六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

阪急 ダイヤ改正で見納め列車の記録

2025-02-24 |  出撃 at 近畿地方
2月22日は関西の多くの私鉄でダイヤ改正が行われました。
というよりも、阪急神戸線のダイヤ改正のために、相互乗り入れしている神戸高速・山陽電鉄・阪神電鉄とさらには近鉄までもが影響するという、どれだけ影響力あんねんというところですね。地元の近鉄名古屋線までダイヤ改正(近鉄ではダイヤ変更と呼びます)されるぐらいですから。

 今回の改正ポイントは、ラッシュの平準化ということで、種別の見直しと、それに伴う連結両数の変更が大きな焦点になりました。
 ・神戸線
 ①通勤特急が全て8両編成に
 ②通勤急行を廃止し、快速を新設
 ③平日朝の急行が復活
 ④夕方以降は準特急のみとし、夕方以降は全列車が六甲に停車!
 ・宝塚線
 ⑤ラッシュ時に通勤急行を新設

 このうち①と②では、10両編成の列車と神戸線での通勤急行が消滅してしまうため、これをカメラに収めることとしました。場所は3年間勤めていた十三駅とその南側という、私にとっては庭先みたいな所でしたが、30年経って街の様子は結構変わっていました。

 7:35 10両編成の通勤特急は9本運転されており、7時台前半の列車は逃しましたが、これから記録です。
 ホーム端まで一杯に停まるので、標準レンズだと収まりません。

 7:40 続いて5本ある通勤急行の1本目
 8両編成の列車は手前に停まるので、逆にこの位置からだと望遠撮影になります。
 十三・淡路駅の10両対応ホームはラッシュ時以外はゲートを閉めて一般客が入れないようにするのですが、朝ラッシュ後にそのゲートを閉めるのも私たち学生班の仕事でした。10両編成の運転時刻が8:45時以降にも拡大してからは、社員の方がゲートを閉めるように変わっていると思われます。
 駅で撮っていても良い映像は撮れないので、駅の外に出ることにします。

 7:56 2本目の通勤急行はCLASSIC8000 できました。
 クラッシックと言いながら行先表示器は幕ではなくてLEDとはこれ如何に。

 7:58 こちらは一般の特急ですが、ダイヤ改正の看板が付いていたので撮影。
 同じデザインで色違い(オレンジ)の看板が宝塚線の列車に付いています。

 8:12 3本目の通勤急行は7000系の7014F
 こちらは幕車なので、きれいに写りますね。

 8:23 7014Fの折り返し列車と被り気味にやってきた8033F+7000Fの通勤特急
 スタント傾斜のある額縁窓がいろいろ反射して見づらいですが、表示は幕なので見やすいです。

 8:28 1000系1014Fによる通勤急行がきました。
 LED表示なので、明るい所では全然見えません。

 8:38 続いて8200系の2編成目の8201F先頭での通勤特急
 この8200系も増結専門の道が絶たれて、去就が注目されます。

 8:43 本日最後、5本目の通勤急行は9000系の9006Fで来ました。
 1000系以上に見にくいLEDというか、もう全く表示が見えません。

 8:53 最初に十三駅で撮った8200Fが一旦神戸三宮まで行って、折り返し上がってきました。
 先の8201Fと同様、神戸線を朝2往復して、あとは1日車庫で寝ます。

 9:08 そして最後は8031F先頭の通勤特急。
 これで朝の見納め列車撮影を終えて撤収しました。

 朝練を終えて冷えた体(運動部の朝練は体が温まるのですが、撮影は体は温まりませんw)に温かい阪急そば(モーニングうどんセット+きつね)で体も心も温めます。
 これで1985年から続いた阪急の10両編成の運転が40年で終焉することとなりました。
 また通勤急行は神戸線では無くなるものの、宝塚線で夕方のラッシュ時に走るので、こちらの表示は見られます。

 ということで今回は動画も早速上げました。
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ドクターイエロー 雪国を行く

