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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

3連休の暇潰し、その2

2019年02月11日 | 特になし
やっと乾いた!

(ボンドの投入量が多く塗りムラが多いひどい出来)

それでは木工ボンド・パックを剥がそうじゃないか!

ボンド投入時の不手際で、裏面にも若干ボンドが侵入。裏面の少量のボンドが張り付いた場合は剥がす取っ掛かりがないので大変。

拡大鏡と爪楊枝で悪戦苦闘。なんとか盤に傷がつかないように剥がし事無きを。

やっと本番!


(爪楊枝で慎重に無音部にへばり付いたボンドを剥がす)


(外周部を慎重に剥がしていく)


(全体を剥がしていく)

作業終了!

いざ、早速再生の儀へと。

ムム〜、若干ながらプチパチ音は聴こえる。これらは、元からレコードの表面に刻まれた微細な傷なのか?

改めて、外したパックを蛍光灯にかざして目をこらすと微細な粒子がチラホラと。


これは、パックによってレコードの溝にへばり付いていた塵がかすめ取られたものか、ボンド乾燥時に生じた微細な気泡? それとも元からあったレコードの微細な傷をトレースしたものか?

強引にもかすめ取られた塵と思い込むと、なんとなく物理的な傷のある部分以外は雑音が低減したのではないか? とプラシーボ効果発動。

パックする前のレコードをストップ・ウォッチを使って雑音発生の時間を細かに記録しておけば客観的に判断出来たものの、違いのわからない男はどこか抜けている。

まあ、カビが発生したり、埃が散見されるようなひどいコンディションのレコード以外は、面倒なことに首を突っ込まないのが無難。

私がしばしば行うレコードを中性洗剤で洗い汚れを水で洗い落とすという作業でも、 水道水の水洗では水道水に加えられた添加物が乾燥時に溝に残るから蒸留水で洗浄すべしなんて言う超マニアもいるしね。

結論として、新品のレコードであってもプチパチ音は発生することもある。まして保管状態が万全でない古いレコードに於いては然るべし。

雑音なしで聴きたければデジタル・ファイルの音源一択。

レコードを鑑賞するなら、雑音は必然。

雑音が発生すれば、あぁ〜風流だなんて、一つ俳句でも〜♪♪ ってワビサビの世界と感じるべしと、違いのわからぬ男はそう宣う。


3連休の暇潰し、その1

2019年02月10日 | 特になし
特に出かける用事もなく、外は非常に寒いので3連休は家に閉じ籠ることに。

日本の冬は寒くそして空気が非常に乾燥する。

昨年はシンガポールに住んでいて、1月に一時帰国した時肌がカサカサになり唇が切れた。

急激な気温と湿度の変化に肌が即時に対応出来なかったのが原因だった。

で、去年4月から日本に在住なのでゆっくりとした季節の変化に肌も順応出来たのか、今回冬になって頰や手の甲は若干カサカサになるも、今の所唇が切れるようなひどい目には合っていない。

まあ、カミさんは時々パックで顔面を潤して防衛しているようだが、私の場合は年をとったおっさんなので、唇が切れるのはともかく、少しぐらいカサカサになろうともどうってことはない。

と前置きが長くなったが、今回は私の顔ではなくレコードの表面をパックしてみようと発作的に思いついた。

レコードを木工ボンドでパックして溝の奥の汚れを取り去りクリヤーなサウンドを!なんてネットでよく見る。

いつもは汚れのひどい中古盤の場合、中性洗剤で表面を洗いその後乾燥させ、ナガオカのStat-Ban 562をレコードの表面に吹き付ける。

このスプレー缶、帯電防止と完成潤滑剤の効果がありなかなかよろし〜と思う。

今回、暇潰しに木工ボンドパックなる技にトライしてみようかと…


実験台は、サイモンとガーファンクルのEP盤のゴールド・ディスク。7インチのディスクにA面とB面合わせて4曲収録。
初めてこの作業をするにはLPではリスクがあるので、EP盤でやってみようと思った。


B面に若干ノイズが入るので、B面のみテストしてみようと思う。


木工ボンドをレコードの表面に垂らして見る。しまった! ちょっと垂らしすぎたかな?


