CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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バーニー頑張る

2023年12月25日 | West Coast Rock

イーグルスのメンバーは1974年の3作目のアルバム、On The Boarderでバンドの方向性に関してプロデューサーだったグリン・ジョンズと対立。

2曲のみロンドンでレコーディングした後アメリカに戻って行った。そして新プロデューサーにビル・シムジクを起用、更によりハードなサウンドを求めてリード・ギターにドン・フェルダーを加入させアルバムを完成させた。

カントリー・ロックを主としたフライング・ブリトー・ブラザーズに籍を置いていたことのあるバーニー・レドンはこの動きには納得し難いものがあったのかバンド内で孤立していく事に。

そんな中、ニュー・アルバムの制作が始まり1975年に出たのがOne Of These Nights。

このアルバムは前作から参加したプロデューサーのビルと新ギタリストのドンによってもたらされたスパイスがイーグルスを新たな方向へと向かわせた様に思う。特にそれまでとは異なる味付けのタイトル曲のOne Of These Nightsとウエスト・コースト系ロックの爽やかさ(歌詞の内容は決して爽やかって感じではないが)を代表するLyin' Eyesが対となってアルバムにメリハリをつけ、全米1位の大ヒット作となる。

一方バンド内で追い詰められた形のバーニーは結局このアルバムが最後の作品となったが、3曲の佳曲を提供し有終の美を飾ったと言えるだろう。彼が作ったカントリー・ワルツのHollywood Waltz、プログレ・カントリーとでも言えるJourney Of The Sorcererに優れたバラード曲I Wish You Peaceは他のメンバーの曲に負けてはいない。

個人的にはカリフォルニアよりこのアルバムの方が全体的に上手くバランスが取れていて、本当に心地よくサクサク聴けるオイラのお気に入りの一枚です。



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