2025-02-15 |  出撃 at 近畿地方
1月28・29日にさよならドクターイエローとして923形が引退した事がテレビニュースなどでも報じられたはずなのに、2月に入ってもまだドクターイエローは走っています。
 鉄道ファンなら当然知っている事ですが、引退したのはJR東海所有のT4編成だけで、JR西日本が所有するT5編成は、まだ2年近く活躍しますから、その間はあの黄色い車体を見ることができるのです。
 前回の走行から約10日後の2月7日が走行日に当たっているので、その日はちょうど当直明けなので、別の場所で撮ろうということにしました。折しも大雪情報で新幹線も遅れが出ているという事なので、あの辺りに行けば、いいシーンが撮れるかも知れないという事と、丁度新しい特撮用機材を新調したので、それのテスト撮影も兼ねて、いきなり本番撮影に挑むことにしました。

 .15年ぶりの伊吹山バック新幹線
 場所は東海道本線の近江長岡駅から歩きで行く場所にしました。

 新幹線の撮影については、色んな場所で撮っていますが、伊吹山バックの撮影地に来たのが前回は2010年2月の500系のぞみ号の引退前に来て以来の15年ぶり、在来線の撮影では117系の撮り収めで2013年3月に来て以来となりました。

 近江長岡駅で降りましたが、駅前はそんなに雪は積もっていませんでした。
 道もほとんど雪は溶けています。

 撮影場所は近江長岡駅から徒歩30分ほどの所にある、東海道線が大きくカーブしている場所の辺りで、A地点から下り列車が、B地点からは上り列車が撮れます。Google検索だと北側に大きく遠回りして35分と出ていますが、新幹線の線路沿いにある道を進めば30分程度で行くことができます。大きく遠回りした三角の頂点あたりにバス停があり、駅からそこまでバスを利用する事もできますが、そもそもバスの本数が少なく、2時間に1本程度しかないので、大概は歩いた方が早いです。

 現地に着いてウォーミングアップ。
 先客が既に後ろの方で三脚立てていたので、あまり前へ出ることは出来ずに、この辺で撮影。カメラを左の方に置ければ、雪が解けた道路をカットできたとは思いますが、中々そうもいきません。そして

 13:50 ドクターイエローがやってきました。
 雪国を走るドクターイエローの風景、1年に数回しか見られない組合せです。

 撮影を終えて近江長岡駅に戻ってきました。
 駅の待合室の一角が改造されて、地元の有志によるカフェとして、水曜日と隔週日曜日に営業しているそうですが、今日は金曜日なので閉まっています。
 これで下りのぞみ検測の撮影は終わり、今日はこのまま帰りました。

 .大雪の中での撮影
 昨日は思ったほど雪もなく、道路も溶けていて普通に歩けましたが、さて今日はどうかな?
 朝起きたら電車の走っている音が全然しないので、もしやと思ってカーテンを開けたら大笑い。真っ白です。近鉄名古屋線は大雪のため20分程度遅れていました。よしということで、今日も機材を持って出かけることにしました。

 岐阜を過ぎた辺りから線路の雪を巻き上げて、雪煙となって窓にバチバチ当たって、氷の粒がガラスに付くと、雪国電車の雰囲気が出ます。

 米原に到着。
 ベンチにも雪が積もっていて、誰も座りません。今日は土曜日でフリーきっぷだったので、一旦米原まで様子見で出てきましたが、また近江長岡に戻ります。近江長岡ではお昼ごろにEF65牽引の貨物列車が通過するので、それを撮ってから、B地点に移動しようかと思ったのですが、雪が凄いので、一旦駅に戻りました。EF65貨物については後日まとめて記事にします。
 さて雪がどれだけ凄いかというと

 このように道が全く見えません。
 そして、湿った雪がどんどん降ってくるので、傘があってもけっこうびしょ濡れになります。
 おまけに風も強く、三脚にセットしてもガタガタ揺れるほどの強風、特撮の機材は出せません。

