六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

震災30年のルミナリエ

2025-02-08 |  出撃 at 近畿地方
さる1月17日は1995年に起きた阪神淡路大震災から丸30年を迎えた、メモリアルデーとなり、兵庫県内各所で行事が行われました。
 この年の春に私も神戸を離れているので、人生の半分以上を兵庫県外で暮らすことになり、変わりゆく神戸の街を見つつ、リタイア後に戻るかどうかも未定な状況ですが、お墓が神戸にあるので、毎年春秋に墓参りで帰ってはいますが。
 さて、復興の象徴として行われる行事として、12月のクリスマス前の時季に催されていたのが神戸ルミナリエで、コロナにより3年間は本展示を中止(代替展示のみ)となったものの、代替展示も回数に数えに入れて震災から30年で第30回目という形になりました。
 震災の日に合わせて開催日もクリスマス前の人が動いている時期から1月後半という、最も人が動いていない時期に変更したり、区域も無料エリアと有料エリアに分けたりと、新しい試みが行われています。毎年「今年が最後」と言われながらも、これまで続いてきました。
 以前と少し様子が変わっているので、会場分離後は初めて(去年は四国へ行く船に乗る際に脇を通りかかっただけ)無料エリアだけですが、見てみることにしました。

 元町の大丸東側の筋には、規模の小さな光のページェントみたいなライティングがしてありました。
 夕方17時過ぎで、まだ上空には明るさが残ります。

 南に一筋下った角を有料エリアのメリケン波止場へ行く人は真っすぐ、ここで左折(東へ)すると無料エリアとなり、その先には交通規制も掛かっていますが、以前ならこの場所が全部規制がかかっていたのですが、今は一部だけの規制になっています。かつてはここにガレリアと呼ばれる回廊があって、大勢の人が道路を埋め尽くして18時の点灯を待っていたのですが、今はライティング自体がほとんどありませんし、残っているライトも既に光っています。

 東の突き当りまで歩いて、無料エリアのメイン会場である東公園に来ました。
 ルミナリエと言えばこのオブジェですが、数年前に背後にタワマンが建ってしまい、せっかくの風景が少々台無しになっています。一定の部屋についてはカーテンを閉めるなどの協力も行われている感じですが、さすがに全部屋消しての協力まではできないようですね。

 そこで角度を変えて撮ることとして、西側の場所に来てみました。
 また明るさ調整もすることで、これで後ろのマンションの明かりはほぼ見えないと思います。これで-2段アンダーで露出調整しています。

 オブジェのすぐ近くまできました。
 だいたいこれ位の明るさが実際の明るさで、行き交う人々のシルエットが映ってるかと思いますが、補正をするかどうかで迷いますね。ということで、どっちも撮ればいいだけです。

 東広場の東端にはこのような1.17の灯として、ゆらゆら炎が燃えていました。
 鎮魂のモニュメントを象徴するオブジェです。

 一通り電飾も撮り終えたので、三の宮駅方向へ戻ります。
 入口の近くには幾つかのテントが並んでいて、以前ならここで記念グッズの販売などが行われていたのですが、今回は物品の販売自体がないようで、JR西日本と幾つかの自治体の展示のみと、いささか淋しい感じがしました。

 JR西日本のブース
 かつてはルミナリエ限定のイコちゃんグッズや、クリアファイルなども売っていたのに、今年は展示だけで終わっています。

ということで、久々に神戸ルミナリエに来たの巻でした。
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さよならドクターイエローT4撮影 2日目

2025-02-02 |  出撃 at 近畿地方
昨日の記事の続きになります。
 28日は愛知県の矢作川橋りょうに初めて訪問して、下りのドクターイエローT4編成最終計測仕業を撮影しました。
 このドクターイエローによる検測は、1日目に下りで博多へ、翌2日目には上りで東京へ向かうので、トラブルがない限り、明日上がってきます。

 .西の馴染みの場所でラスト計測
 上り計測列車は、光線が順光になる午前中に山陽新幹線の区間を走り、一旦大阪の基地で休憩した後、夕方前に東京へ向けて走るので、昨日と同じ愛知県内でも撮れなくはないですが、時間帯が16時台になるので、光線は良くなく、大概が日没前の低い雲に日差しを遮られる事になるのがオチなので、なるべく光線の良い時間帯で撮りたいものですから、山陽新幹線の区間で撮りたいと思いましたが、何とまたもや雨予報が・・・

 結局悩んでいる間に夕方の出発時刻のタイムリミットを過ぎてしまったので、翌朝一番で出発して加古川で撮影することとしました。
 名古屋5:58発の名阪1番乙特急に乗ります。

