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ボニー・タイラーの新境地

2022年07月09日 | BRITISH ROCK

暗闇の中一筋のビームの如く、パワフルな歌唱がストレートに心を貫く。

1977年にRCAレーベルからデビューし、翌年It’s A Heartacheが大ヒット。さらに数枚のアルバムを出した後1983年にコロンビア・レーベルに移籍し、彼女の個性をさらに引き出したアルバムが完成。

ボニー・タイラーの移籍第一弾のアルバム、Faster Than The Speed Of Nightだ。

ミート・ローフのアルバム制作で大成功を収めたジム・ステインマンとタッグを組んで独特なハスキー・ボイスを武器にロック・オペラのような味わいのこのアルバムを完成させ、世界的に大ヒットをもたらした。

プロデューサー兼楽曲の提供をしたジム・ステインマンの凄さをミート・ローフ以外改めて見せつけられた訳だが、サイドを固めるバンド・メンバーの熱演も見逃せない。

Eストリート・バンドからピアノのロイ・ビダンとドラムスのマックス・ウェインバーグの起用はスプリングスティーン風のガッツあるロックを感じさせるし、ウィンター・ファミリーからはリック・デリンジャーが素晴らしいギターワークを披露。

ジム・ステインマンのオリジナル曲以外のカバー曲も見逃せない。

CCRのカバーを始めモット・ザ・フープルのイアン・ハンターとブルー・オイスター・カルトのエリック・ブルームによる共作曲、フランキー・ミラーやブライアン・アダムスらの埋もれた渋い曲を掘り起こしている。

もう女ロッド・スチュワートとは言わせない。

アメリカ盤のジャケは何故かビームが省略。



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2 コメント

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Unknown (sakaki45)
2022-07-09 22:31:11
まだ若い頃に聴いた「愛のかげり」のインパクトは
大きかったですね。それと「ヒーロー」ぐらいしか
知らないニワカですが。
YouTubeには、3年ぐらい前のライブ映像もありましたが、
まだまだ現役で頑張っているのですね。
ちょっとびっくりです。
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Unknown (Unknown)
2022-07-10 22:47:53
いつもコメントいただき有難うございます。

1983年のヒット曲なので、あれから約40年も経つ事に....

レコードで聴くボニーはいつまでも若々しいけれど、私はいつの間にかオジンになりにけり。
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