CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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Out Of The Blue その8

2019年07月02日 | AMERICAN ROCK/POPS

2000円で買ったジャンクの中古スピーカー。 

買ってすでに1ヶ月以上経つ。 

音は出るので問題なし。しかしながら何しろ新品時代の音は全く分からないので実際のところスピーカーの性能に見合った音が出ているかと問われれば心もとない。

かなりの年月が経っているのでネットワークに外見からは想像のつかない劣化があるかもしれないし、ウーファーのエッジのビスコロイドを剥がしたりまたコーン紙の表面に木工ボンドを塗ってしまっていることから同じ音質は当然の事ながら期待出来ない。 

てな事で、今まで使って来たスピーカーと音を比較してみることに。 

音を測定する様な機材は持ち合わせていないので、自身の五感によって判断する事になるのだが、年を重ねるとその五感の精度も怪しくなってくるので正確な判断ができるか心もとない。 

最低限リスニングのポジションは同じ位置にスピーカーを設置しなけれればならないと思い、30センチ幅、高さ45センチの椅子を見つけ仕入れて来た。これで両者のツイーターの高さは同じぐらいになった。 

(塗装なしの組み立て式の椅子なので、ペーパーで表面を研磨し水性ニスを塗る。絵心がないのか、さらっと塗れず雑な仕上がりとなる) 

それではミュージック、スタート! 

あれ?  小型スピーカーの12.5センのウーファに対して倍の25センチのウーファを搭載しているのに、音出しの差がそれほども無い様な…. 

エッジのダンプ剤として使われていて経年劣化でドロドロと化したビスコロイドを剥がし過ぎたのか? 

ネットで調査してみると、ビスコロイドなる素材は現在入手できないが、困ったときのセメダイン・スーパーXなる優れものの接着剤がその代わりとなるという記事を発見。 

早速、金物屋に走って購入。20mLでお値段税込358円でした。

 

なになに、多用途で硬化しても剥がれ難い弾性をもち、接着層がショックを吸収と書いてある。 

それでは、ビスコロイドを剥がしたエッジにラッカー薄め液を少しばかり混ぜて筆で塗っていく事に。

 

完全硬化はだいたい24時間ぐらいなので1日置いて、スピーカー・オン!

頼りない五感ではあるが、ダンプ剤を塗布する前よりは低音が前に出て来た様な… 

2000円で買ったジャンク・スピーカーに対して、結局椅子2脚、ブレーキ・フルード、接着剤やニス、その他修理に必要な物を買った合計が3倍以上の7000円を超えてしまう投資になり少々がっかり。

まあ、これはこれで暇つぶしにはなったかな? 

今宵は新たにダンプ剤塗布したスピーカーで、アンブロージアの1980年の4作目のアルバム、One Eightyでも。

 

One Eightyとは180を意味する、すなわち彼らの織りなすサウンドがデビュー当時から比べて180度変化したという意味らしい。ちなみに邦題は“真夜中の晩餐会”というなんとなく感覚でつけた意味不明なものとなっていた。 

確かに、1975年のデビュー・アルバム、Ambrosiaは当時アメリカでは珍しかったプログレ・サウンドであったが、3作目のLife Beyond LA辺りから、AOR風の曲が登場し、このアルバムではさらにその傾向が強まり、ポップ・ロック・サウンドとなった。 

シングル・カットされ大ヒットした、You’re The Only WomanとBiggest Part Of Meなんかは黒人のR&Bコーラス・グループが歌っているかの様な… 

しかしプログレやってただけあって演奏技術はなかなかのもので、結構このアルバム楽しめる。

ただ、私のスピーカー修理計画は、ジャンクの域からOne Eightyの変化とはいかず、ジャンクはやっぱりジャンクという結果となった。



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