 雪で辺り一面真っ白の世界の中を行く新幹線。
 白バックに白の車体なので、線路から離れた場所だと保護色になって、何が何か分かりません。
 風雪の中耐える事30分

 15:57 ほとんど音もなくドクターイエローがやってきました。
 白いボディーの一般の新幹線と比べると、まだ色があるだけ分かり易いかも知れませんが、編成長が短いので、気を付けてないと見逃してしまいそうな感じです。カメラを東側に振って、ケツ追いをしてみたものの、雪煙で何も見えませんでした。

 ちなみにB地点からは、川の対岸を走る東海道本線の列車を撮ることができます。北側からの撮影になるので、晴れた日だと逆光位置ですが、こういう雪の中だと光線は気にせずに撮れます。

 ということで、大雪予報に喜んで雪国を走るドクターイエローを撮りに行ったの巻でした。 
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さよなら阪神5001形

2025-02-10 |  出撃 at 近畿地方
阪神電鉄の普通専用車両として、1977年から導入され走り続けてきた5001形(2代目)がいよいよ2月10日の営業運転を以って残っている最後の4両が引退することになりました。
 私個人としても、高校3年間この電車で通学していただけに、卒業してから40年経ちますが、よく走っていたなと感心するとともに、そういった思い入れもあります。
 阪神電車ほ高校3年間で使っていただけで、大学は阪急沿線でしたし、社会人になってからはJRや近鉄という形で、乗る機会もほとんどありませんでしたが、阪神なんば線開業後に近鉄ー阪神と乗るルートに変わってからは再び阪神にも乗るようになった、と言っても年に10回位ですが。
 さて、私個人の思い出話は置いといて、いよいよ最後の活躍となった同形式の姿を半日追っかけましたので、その時の模様をお届けします。

 .先ずは撮影
 引退が近づくにつれて、運用を問い合わせる人が増えたのか、それとも最初からサービスなのかは分かりませんが、1月後半から5001形の運用表が阪神電鉄のHPに掲載されるようになりましたので、追い掛け易くなって余計に過熱しそうですが、便利なのは間違いありません。

 阪神電鉄は本線・なんば線共にほとんどの区間が高架になっているため、基本的に駅撮りとなるのですが、できれば1ヶ所位は駅間で撮ろうという、バリ鉄魂が湧きます。
 幸い平日に休みがあったので、3日㈪に行くことにしました。土日だと人が多過ぎるでしょうから、避けたいですもんね。
 この日の運用からすると、朝は尼崎で上りを迎え撃ち、梅田から折り返してくるのを大物で仕留め、高速神戸方面に追い掛けて、上りの2回目・3回目は神戸市内で、下りの2回目を地上で撮影として、その後はお別れ乗車という予定にしました。
 表に書き込んだ赤い〇印が上り列車の撮影、青い〇印が下り列車の撮影、緑色の下線はお別れ乗車として乗った区間です。



 何度も本線上を東へ西へ移動するので、便利な乗車券が阪急・阪神1dayパス(1,600円)で、時間が余ったら阪急電車も乗ろうと思っていましたが、阪神線のみの乗車で終わってしまい、元が取れたかどうか怪しいです。
 それでは撮影に行くとしましょう!

 8:22 朝の1発目は尼崎の入線です。
 8時台にもなると、引き上げ線に留置される車両も増えるので、留置車両の脇から出てきた所から捉えます。10人位が来ていました。
 この普通は尼崎で区間急行を待避するので、後続の区間急行に乗って先回りをすることにしました。

 8:31 次の千船で降りて、ダッシュで階段を下り登りして反対側のホーム端に行き、やって来る普通を迎え撃ちします。ホーム端に1人撮影者がいたので映り込んでしまいますが、構わず撮影して、撮影後は梅田寄り端まで移動します。
 停車中に5人位の撮影者が居ましたが全員発車時には乗り込んだので、映り込みなく発車シーンを撮れました。直ぐに下り電車に乗って移動します。

 9:07 3ヶ所目は先ほどにも書いた大物の梅田方ホーム端。
 晴れると逆光になるのですが、今日は薄曇りなのも幸いして、まずまずの出来?