 桑名では雨は上がっていましたが、青山峠を越えると一面の雪景色。今シーズン初めての本格的な雪を見ました。
 天気が心配されましたが、大阪市内に入った頃には徐々に晴れてきました。

 今日は高砂市まで行くので、阪神・山陽全線が乗り放題になる、シーサイド1DAYチケットを久々に買います。
 いつの間にか2,400円に値上げしていました。まぁ阪急阪神1DAYチケットも1,600円に上がっていたので致し方ありませんが。

 姫路行きの直通特急は、民鉄無料車両で最高クラスの居住性を誇る山陽5030系に久々に乗車。
 山側のシングルシートで高砂まで1時間半のプチ旅、近鉄特急と合わせて3時間半の特急移動で喜んでいたのですが・・・

 なんと途中で2回も踏切障害があって電車が止まってしまい、遅れてしまったので、上りのキティちゃんこだま号には間に合いませんでした。
 前日入りしておれば余裕で間に合ったのですが、まぁキティー新幹線はいつでも撮れるし、過去に一度ここで撮ってるので、まっいいか。

 今回はレンタサイクルを借りるため、駅から撮影地とは反対側に歩いて、徒歩2分程の場所にある駐輪場兼宝くじ売り場で自転車も貸しているという場所(信用金庫の隣の建物)に来て、一番安い1日300円のママチャリを借ります。電動自転車には付いていない後部荷台がしっかり付いていて三脚も固定できそうですが、ロープを持っていないので三脚は前カゴに入れました。

 12:07 まずは加古川西岸で下りキティちゃん新幹線を撮影。
 前回は下り列車は曇ってしまったので、今回は晴れで撮れて良かったです。
 そしてここからが自転車を借りた真骨頂タイムになります。

 そう、上りのドクターイエローは加古川の東岸から撮る必要があるので川の対岸に回らなくてはならず、歩いて移動となると30分以上掛かるので時間ギリギリになるのですが、自転車なら10分ほどで行けるので、余裕で準備が出来ます。

 12:40 東岸に着いて取り敢えず一般の列車でウォーミングアップをします。こちらはコンデジで撮った写真で、下の動画と比べると若干の望遠側になっているのが分かるかと思います。
 山陽新幹線には短い8両編成のさくら号なども走っているので、より編成の長さなどの感覚は掴みやすいです。
 そしていよいよ、

 12:50 上り計測列車がやって来ました。 のぞみダイヤなのでほぼ最高速で来ますから一瞬です。
 昨日のJR東海の運転士は1本前の列車が「もうすぐ来るよ」と、本チャンのT4編成が「ありがとう~」と2本の列車で汽笛を鳴らしてくれたのですが、JR西日本の運転士は鳴らしてくれませんでした。まぁ他社の借り物の車両ですからね。なお博多駅では駅の発車標に「ありがとうT4編成 博多駅一同」なる表示が出て、お見送りの表示をしていたそうです。
 私の直ぐ後ろにいた人は三脚にちゃんとカメラを2台セットして、1台は完全に側窓狙いなのか真横アングルにしていました。私はカメラ2台とも動画撮影で1台は固定、もう1台は手持ちパン撮影としました。

 昨日の愛知県内と違って、ここは20人ほどしか来てなくて、まったりと撮影を終えました。
 この後自転車を返却して14時前には高砂を後にしました。

 この撮影地ではわずか20人ほどでしたが、名古屋駅や東京駅では凄い事になってたらしい、そんな人混みの中でロクな写真など撮れようがないのに、なんでわざわざ駅に行って撮るんでしょうね? 人混みの様子をマスゴミ気分で撮りに行ってるのか、ラストランの感傷に浸る自分に酔いたいので行っているのか理解できません。
 なおこれでJR東海のドクターイエローT4編成とは現役路線からはお別れですが、このうちの先頭車1両がリニア・鉄道館で展示保存される事が決まっているので、動かない姿であれば今後も見る事ができます。

 さてせっかく買ったフリーパスがまだ使えるので、列車撮影はこれで終わりにして、少し足を延ばして姫路まで行くことにします。
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さよならドクターイエローT4撮影 1日目

2025-02-01 |  出撃 at 東海地方
前記事では1/26㈰に岐阜県多治見市までJR東海音楽クラブの定期演奏会を見に行った話でしたが、次の27日~29日までが1月最後の3連休だったので、最初は30日に年休を入れて4連休にして九州とか考えていたのですが、月曜日が雨予報だったので九州行きは取りやめにしました。結局が月曜日は天気が悪かったので家でゴロゴロしてたのですが、翌28日は天気が回復するとのことで、さてどこかに出掛けようかな? 
 そうだ、ドクターイエロー撮りに行こう!
ということで、先々週の土日に大勢の鉄道ファンでフィーバーして実質お別れの報道も出たJR東海の923形T4編成のラストランを撮りに出かけることにしました。既にJR西日本のT5編成が週末に試運転で東京-博多間を往復していたため、本当にJR東海のT4編成が走るのかどうか疑問だったのですが、まだ行ったことがない撮影場所で撮るという事も合わせて、出掛ける事にしたものです。

