本日はポールの1971年のウィングス名義でのデビュー・アルバム、Wild Lifeを聴いてみた。当時ポールの作品としては評価は低かったが、それでもアルバム・チャートでは全米10位で全英は11位を記録と マズマズ。
(1975年の再発LP、ああ懐かしい〜)
評論家達からは、“リハーサルの音源ような出来栄え”だと叩かれたのだが、ポールとしては前作Ramの続編ではなく今回小編成のバンドでのライブを披露したいって事だったので、ステージで再現可能な比較的シンプルな作品集となった。
ジャケ裏の解説ではClint Harriganなる人物(ポールの偽名)が元ムーディー・ブルースのデニー・レイン、アメリカのラム・セッションでドラムを叩いたデニー・シーウェル、そしてポールとリンダの4人組は古い歌を歌ったり、新しい曲を作ったりと、ノンビリかつ和気あいあい の雰囲気で制作されたと記している。
神経を集中させて聴くのではなくこれらのシンプルなバンド・サウンドをリラックスして味わって欲しいってことだったのだろう。