六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

社会人野球日本選手権始まる

2024-10-30 | スポーツ
 前記事で書きましたが、今週から大阪市で社会人野球日本選手権が始まり、史上初めてJR旅客会社全6チームが揃い踏みとなる大会となりましたこれまで最大で確か5チーム揃った事があったと思いますが、6社揃ったのは初めてということで、この機に全部見ようということで、普段の週休日以外にリフレッシュ休暇(9月末で未消化の年休が40日を超えて残っている分は最大8日まで溜められる制度)を初めて2日使いました。なおどうしても休めない11月2日当直勤務があるので、その日だけ大阪から戻ってくることにします。
 左の表の水色で塗っている部分がJRの試合がある日で、うまい具合に11月2日の第1試合にJR東海があり、この試合を観たら急いで帰って仕事に向かい、翌日の朝、仕事が終わったらまた大阪に出てきて夕方のJR西日本の試合を観戦という、ウルトラCの日程です。
 既にJR東海と四国は去年の日本選手権で、JR西日本は今年の都市対抗野球で見ているので、残る3チーム、特に見る機会がなかなか無いJR北海道とJR九州が出た大会が狙い目でした。そして強豪のJR東日本ですが、これも大阪ではあまり見かけないチームなので、やはりこの機に見るのが絶好のチャンスとなりました。

 初日は1試合だけで、対戦カードも優勝候補の一角NTT東日本と、クラブチームのマツゲン簑島ということで、多分NTT東が点差を付けての楽勝になりそうなので、この1試合のみ見に行くのに宿泊費を1泊余分に出すのも何なので、1日目はスルーして、2日目の朝から行くことにしました。案の定NTT東が6-0で勝っていたので、まぁ応援グッズが出たので、それ狙いなら行っても良かったかも知れません。NTT東は11月4日にこれも優勝候補のトヨタと多分当たると思うので、その時に見るか、休日の試合なのでトヨタは多分満員になりそう。とか、いろいろどちら側で見ようか考えるのも面白いものです。

 次はいよいよJR各社の試合観戦の模様を書く予定(あくまで)です。

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近鉄8A系に乗り&撮り

2024-10-27 |  出撃 at 近畿地方
先々週いよいよ営業線デビューした近鉄の久々の通勤車両である8A系を撮り&乗りに行きました。
 しまかぜ50000系やひのとり80000系の増備に100億円近く使っていましたから、なかなか一般車両の増備ができずに、その間に発火事故をはじめとした故障も
多発していたので、ようやく本腰を上げて一般車両の制作に取り掛かった感があります。
 新車構想が発表された時は、まぁまぁこんな形になるのかなとは思っていたのですが、鉄道ファンの誰もが驚いたのがその形式名で、まさか数字の間にアルファベットを挟んでくるとはという斬新さでした。頭が8で始まるので8000系列の続番であるのは分かります、トイレ付の大阪・名古屋線仕様はそれだと1A系になるのかも合わせての注目ポイントでした。
 営業運用に入った翌週に早速現地に行く事にしました。

 まず現在の運用ですが、阪神への直通運転をしない運用に入っているようで、専ら近鉄線内での折り返しのみに入っていました。
 阪神直通の快速急行や普通ではなく、急行や準急運用がメインよようです。そのうち阪神線内にも入るでしょうか。

 こちらが車内の様子で、なかなか乗客が乗っている事が多くて、撮れる機会がなかったのですが、難波に着いて車掌が見回りに行ってる僅かな時間で撮りました。

 車内に2ヶ所ある何ちゃらシート。「やさしば」
 実際に座ってみましたが、わりとフカフカしてます。E233系グリーン席の座面といった感じでしょうか。また普通席も従来のL/C座席よりは格段に座り心地が改善されてますが、果たしていつになったらクロスシートモードになるやら。
 奈良線では土休日に一部の列車でクロスシートモードにしますが、京都橿原線内ではロング専用にしてたので。

 次に撮影に向かいます。
 現在は奈良方に連結されているので、午前中に順光で撮れる奈良線の撮影地と言えばあそこしかありません。
 まず運用をつかむために大和西大寺駅で待ちます。すると

 準急で入ってきました。
 こういった駅撮りするのはスマホでスナップ撮影する以外は久しぶりなので、いかにも撮り鉄って感じでしたが、ここではこの1本だけにしました。
 信号機などがホームの両端にあって被ってしまうので、別の撮影場所に移動します。

 次に来たのが学園前駅。
 ここでは先程撮った列車が折り返して難波方面に行くのですが、奈良側の4両なので後撮りとなります。ホームほぼ端(完全に端だと柱などが邪魔になる)から撮影。
 撮影後は駅から歩いて10分ほどの踏切に行きます。小雨が降ってきました。

 富雄第一踏切は坂を登ってくる下り列車をいい感じで撮れる有名撮影地なのですが、キャパが最大3名と狭いので、平日が狙い目です。
 上の写真は編成が違いますが、これは今週再訪問時の写真(正確には動画切り出し画像)です。