 こういったシーンも抑えておきます。と言っても、以前もここで撮ったと思います。
 撮影後は高速神戸方面に向けて移動します。

 10:39 上りの2発目は、私が高校生の時に使っていた大石駅で。
 〇灘高生だった私は毎朝ここからこの電車に乗るのですが、よく朝寝坊して御影までは5分後の急行で追っかけてました。
 ホームには社員の人もカメラを持って待機、車掌と挨拶してました。
 次は下りの2発目ですが、そもそも地上で列車を撮れる場所が限られてるので、芦屋市内がメインとなります。

 12:39 今回も来たのが打出の東側のカーブが終わった場所の踏切ですが、残念な事に障検用の反射板の様なものが立てられてしまい、踏切からは絶望的になってしまったので、沿線の金網の上から狙いましたが、左側にどうしても金網が映り込む結果になりました。脚立に乗って2m以上の高さが必要です。

 13:31 最後は石屋川駅の下り方端で、大石駅と共に三脚禁止の駅なので、手持ちで撮りますが、直線区間を超望遠で狙えるのが、ここの特徴でもあります。

 .お別れ乗車
 石屋側駅で上りの到着シーンを撮った後に、後続電車に乗って、御影からは特急で追い掛けます。
 そうすることで西宮でさっきの普通に追い付けます。

 13:55 特急から乗り換えます。
 ちょうど2両目と3両目の中間部分の席が空いてるので、そこに座ります。先頭車両の運転室後ろとか、異様な雰囲気になってるので、静かに中間車両でお別れ乗車を楽しみます。

 阪急と阪神の電車の特徴として、車両連結面のドア上の場所に旗立てがあり、祝日にはここに国旗を掲揚するのですが、阪急はその後広告スペースになってしまったので、今も旗立てが残っているのは阪神だけになってしまいました。その旗立てにこのようなメモリアルの旗が掲揚されていました。針金やネジで固定されてないので、民度の低そうな東京圏なら即日で持っていかれるような飾り方です。さて最終日まで無事にこの旗が残っているかどうか・・・

 梅田で折り返してそのまま終点の高速神戸まで乗ります。
 全駅停車で1時間20分程の旅。

 途中の駅で運良く一角丸々席が空いたので、動画を撮影します。
 残念ながら次の駅でオッサンが乗ってきたので1駅だけで終わりましたが。

 16:03 高速神戸に到着。
 数人の撮影者がいましたが、スマホを持ったオバサンが、お構い無しに前に出るので睨み付けたら目で圧を掛けたら流石に腕を引っ込めてました。縦位置で撮るようなバカではなかったので、その辺は配慮の出来る人なのか?でもそのオバサンは、すぐに折り返して上りの電車でも乗ってる所を見ましたw

 高速神戸で5分の折返し時間で4番線から2番線に転線して発車しました。
 たまたま乗客が少なかったので、車内の様子も撮ります。

 乗客の乗り降りがほとんどない西元町に到着時はドアの開閉も撮ります。
 昔はポンッという音で瞬時にドアが開いたのですが、いつの間にか普通の電車と変わらない速さで開くように改造されていました。

 16:30 御影で下車し、反対側のホームに回り込んで、御影駅の発車シーンを撮ります。
 優等列車の退避をする駅では唯一、真ん中の線に入って止まる(昔は外側の側線で退避していました)ので、対岸のホームからスッキリと撮ることができます。
 撮影後はまた次の特急に乗って尼崎まで行き、尼崎の1駅先の大物で下車。朝来た駅です。

 17:12 夕方のやわらかい逆光を浴びて上り坂を上がってきた電車を撮影。
 日差しが強いと黒潰れしますが、薄曇りだったのが幸いしました。

 大物駅で停車する5001形
 これで今日の最後の撮影となり、5001形とのお別れとなりました。

 高校3年間の通学利用を始め、何度も乗ってきた電車でしたが、いよいよ最期の時を迎えることとなりました。
 さようなら5001形・・・ 
 なおこれで阪神からは抵抗制御車が消滅する形になりました。

