本日はTotoの1981年の3枚目のアルバム、Turn Backでも。
シンプルなジャケ・デザイン。一部には手抜きって声も?
1978年のデビュー・アルバムではポップ・ロック、バラードにインストなどなんでもやりますって感じのバラエティーに富んだ名刺がわりの作品だった。
翌年のセカンド・アルバムはこんなのも出来ますよってプログレ風のトータル・アルバムを制作。
そして3枚目はハード・ロック系のアルバムと色々趣向を変えて活動してきた。ただ残念なことに彼の地では目立ったシングル・ヒットがなく少々地味なアルバムと捉えられ、全米チャートは41位と前作(37位)や前々作(9位)より売り上げを落とす無念な結果に。
レコード会社からはやりたいようにやればと声をかけられたけれどヒット作がなけりゃ契約はそこで打ち切りってプレッシャーをかけられたそうな。そして起死回生の4枚目のアルバムToto IVがバカ売れしたことによって一安心。
一方日本ではこの3枚目のアルバムに関してはアメリカの反応と異なりオリコン3位とヒットし、かく言う私も当時買ったレコードが手元にある。
前年の日本公演が大成功に終わったのと、また日本人にとって親しみのあるバンド名もそれに寄与したのではないかと。
ところでこのアルバムに関してよく言われているのが手抜き感あふれるジャケ・デザイン。個人的にはなんでコレなのかと昔から違和感を持っていたのだが、アルバム・タイトルのTurn Backから閃いた!
イラスト制作時にTurn Back! 即ちジャケを180度回転させると見るとしっくりくる。
この筆を用いて制作されたイラストは左から右、上から下へのナチュラルな筆の流れとその捌きは書道の世界。
山の上に浮かぶ白地に赤い一の字、つまり日本のファン、あなたたちは一番!とリスペクトしているかのような...
知らんけど。
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