垂らしたボンドを、表面の溝に刷り込む。

そして、ボンドが透明になるまで乾燥させる。

つづく

3連休前の暇潰しにホワイト・アルバムを四枚連続で聴いてみる

2019年02月08日 | BEATLES-BADFINGER関連
レコードはレコード針がレコードの表面に刻まれた溝をトレースすることによって音が出る。

すなわち、上下左右に刻まれた溝を針が通過するときに起こる振動を小型発電機のような仕組みのカートリッジの中で電気信号に変換され 、アンプによってその信号が増幅されスピーカーへと送られる。

さらにスピーカー・ボックス内でカートリッジとは反対の電気信号が振動に変換される作業を経て、音がスピーカーの振動板から我々の耳に届くと言う仕組み。

レコードをカッティングする際には、音源によって溝の蛇行が異なる。

音量が多い音源の場合は、溝は横に大きく振れるので隣の溝に接触しないように一定の間隔を取りながらレコードの表面を削っていくため結構レコード表面のスペースを使ってしまう。反対に音量が小さい場合は振れ幅が小さいので狭い間隔で溝を削ることが出来る。

今回、ホワイト・アルバムがリミックスされたので過去の盤とカッティングされた溝の幅を比較した上で聴き比べをしてみた。


1968年米盤SWBO101 Scranton Plant ファースト・プレス
マトリックス SWBO1-101-J46#3
サイド1のカットされた溝の幅:88ミリ



1969年日本盤AP8570 ファースト・プレス
マトリックス YEX-709 1S2
サイド1のカットされた溝の幅:84ミリ



1971年米盤SWBO101 LA Plant セカンド・プレス
マトリックス 1-101-H-70
サイド1のカットされた溝の幅:86ミリ



2018年リミックスEU盤0602567696865 ファースト・プレス
マトリックス 6757196 B132800 01 A1
サイド1のカットされた溝の幅:80ミリ



これから分かることは、オリジナルの米盤は迫力のある音量を確保するためレコード特有の内円歪みを恐れず攻めの姿勢で結構レーベルの近くまでカットされた。

反対に最新のリミックス盤は80ミリの幅にカットされ、同じボリュームで旧米盤や日本盤と比べて聴くと音量は小さいことがわかる。

ただ、最新盤はアビーロード・スタジオでハーフ・スピード・カッティングというエンジニアにとってめんどうな手法が取られ、 通常よりもきめ細やか且つ安定してラッカー盤に溝を刻んだことから音質は向上されると言う趣向。

つまり内円歪みを避けるため音量を犠牲にしコンパクトにカッティングしたが、ハーフ・スピード・カッティングによってボリュームを上げて再生しても良い音質は確保されていると言う事ですかね。

まぁ、四枚続けて聴いてみたけど、我が家のボロ・システムと私のボロ耳では驚くほどの違いは感じられなかった、てな暇潰しの結果に….

ポップなジョン・マイルズの四枚目

2019年02月07日 | BRITISH ROCK
本日は英国のロッカー、ジョン・マイルズの1979年発売のアルバム、More Miles Per Hour。

1976年に英デッカからアルバム、Rebelでセンセーショナルにデビューしてから通算四枚目のスタジオ・アルバムとなる。

一枚目と二枚目のアルバムは英米の両方のマーケットでそこそこ売れて爪痕を残したのだが、三枚目とこの四枚目は残念ながらアメリカではチャート・インしなかった。

アラン・パーソンのプロデュースによる、ビートルズの香りも若干感じられるポップやロックなサウンドとジョン・マイルズのギターなど聴きどころも多く、出来は悪くない。

もっと売れても良かったアルバムだと思う。

まあ、結果論だがアメリカ向きのキャッチーなシングル一曲でも収録されていれば結果は変わったかもしれないね。

それからストーンズ亡き後、英デッカ自体がポップやロック路線に弱くなり効果的なプロモーションが不足だったのも一因かもしれない。

実際、英デッカは1980年にポリドールに吸収され、ポリドールがその後を受け継ぎデッカはクラッシック関連のレーベルと言うイメージかな。

それ以外にこのアルバム、航空ファンとしてはジャケットに興味がいく。


ジョン・マイルズ航空の最新スーパー・ソニック・サウンドいかがっすか〜 ぶっ飛びますよ〜

70年代に就航したコンコルド、超音速でブイブイ言ってたけど、燃費の悪さ、騒音、搭乗者数が少ないことからの割高チケット、その他諸々で各航空会社からキャンセルを喰らい80年代は衰退の一途。

2000年の初めにはすべての機体が退役の憂き目に。

WIKIによると、英国の飛行場での撮影を断られ、ジョンがわざわざニューヨークまで飛んでコンコルドとツー・ショット。


ジョン・マイルズ航空での格安フライトいかがっすか〜 ただし旅行保険はナシと言うことで...