 ◆この日の行程 赤字は上り撮影青字は下り撮影下線はお別れ乗車
難波634〜6558レ 1097〜654尼崎824〜57レ 9202〜827千船840〜865レ 5507〜844大物917〜891レ 1503〜918尼崎920〜961レ 5602〜1010大石1050〜1066レ 5602〜1106深江1206〜1166レ 5808〜1209打出1251〜1261レ 5502〜1308石屋川1343〜1364レ 5602〜1344御影1346〜1304レ 8148〜1355西宮1400〜1362レ 5027〜1436梅田1441〜1471レ 5028〜1603高速神戸1608〜1660レ 5027〜1624御影1636〜9152レ 8128〜1653尼崎1701〜1780レ 1108〜1703大物1720〜1761レ 5824〜1721尼崎1741〜1788レ 9728〜1801難波
 ◇フリーきっぷの元が取れたか計算してみると
難波→尼崎  10.1km 340円
尼崎→千船    3.0km 160円
千船→大石  21.7km 300円  
大石→深江   6.1km 200円
深江→打出   2.5km 160円
打出→石屋川  6.7km 200円
石屋川→梅田 25.7km 320円
梅田→高速神戸 33.1km 460円
高速神戸→大物 25.6km 440円     
大物→尼崎   0.9km 160円      
尼崎→難波  10.1km 340円      
ということで、合計で145.5km 3,080円分乗ってました。折返し乗車が多い分、項目が増えますが、本線の運賃が安いのもあって、フリーパスの値段の2倍には達しませんでした。

 次の記事は雪国を走る黄色いやつのお話です。
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震災30年のルミナリエ

2025-02-08 |  出撃 at 近畿地方
さる1月17日は1995年に起きた阪神淡路大震災から丸30年を迎えた、メモリアルデーとなり、兵庫県内各所で行事が行われました。
 この年の春に私も神戸を離れているので、人生の半分以上を兵庫県外で暮らすことになり、変わりゆく神戸の街を見つつ、リタイア後に戻るかどうかも未定な状況ですが、お墓が神戸にあるので、毎年春秋に墓参りで帰ってはいますが。
 さて、復興の象徴として行われる行事として、12月のクリスマス前の時季に催されていたのが神戸ルミナリエで、コロナにより3年間は本展示を中止(代替展示のみ)となったものの、代替展示も回数に数えに入れて震災から30年で第30回目という形になりました。
 震災の日に合わせて開催日もクリスマス前の人が動いている時期から1月後半という、最も人が動いていない時期に変更したり、区域も無料エリアと有料エリアに分けたりと、新しい試みが行われています。毎年「今年が最後」と言われながらも、これまで続いてきました。
 以前と少し様子が変わっているので、会場分離後は初めて(去年は四国へ行く船に乗る際に脇を通りかかっただけ)無料エリアだけですが、見てみることにしました。

 元町の大丸東側の筋には、規模の小さな光のページェントみたいなライティングがしてありました。
 夕方17時過ぎで、まだ上空には明るさが残ります。

 南に一筋下った角を有料エリアのメリケン波止場へ行く人は真っすぐ、ここで左折(東へ)すると無料エリアとなり、その先には交通規制も掛かっていますが、以前ならこの場所が全部規制がかかっていたのですが、今は一部だけの規制になっています。かつてはここにガレリアと呼ばれる回廊があって、大勢の人が道路を埋め尽くして18時の点灯を待っていたのですが、今はライティング自体がほとんどありませんし、残っているライトも既に光っています。

 東の突き当りまで歩いて、無料エリアのメイン会場である東公園に来ました。
 ルミナリエと言えばこのオブジェですが、数年前に背後にタワマンが建ってしまい、せっかくの風景が少々台無しになっています。一定の部屋についてはカーテンを閉めるなどの協力も行われている感じですが、さすがに全部屋消しての協力まではできないようですね。