 .初めての撮影場所で下りのラストランを撮る
 まず28日は下り計測の運用に入りますが、今回選んだのが、まだ1度も訪れたことがない場所ということで、愛知県内の矢作川橋りょうで撮ることにしました。この場所は名古屋から1時間以上掛かることから、東京駅を出発した時点での目撃情報を見てから出掛けたのでは間に合わないため、ダメ元で出掛けることにしました。

 ということで、名鉄名古屋駅からICカードで入って、もし走らなかったら適当な駅で降りて帰ってこようと思い、名古屋11:22発の吉良吉田行きの急行に乗って、しばらく経ってから貨物ちゃんねるの923形の欄を見ると。
 よっしゃーT4が入っている! (赤丸で囲んだ数字が1ならT4編成、3001ならT5編成、そもそも表示が無ければ運転していないということになります)
 これでT4編成が走っている事が分かったので、そのまま急行に乗り続けました。

 12:00 西尾線の桜井に到着。
 三脚を持ったような、それらしき人は下りてきませんでした。平日なので人少ないかな?

 2008年に高架化されてからは初めての下車となる桜井駅。
 以前、2005年ごろに8800系パノラマDXに乗り収めをした頃には、碧海桜井駅として田舎の小さな地上駅だったのですが、その時代に1度下車していて、その頃の記憶しかないので、まさかこんなに立派な駅になっていたとは・・・ 

 今回撮影をする矢作川橋りょうは、桜井駅から東の方に歩いて2km、約30分の道のりです。
 駅前にはスマホで借りれるレンタル自転車も置いてありましたが、今回は単純に往復するだけなのと、運動不足気味でもあるので、ここは1時間掛けて歩いて往復する事にします。

 街中を歩いて約10分で小さな川を渡ると、もう前には急に視界が開けます。
 もう田んぼばかりの世界、遠くに矢作川の高い堤防が見えます。左前方にちょうど東京行きの新幹線が走って行きましたが、あの場所まで歩いて行きます。

 12:30 駅から徒歩30分ほどでようやく矢作川橋りょうの撮影場所に到着しました。
 この場所は橋りょうを渡る下り列車の他に築堤を上がってくる上り列車も撮れます。まだ本命の列車が来るまで50分もあり、人もまばらです。
 あっ、そこのお姉ちゃん、そんなに近くで撮ると、側面があんまり写らないよ!

 本命のドクターイエローが来るまでの間に一般の列車を撮って、ウォーミングアップします。何せ撮り鉄するのは久しぶりですから。
 到着時は20人ほどの撮影者でのんびり構えて、まぁ平日だしこんなもんかと思っていたら、その後どんどん人がやってきて

 最終的にはここの堤防と下の田んぼと合わせて80人ぐらいが詰めかけて、ちょっとしたフィーバーとなりました。それでも土日とかと比べれば全然マシでしょう。やはり平日に休みが当たっている時の恩恵を受けます。でも平日でもこれだけの人が来るので、老人や主婦を除いたオッサン達は、やっぱり輪番勤務(交通機関や工場勤務がそうですから)の人が多いんですかね。
 テレビ局のカメラも2台、上空には取材ヘリも飛んでいます。夕方の地元のニュースで流すそうです。
 そしていよいよ

 13:22 時刻表では運転日ではない上りのぞみ364号がやってきて、橋を渡り終えた所ですれ違ったT4編成がやってきました。
 10秒時間がずれていたら後ろ被りするところでしたがセーフ。
 先頭車の窓には「ありがとうT4」と書かれた紙が貼られていました。(この画像は縮小しているので不鮮明ですが、4Kの原画ではしっかり写っています)
 撮り鉄と言えば”何とかの一つ覚え“のように、望遠の圧縮構図で撮りたがる人が多くて、特に新幹線では架線柱が邪魔に感じる事から、ここでも望遠側にセットして奥の架線柱間に狙いを定めている人を見掛けたのですが、私はいつも斜めから広角気味に撮るスタイルなので、それが今回見事に当たりました。ビデオカメラの最も広角側なので一眼レフ換算で約30mmです。
 久々のロケ鉄で成果あり、勝利宣言して帰宅します。

 続きは次の記事で書きます。
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