 こちらは新車の導入にともなって今月から廃車が始まった8000系の残党で、こちらの方が貴重ですね。でも近鉄に詳しくないと、8000系も8400系も8600系も全然見分けがつきません。私も番号を見ないと分かりません。昔は屋根の形が違ったのですが冷房改造を受けてからはみんな同じ形に見えます。

 もう1本、こちらは黄色い近鉄電車。
 大阪万博の新ラッピング車で、前日は日本橋駅て三脚立ててかなりの人が撮ってましたが、来年半ば迄は見られるでしょう。

ということで、近鉄久々の通勤車両の新形式8A系に乗り&撮りしに行ったお話でした。
 来週(というか明後日から)は史上初のJR6社揃い踏みで出場する社会人野球日本選手権に行くので、大阪に滞在になります。

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青春18きっぷ まさかの大改悪

2024-10-24 | 交通その他
 既にご存知の方もいると思いますが、今日とんでもないニュースが飛び込んできました。それはまさかの「青春18きっぷの規定改変」です。まぁ今年の初め頃から、廃止の噂が絶えなかった青春18きっぷですが、発売は継続するものの、規約が大改訂となりました。
 それが
 連続使用が大前提
ということです。
 いままでは期間中の任意の5日間に乗る事ができたのですが、遂にその使い方ができなくなってしまいました。
 改札口での長蛇の列による苦情が出ていたのかも知れませんが、今後は自動改札機対応として日付印の押印を廃止したのはいいが、日付印を押さない代わりに、有効期間を連続3日間又は5日間に限定するということになりました。
 これまでは期間中の任意の5日間だったので、例えば前半に2日使って、後半に3日使うとか、或いは2日+2日+1日みたいな便利な使い方もできたのですが、もうこれも一切できなくなります。
 冬季・春季が1か月間と夏季よりも短いといえ、この改悪は次回からの旅に大きく影響する可能性がでてきました。
 はっきり言って、週末の土日の2日間では使えず、有休を1日取って3連休するか、有効期間の残った1日分は捨てる使い方でないと、もう使えません。ましてや5日連続使用とかかなりハードルが高くなります。もう使うなという事でしょう。そして売り上げ枚数が減ったところで、「ご利用者数の減少に伴い廃止・・・」の口実づくりにしたいと思われます。
 青春18きっぷの売り上げはJR6社合計で年間60億円とも言われており、収益的にはかなり重要な商品であるはずなのですが、JR各社間での収入分配手続きの問題や、前述の改札口での長蛇の並びの対応などで、フェードアウト作戦を展開させて行くんでしょうか。

  メリット (内はJR側のメリット)
  ・自動改札機が通れる (改札口の要因負担が減らせる)
  デメリット
  ・好きな日に利用ができず、連続使用しかできない (使用途中での転売が防げる)
  ・複数人で利用ができない (売り上げ枚数の増加が期待できる)
  ・3日間用が割高すぎる  (新たな管要と苦情への対応)
  ・最終的にきっぷ自体が廃止になる (自社管内商品の販売・売上配分手続きの省力化)

 このままだと、いよいよ鉄道旅行しなくなります。
 冬期間中の旅行計画にも大きく影響しますね。
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JR西日本区間のセブン地獄

2024-10-21 |  出撃 at 中国地方
前回までの記事の続きになります
 秋の乗り放題パスを使った3日目は前述のとおり、朝6時に博多駅を出て、名古屋へ向けて延々と16時間の鈍行乗り継旅なのですが、困るのが道中の食事です。博多駅では地下鉄から大急ぎで上がってきて、JRのホームまでギリギリ余裕なしでしたから、この日は小倉・下関・岩国・三原・岡山の各駅で数分~30分程度の乗り継ぎ時間がありました。
 しかし小倉駅を除いてはいずれもJR西日本の区間となり、駅内コンビニはセブンしかないという「セブン地獄」に陥ります。
 セブンの弁当がここ数年・特に最近はめちゃくちゃ叩かれていますが、私も10年以上前からできるだけセブンは避けていて、運よくおにぎり100円セールとかに当たれば別ですが、普段から避けてるので、セールに当たる事自体がまずありません。その100円セールもいつの間にかなくなってしまい、高くて小さくて薄いだけのおにぎり、白い容器が見た目で食欲を失くす弁当ということで、非常時以外は使いませんが、このJR西日本区間では、駅ナカのコンビニは全てセブンに変わってしまったので、避けようがありません。
 この日は久しぶりに岩国駅でちょうどお昼になりました。岩国ではセブン以外のコンビニは駅から歩いて4分の所にローソンがあるのですが、雨の中わざわざ歩くのも億劫なのと、三原まで3時間我慢すれば濡れずにローソンに入れるのです、お腹も空いていたので仕方なく駅にあるセブンに入り、どうせ小さいおにぎりだから、三原のローソンね買い直せばいいということにしました。