 そこで角度を変えて撮ることとして、西側の場所に来てみました。
 また明るさ調整もすることで、これで後ろのマンションの明かりはほぼ見えないと思います。これで-2段アンダーで露出調整しています。

 オブジェのすぐ近くまできました。
 だいたいこれ位の明るさが実際の明るさで、行き交う人々のシルエットが映ってるかと思いますが、補正をするかどうかで迷いますね。ということで、どっちも撮ればいいだけです。

 東広場の東端にはこのような1.17の灯として、ゆらゆら炎が燃えていました。
 鎮魂のモニュメントを象徴するオブジェです。

 一通り電飾も撮り終えたので、三の宮駅方向へ戻ります。
 入口の近くには幾つかのテントが並んでいて、以前ならここで記念グッズの販売などが行われていたのですが、今回は物品の販売自体がないようで、JR西日本と幾つかの自治体の展示のみと、いささか淋しい感じがしました。

 JR西日本のブース
 かつてはルミナリエ限定のイコちゃんグッズや、クリアファイルなども売っていたのに、今年は展示だけで終わっています。

ということで、久々に神戸ルミナリエに来たの巻でした。
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さよならドクターイエローT4撮影 2日目

2025-02-02 |  出撃 at 近畿地方
昨日の記事の続きになります。
 28日は愛知県の矢作川橋りょうに初めて訪問して、下りのドクターイエローT4編成最終計測仕業を撮影しました。
 このドクターイエローによる検測は、1日目に下りで博多へ、翌2日目には上りで東京へ向かうので、トラブルがない限り、明日上がってきます。

 .西の馴染みの場所でラスト計測
 上り計測列車は、光線が順光になる午前中に山陽新幹線の区間を走り、一旦大阪の基地で休憩した後、夕方前に東京へ向けて走るので、昨日と同じ愛知県内でも撮れなくはないですが、時間帯が16時台になるので、光線は良くなく、大概が日没前の低い雲に日差しを遮られる事になるのがオチなので、なるべく光線の良い時間帯で撮りたいものですから、山陽新幹線の区間で撮りたいと思いましたが、何とまたもや雨予報が・・・

 結局悩んでいる間に夕方の出発時刻のタイムリミットを過ぎてしまったので、翌朝一番で出発して加古川で撮影することとしました。
 名古屋5:58発の名阪1番乙特急に乗ります。

 桑名では雨は上がっていましたが、青山峠を越えると一面の雪景色。今シーズン初めての本格的な雪を見ました。
 天気が心配されましたが、大阪市内に入った頃には徐々に晴れてきました。

 今日は高砂市まで行くので、阪神・山陽全線が乗り放題になる、シーサイド1DAYチケットを久々に買います。
 いつの間にか2,400円に値上げしていました。まぁ阪急阪神1DAYチケットも1,600円に上がっていたので致し方ありませんが。

 姫路行きの直通特急は、民鉄無料車両で最高クラスの居住性を誇る山陽5030系に久々に乗車。
 山側のシングルシートで高砂まで1時間半のプチ旅、近鉄特急と合わせて3時間半の特急移動で喜んでいたのですが・・・

 なんと途中で2回も踏切障害があって電車が止まってしまい、遅れてしまったので、上りのキティちゃんこだま号には間に合いませんでした。
 前日入りしておれば余裕で間に合ったのですが、まぁキティー新幹線はいつでも撮れるし、過去に一度ここで撮ってるので、まっいいか。

 今回はレンタサイクルを借りるため、駅から撮影地とは反対側に歩いて、徒歩2分程の場所にある駐輪場兼宝くじ売り場で自転車も貸しているという場所(信用金庫の隣の建物)に来て、一番安い1日300円のママチャリを借ります。電動自転車には付いていない後部荷台がしっかり付いていて三脚も固定できそうですが、ロープを持っていないので三脚は前カゴに入れました。