1930年代のビンテージ物、ユンカースJU52/3M、 3発の旅客機。

アーシーなサウンド、ウエット・ウイリーの五枚目

2019年02月06日 | Southern Rock

アイクとターナーはアイケッツ、ウエット・ウイリーにはウィリエッツてな宣伝文句で当時売り出していた様な記憶がある。

本日はサザーン・バンド、ウエット・ウイリーのアルバム、Dixie Rock。


ブギウギ・ロック、R&B、ブルースなどルーツ・ミュージックを基調としたバンドで、1970年南部のアラバマで結成 。

本作は1975年にオールマン・ブラザーズなどが所属するキャプリコーン・レーベルから発売された通算5枚目のアルバムで、前作から正式にメンバーになった女性Duo、ウィリエッツが活躍。



(裏ジャケ、ウィリエッツのお二人様)

男臭いボーカルに、女性Duoによるブルージーもしくはファンキーなコーラスが絡むことにより他のサザーン・バンドとは一味違う個性を創り出す 。

そのリード・ボーカルのJimmy Hallはグループ以外にもソロ・アルバムを出したり、あのジェフ・ベックの1985年のアルバム、Flashにリード・ボーカルで参加など安心の実力派。(但し有名なPeople Get Readyはロッド・スチュワートがボーカルをとっている。)

ウエザー・レポートでコズミックな浮遊感覚を味わった後、ウエット・ウイリーのDown To Earthなサウンドで地上に無事御帰還って事ですね。


Weather Reportのデビュー・アルバムはちーと難解

2019年02月05日 | JAZZ・FUSION
ポップやロック・ミュージックなら奏でるビートに身を任せ たり、はたまたサビのメロディーを口ずさんだり、歌詞意味を楽しんだりと非常に分かりやすい。

しかしハイブリッドなジャズになると私の様なトウシロには一体何がいいのかなかなか理解出来ないこともある。

本日聴いてみたのは、 電化マイルス・バンドから飛び出てきたキーボードのジョー・ザヴィヌルとサックス奏者のウェイン・ショーターが中心となって結成した、Weather Reportの1971年のセルフ・タイトルのデビュー・アルバム。


(ジャケの写真って何を表してるの? 最初はクラゲかなって思ったけど。)



これを中学生の時に聴けと言われれば、多分一曲目の天の川(Milky Way)の途中で溺れてしまい挫折しただろう。


(一曲目は天の川。ロック少年は、みんなここで挫折する。)

何しろ鑑賞の取っ掛かりがどこにあるのか子供には 分からないからね。

しかし亀の甲より年の功とはよく言ったもので、長きにわたって養われた経験が物を言う時がある 。

特に70年代の中頃ロックは死んだ!な〜んて言われ始めた頃から違うジャンルをあちこちとつまみ食いしてきたおかげで、 その後鑑賞する幅は結構広がった 。

それでも掴み所がないのなら、ただぼんやりと雰囲気に浸るか一期一会の楽器の音色を味わえばいいのではないかとトウシロなりに思う….

ところで、Weather Reportのデビュー・アルバム理解出来るようになった?

まっ、その〜、ボリュームを絞ってバック・グラウンドで流している分には….(汗)

それじゃ、病院の待合室なんかで流しているアンビエント・ミュージックって事ね?

まだまだ年の功が足りないって事で。

イッキュ〜パ〜は甘味な囁き

2019年02月04日 | Queen

ドコ、ドコ、ドコモのスマホで、イッキュ〜パ〜♪♪

なんて細川たかしが出ているCMにつられて買った訳ではないが、イッキュ〜パ〜と言う心地よい響きの価格設定に我慢が出来ずについ買ってしまったのがこれ!

クイーンのディアゴスティーニ制作のA Night At The Opera。

(レコードと小冊子を包んでいるカバー、1980円の表示が眩しい)


(英バージン・レーベルの黒盤)

2015年にリマスターされた再発LPと同じマスター音源を使い、アビーロード・スタジオでMiles氏によるハーフ・スピード・マスタリングが施されているらしいので、そこそこの出来ではなかろうか。

ちなみに2015年盤はドイツでプレスされ、今回のディアゴスティーニ盤はフランスのMPO社。

(2015年盤は表面がテキスチャーの風合いで、ロゴはエンボス加工のE式ジャケ。ディアゴスティーニ制作のジャケは表面がツルツルで、ロゴはエンボス加工のE式ジャケ)


(2015年盤、限定白盤)

一聴し、多分ミス・プレスによる雑音が2箇所あったものの、全体的には結構よかったのではないかと。

雑音に対するクレームを入れて交換品を入手したところ問題は解決。

めでたし、めでたし。

で現在のところ、このシリーズ第7号まで発売されているがA Night At The Opera以外は購入に至っていない。

何しろ2号以降の価格がニッキュ〜パ〜もしくは2枚組や3枚組となるとサンキュ〜パ〜と跳ね上がっちゃうから、と図らずもガチ・クイーン・ファンでない事が露呈してしまった。

他の号も何とかイッキュ〜パ〜でお願い出来無いもんかね〜


(1975年に買った国内盤、厚手のボール紙に薄手の紙に印刷されたジャケデザインを貼ったA式ジャケ)


(クイーンのLPは当時英EMIからではなく、アメリカ経由での発売のため、エレクトラ・レーベルだった。)