しなくても出来る事があります。批判を避けるために、あらかじめオマージュもしくはパロディーだと開き直って宣言してしまう場合もあります。
ビートルズ・フリークのトッド・ラングレン率いるUTOPAが1980年制作したDEFACE MUSIC(変造した音楽?)はまさにそれにあたります。
ジャケットはミート・ザ・ビートルズのような構図拝借し、モノクロ風タッチのイラストで各メンバーの彫像が描かれています。また曲と歌い手の声もまさにビートルズが演奏しているような感じになっています。
もともと、1曲目の曲を映画のサントラ用に制作したらしいのですが、映画のプロデューサーはクレームがつく事を恐れてその曲を拒否したところ、反対にトッドは創作意欲が湧きアルバム1枚分を制作したらしいです。尚、DEFACE MUSICなるツアーも行われたような。
日本盤は、さらに悪乗りしてビートルズの作品にちなんだ邦題をつけています。
DEFACE THE MUSIC(ミート・ザ・ユートピア)
SIDE A
I JUST WANT TOUCH YOU(抱きしめたいぜ)
CRYSTAL BALL(キャント・バイ・ミー・ア・クリスタル・ボール)
WHERE DOES THE WORLD GO TO HIDE(泣きたいダンス)
SILLY BOY(アクト・シリー)
ALONE(ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ)
THAT’S NOT RIGHT(エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト)
TAKE IT HOME(ドライブ・マイ・カー・トゥー・ホーム)
SIDE B
HOI POLOI(ユア・マザー・シュッド・ノウ・ホイ・ポロィ)
LIFE GOSE ON(エリナー・リグビーはどこへ)
FEEL TOO GOOD(フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター)
ALWAYS LATE(マックスウェルズ・シルバー・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト)
ALL SMILLES(ミシェルの微笑み)
EVERYBODY ELSE IS WRONG(エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー)
著作権侵害と訴えられるかもしれないギリギリの線を狙ったみたいですが、トッドの場合、彼の別のアルバムでビートルズの曲をカバーしたり、BADFINGERのSTRAIGHT UPをプロデュースしたりアップルと馴染みがあったのと、このアルバムの売り上げがトッドのファンや一部ビートルズ・マニアのみに限定された、つまりヒットに至らなかった事が EMIを大目に見させたのかもしれません。
大手企業がこの手の事例で訴訟を起こす場合は、模倣により著しい利益の減少や企業イメージの棄損などで普通は事をあまり荒立てません。
以前あるメーカーの担当者から聞いた話ですが、 某国のメーカーがコピー商品を半額程度で販売していたので訴訟に発展しました。
結局裁判で勝利したのですが、要求した賠償金は取れず、その後コピー・メーカーが解散し、その残党が新たに別会社を作るイタチごっこになってしまったとの事で、最終的にコピー・メーカーに簡単に模倣されない仕様に機械の設計を変更する対策をとったとの事です。
オリンピックのエンブレムも模倣と言われないような全く新しいものを作って欲しいですね~
例えば3次元のエンブレムとか。
ビートルズ丸出しのビデオ・クリップ、ここまでやられると、もう誰も文句は言わないでしょう。
UTOPIA【I JUST WANT TO TOUCH YOU】
著作権は最近大変厳しく問われるようになりましたね。
専門家を守る法律として当然の事だと信じていますが、西洋音楽に於いては、著作権がなかった時代があったからこそ、ここまでの素晴らしい発展を遂げたのじゃないかとも思えるのです。
こんな事を書くと世間から批判されるかもしれませんが、あのエンブレム、結構気に入っていたのですよ。
そっくりなデザインがあったのは認めますが、なんとも惜しいと思えるのであります。
もう作成済みのポスター代金だけでも4600万だったとお昼のバラエティ番組で観ました。
そして、デザインを担当した彼へのバッシングも、酷いものですね。
あのバッシングの中には、栄光を掴んだ彼に対するやっかみもあるように思えてしまいます。
映画アマデウスの中でのサリエリの方が何倍も好感が持てます。
デザインをシンプルにすれば、世界のどこかで同じようなものが制作されている可能性は高くなり、反対に複雑にすると見る人によってエンプレムのイメージが今ひとつ定まらない場合もあるため、難しいとこですね。
今度再コンペで出てくるエンブレムのデザインに期待しましよう。
それから、アップした記事に少し説明不足があり、もし勘違いされていたならご免なさい。
動画は、1979年に4人組のユートピアのメンバーが、60年代のビートルズ演奏の雰囲気を真似てわざと白黒で制作したものです。左端のギターを弾いているのが、トッドラングレンです。
まあ!ごめんなさいU+1F631
しっかりと、拝読し直しました。
なんか、彼ら (The Beatles) は、こんなにイケメンだったんだと
感動していたのでした。
ユートピア、全く知りませんでした。
ほんとそっくりですね。(笑)
ご教授ありがとうございます。