 12:07 まずは加古川西岸で下りキティちゃん新幹線を撮影。
 前回は下り列車は曇ってしまったので、今回は晴れで撮れて良かったです。
 そしてここからが自転車を借りた真骨頂タイムになります。

 そう、上りのドクターイエローは加古川の東岸から撮る必要があるので川の対岸に回らなくてはならず、歩いて移動となると30分以上掛かるので時間ギリギリになるのですが、自転車なら10分ほどで行けるので、余裕で準備が出来ます。

 12:40 東岸に着いて取り敢えず一般の列車でウォーミングアップをします。こちらはコンデジで撮った写真で、下の動画と比べると若干の望遠側になっているのが分かるかと思います。
 山陽新幹線には短い8両編成のさくら号なども走っているので、より編成の長さなどの感覚は掴みやすいです。
 そしていよいよ、

 12:50 上り計測列車がやって来ました。 のぞみダイヤなのでほぼ最高速で来ますから一瞬です。
 昨日のJR東海の運転士は1本前の列車が「もうすぐ来るよ」と、本チャンのT4編成が「ありがとう~」と2本の列車で汽笛を鳴らしてくれたのですが、JR西日本の運転士は鳴らしてくれませんでした。まぁ他社の借り物の車両ですからね。なお博多駅では駅の発車標に「ありがとうT4編成 博多駅一同」なる表示が出て、お見送りの表示をしていたそうです。
 私の直ぐ後ろにいた人は三脚にちゃんとカメラを2台セットして、1台は完全に側窓狙いなのか真横アングルにしていました。私はカメラ2台とも動画撮影で1台は固定、もう1台は手持ちパン撮影としました。

 昨日の愛知県内と違って、ここは20人ほどしか来てなくて、まったりと撮影を終えました。
 この後自転車を返却して14時前には高砂を後にしました。

 この撮影地ではわずか20人ほどでしたが、名古屋駅や東京駅では凄い事になってたらしい、そんな人混みの中でロクな写真など撮れようがないのに、なんでわざわざ駅に行って撮るんでしょうね? 人混みの様子をマスゴミ気分で撮りに行ってるのか、ラストランの感傷に浸る自分に酔いたいので行っているのか理解できません。
 なおこれでJR東海のドクターイエローT4編成とは現役路線からはお別れですが、このうちの先頭車1両がリニア・鉄道館で展示保存される事が決まっているので、動かない姿であれば今後も見る事ができます。

 さてせっかく買ったフリーパスがまだ使えるので、列車撮影はこれで終わりにして、少し足を延ばして姫路まで行くことにします。
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さよならドクターイエローT4撮影 1日目

2025-02-01 |  出撃 at 東海地方
前記事では1/26㈰に岐阜県多治見市までJR東海音楽クラブの定期演奏会を見に行った話でしたが、次の27日~29日までが1月最後の3連休だったので、最初は30日に年休を入れて4連休にして九州とか考えていたのですが、月曜日が雨予報だったので九州行きは取りやめにしました。結局が月曜日は天気が悪かったので家でゴロゴロしてたのですが、翌28日は天気が回復するとのことで、さてどこかに出掛けようかな? 
 そうだ、ドクターイエロー撮りに行こう!
ということで、先々週の土日に大勢の鉄道ファンでフィーバーして実質お別れの報道も出たJR東海の923形T4編成のラストランを撮りに出かけることにしました。既にJR西日本のT5編成が週末に試運転で東京-博多間を往復していたため、本当にJR東海のT4編成が走るのかどうか疑問だったのですが、まだ行ったことがない撮影場所で撮るという事も合わせて、出掛ける事にしたものです。

 .初めての撮影場所で下りのラストランを撮る
 まず28日は下り計測の運用に入りますが、今回選んだのが、まだ1度も訪れたことがない場所ということで、愛知県内の矢作川橋りょうで撮ることにしました。この場所は名古屋から1時間以上掛かることから、東京駅を出発した時点での目撃情報を見てから出掛けたのでは間に合わないため、ダメ元で出掛けることにしました。

