エアプレイン末期にジェファーソン・エアプレイン解散後、ポール・カントナーがソロ・プロジェクトを立ち上げグレース・スリックやクイックシルバー・メッセンジャー・サービスから末期エアプレインに加入したデヴィッド・フェインバーグがレコーディングに参加。
更にその後のソロ・プロジェクトはマーティン・バリンや新メンバーが加入しバンドに昇格、ジェファーソン・スターシップとして活動することに。
1974年のファースト・アルバム発売し、数枚のアルバム制作後にマーティン・バリンが脱退しエルビン・ビショップ・バンドからミッキー・トーマスら新メンバーが加入する第二期メンバー・チェンジがあったものの、北米では安定した活動を続けてきた。
本日は彼らの1982年の7枚目のオリジナル・アルバム、Winds Of Changeでも。
(いかにも80年代のコンピューター・グラフィックをジャケに採用。バンド・メンバーの写真はジャケ裏表にはなくかなり手抜き)
このバンドの売りのグレース姐さんとミッキーとの迫力あるツイン・ボーカルは健在し、アルバムはアメリカ・チャートで26位とそれなりの結果を残した。
ただ時は80年代に入り流行のトレンドは様変わりし、アルバム・タイトルをWinds Of Changeとしたのも時代の変化に即応する意識付けをしたのですかね? このままコンベンショナルなスタイルを継続していくと遅かれ早かれ時代に取り残されジリ貧なる恐れはあったかも…
そこで1984年の次作、Nuclear Furnitureに於いてプロデューサー、ロン・ネヴィソンのもと新進気鋭のミュージシャン・プロデューサーのピーター・ウルフをアレンジャーに起用しよりポップな80年代のサウンドを目指したものの、その方向性の違いに満足しなかった創業者ポール・カントナーが脱退しバンドは解散。
そして残ったメンバーで新バンド、スターシップを結成しそのポップ路線を継承し大ヒットを連発。
やっぱり、風向きは変わっていた。
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