CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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四流コレクターのビー・コレ、その3

2018年06月15日 | BEATLES-BADFINGER関連
助手:博士!こんなのも出てきましたよ。

博士:オォ〜 チューリップ、ビートルズを歌うってやつだな。

助手:確か、1976年6月にリリースされた9作目で、アルバム・タイトル、All Because Of You Guys(邦題:全て君たちのせいさ!)という企画物でしたね。


収録曲は
A面
All Because Of You Guys – Prologue
We Can Walk It Out
Your Mother Should Know
I Need You
Another Girl
Here There And Everywhere
The Night Before

B面
Blackbird
Wait
For No One
Lady Madonna
Martha My Dear
Two Of Us
Hey Jude
All Because Of You Guys – Epilogue

とチューリップのオリジナル曲にサンドイッチされた形で、ビートルズの楽曲のカバーが収録されていますね。

博士:少しおふざけもあるのじゃが、ほぼ原曲のアレンジで演奏しておるのう〜

助手: ジョージのI Need Youを除けば、ビートルズのカバーというよりは全てポールの作品をカバーしてますね。

博士:まあ、チューリップのメンバー全員がビートルズ・ファンらしいのじゃが、中でもリーダーの財津和夫氏はよくポール風な曲を作曲しアルバムの中で歌っておる事からして自然にそのようになってしまったのかも知れんのう〜

助手:財津氏には、ジョンの曲よりポールの曲の方が歌いやすかったのかも知れませんね。

博士:このアルバム、彼らの趣味を反映した企画ものと言うよりは、彼らの息抜き若しくはお口直しの様な感じのアルバムと言った方がよかろう。

助手:そうですね。同年の9月に出た次作のオリジナル・アルバム、Melodyは日本的なねちっこい雰囲気満タンのロック・アルバムで、ビートルズのようなさらっとしたロックとは対極に位置するような仕上がりでしたからね。


博士:ほぼ原曲のアレンジ取り入れたカバーなら、ビートルズのオリジナルを聴いていればそれで済む事と言うビー・ファンもいるかも知れないが、まあ、ワシとしては及第点のアルバムじゃ。

英語を母国語とする歌手がカバーすれば、発音なんか自身が歌いやすいように 崩して歌ってることが多いのじゃが、このアルバムでは、粗相の無いようにと発音が綺麗すぎていかにも外国人が歌ってますよ〜って感じが初々しくてなんとも言えんのう〜

だから4流ビー・コレクターとしては、このアルバムはトロ身にあたり外すわけにはいかんのじゃよ。

助手:博士はかなり屈折してますね〜


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