 ということで、名鉄名古屋駅からICカードで入って、もし走らなかったら適当な駅で降りて帰ってこようと思い、名古屋11:22発の吉良吉田行きの急行に乗って、しばらく経ってから貨物ちゃんねるの923形の欄を見ると。
 よっしゃーT4が入っている! (赤丸で囲んだ数字が1ならT4編成、3001ならT5編成、そもそも表示が無ければ運転していないということになります)
 これでT4編成が走っている事が分かったので、そのまま急行に乗り続けました。

 12:00 西尾線の桜井に到着。
 三脚を持ったような、それらしき人は下りてきませんでした。平日なので人少ないかな?

 2008年に高架化されてからは初めての下車となる桜井駅。
 以前、2005年ごろに8800系パノラマDXに乗り収めをした頃には、碧海桜井駅として田舎の小さな地上駅だったのですが、その時代に1度下車していて、その頃の記憶しかないので、まさかこんなに立派な駅になっていたとは・・・ 

 今回撮影をする矢作川橋りょうは、桜井駅から東の方に歩いて2km、約30分の道のりです。
 駅前にはスマホで借りれるレンタル自転車も置いてありましたが、今回は単純に往復するだけなのと、運動不足気味でもあるので、ここは1時間掛けて歩いて往復する事にします。

 街中を歩いて約10分で小さな川を渡ると、もう前には急に視界が開けます。
 もう田んぼばかりの世界、遠くに矢作川の高い堤防が見えます。左前方にちょうど東京行きの新幹線が走って行きましたが、あの場所まで歩いて行きます。

 12:30 駅から徒歩30分ほどでようやく矢作川橋りょうの撮影場所に到着しました。
 この場所は橋りょうを渡る下り列車の他に築堤を上がってくる上り列車も撮れます。まだ本命の列車が来るまで50分もあり、人もまばらです。
 あっ、そこのお姉ちゃん、そんなに近くで撮ると、側面があんまり写らないよ!

 本命のドクターイエローが来るまでの間に一般の列車を撮って、ウォーミングアップします。何せ撮り鉄するのは久しぶりですから。
 到着時は20人ほどの撮影者でのんびり構えて、まぁ平日だしこんなもんかと思っていたら、その後どんどん人がやってきて

 最終的にはここの堤防と下の田んぼと合わせて80人ぐらいが詰めかけて、ちょっとしたフィーバーとなりました。それでも土日とかと比べれば全然マシでしょう。やはり平日に休みが当たっている時の恩恵を受けます。でも平日でもこれだけの人が来るので、老人や主婦を除いたオッサン達は、やっぱり輪番勤務(交通機関や工場勤務がそうですから)の人が多いんですかね。
 テレビ局のカメラも2台、上空には取材ヘリも飛んでいます。夕方の地元のニュースで流すそうです。
 そしていよいよ

 13:22 時刻表では運転日ではない上りのぞみ364号がやってきて、橋を渡り終えた所ですれ違ったT4編成がやってきました。
 10秒時間がずれていたら後ろ被りするところでしたがセーフ。
 先頭車の窓には「ありがとうT4」と書かれた紙が貼られていました。(この画像は縮小しているので不鮮明ですが、4Kの原画ではしっかり写っています)
 撮り鉄と言えば”何とかの一つ覚え“のように、望遠の圧縮構図で撮りたがる人が多くて、特に新幹線では架線柱が邪魔に感じる事から、ここでも望遠側にセットして奥の架線柱間に狙いを定めている人を見掛けたのですが、私はいつも斜めから広角気味に撮るスタイルなので、それが今回見事に当たりました。ビデオカメラの最も広角側なので一眼レフ換算で約30mmです。
 久々のロケ鉄で成果あり、勝利宣言して帰宅します。

 続きは次の記事で書きます。
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