CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

残念な45回転LP盤

2024年09月24日 | AMERICAN ROCK/POPS

昨日は7インチ、331/3回転コンパクト盤だったので本日は12インチ、45回転LP盤について語ってみる。

1.12インチの45回転は通常の331/3回転と比べて周速が早いため針の盤面のグルーブをトレースする距離が長くなり、再生時の情報量がより密になる。

2.通常1枚のLPが2枚に分割されて収録されることになり1面あたりの曲数が少なくなる事によってカッティング・グルーブをより左右に振ることのできるスペースに余裕が生まれ、よって音量を好みにしたがって増やすことも可能となる。

3.一面当たりの曲数が減ることによってレコードの内周の近く迄カッティングする必要がない事から、内周歪みによる雑音を極力減らすことが出来る。

4.その他の要因もあると考えられている。

これらのことから45回転LP盤の音質は優れていると言われる。

ただ通しで聴くなると、結構短時間でLPをひっくり返したり2枚目のLPと交換したりと結構面倒な手間がかかり、上質な音の余韻をしっかり味わおうにも全体を聴き終える頃にはその印象が薄れ "あれっ、何だっけ?" てな事になりかねない…

オイラみたいなものぐさ太郎には、やっぱりCDかPCにダウン・ロードしたデジタル音源を聴くのが無難ですかね。

フリートウッド・マックの1975年のセルフタイトルアルバム、Fleetwood Mac。

ボブ・ウェルチ脱退の後、リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが加入し3者3様のオリジナル曲にそれぞれの個性溢れるボーカルがマッチし一気に全米1位を獲得する大ヒット作品に。この45回転盤はライノによって2012年に再発されたもの。

再生される音は多分重厚に聴こえる気はするものの、聴力の落ちたオジンの耳には45回転という売り文句によるバイアス効果も影響するしているかもしれない。

3曲聴いたら、ハイ裏返しの忙し無い仕様となっている。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