 おにぎり2個と緑茶、それにドーナツを買って、糸崎行きの電車の中で食します。
 案の定、小さいおにぎりが全然うれしくない値で、2個じゃ食べたりない感じだったのですが、最後に食べたドーナツが胸焼けしそうで後味が悪く、食欲も失してしまったので、三原駅のローソンでおにぎり買い直しはなくなり、お菓子とミルクティーだけ買って、またホームに戻って残りの旅を続けました。

 JR西日本の主要駅におけるコンビニの状況ですが、駅の中はセブンが独占、最後まで残っていた鳥取駅のハートインも陥落、豊岡駅のキヨクスは閉店ということで、完全独占となってますが、一応駅から歩いて3分以内にある他社のコンビニの一覧も作ってみたので、西日本の旅の際には参考になればと思います。


 次は近鉄の新車について書く予定です。
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今秋は1枚のみ 秋の乗り放題パス

2024-10-17 |  出撃 at 九州地方
 前々からの続きの記事になります。
 長崎ピーススタジアムで初のJリーグ観戦を終えて、秋の乗り放題パス2日目の夕方となりました。明日の最終日は丸1日かけて名古屋まで帰るのですが、長崎から出たのでは間に合いませんから、最低でも鳥栖までは戻らないといけませんので、今日は長崎を後にして鳥栖方面へ向かいます。

 .最悪サービスの九州田舎を早く抜けたい

 17:30 長崎駅でお土産を買って、18時過ぎの快速に乗るためにホームに上がってきました。既に列車が入線していたのですが、そこは京都人も顔負けのイケズの九州人、ドアは開けずに乗客を中には入れません。
 発車5分前になってようやくドアが開くまで延々と待ちます。
 前にも書きましたが、最悪のサービスを展開するJR九州なので、悟りの心を持つ余裕が必要です。

 佐世保行きの快速にこのまま乗っても早岐での接続待ちが長いため、諫早で降りることにして、朝乗った長崎本線の非電化区間のキハ47に乗り継ぐのですが、ここでもやはり締めだそうとするので、運転士に乗せろ!と怒ったのですが、せっかくのサッカー観戦で気分良かったのがJR九州の対応で台無しになるのも何なんで、一旦乗りかけた列車を降ります。乗務員とのバトルはまたの機会にでもしようかと。
 列車は接続待ちなどで5分ほど遅れ、その後の乗り継ぎシーンは取れませんでしたが、肥前浜で鳥栖行きに、鳥栖から更に博多方面行きの電車に乗り継ぎました。鳥栖で泊まってもいいのですが、明日は朝から雨なので、なるべく濡れない福岡市内中心部へ移動することにしました。

 .怒涛の鈍行旅
 結局天神で滞泊し、翌朝5時半に出発。
 前回5月の九州旅行では帰りもフェリーだったので、楽々帰ってきたのですが、今回は乗り放題パスの3日目を使っての長屋までの延々乗り継ぎ旅になるので、1日中電車の中に居ます。そのため、いかに快適な車両・位置で移動するかがキーポイントとなります。

 博多6:03発の小倉行きに乗りましたが、やってきた8両中の後ろ4両がサービスダウン改造された1500番台のロングシート車だったので、次の吉塚で前の4両に乗り移ってクロスシートの0番台車に落ち着きました。これで小倉までは安泰。
 結局この日は小倉→下関間での415系1500番台が最後のロングシート車乗車となりました。

 8:05 小倉駅の入線待ちで6分も遅れたので、朝食を買う時間が心配されましたが、下関行きの発車も2分遅れたので、その間に小倉駅改札内のファミマでパンを買って下関行きに乗車。
 下関でも数分の乗り継ぎ時間なので、コンビニに寄る時間はなくはないですが、セブンなので避けておきたいところ。左側には瑞風が停まっていました。

 次の幡生でのお楽しみは、車窓右手に現れる幡生食肉工場。
 多くの115系が肉片となっていました。左端は先頭改造車のクモハ115の1600番台でした。こうしてどんどん国鉄車両が消えていくのは寂しい限りですね。

 悲しみの雨?が降る山陽路
 山陽本線の山口県内は風光明媚な海沿いを走る場面もあるのですが、今日はさすがに天気悪いっス。

 岩国で115系にお別れ、ここからは全てJR車両で乗り継ぎます。
 227系→227系500番台を2列車→225系→313系といことで、福岡から名古屋まで16時間ほど掛かって帰ってきました。途中大阪駅の手前で乗ってた列車が異音検知で緊急停車し、その対応で1時間も遅れるというハプニング付きでしたが、どうにか近鉄にも乗り継げたので何とか帰れましたが、何だかんだで最近は輸送障害のハプニングに見舞われることが多いですね。

 次週の3連休は14日が出勤なので遠出できず、何かぐーたらしてるうちに土日が過ぎてしまい結局お出掛けは無しに、今週は木金が休みですが、天気がもう一つなのであまり出る気になれず。
 結局今週は秋の乗り放題パスの使用は1回限りで終わってしまいました。

 次に九州へ来るときは、新幹線も乗り放題になる切符が使える来年の8月以降になるか、それともED76の姿を収めたくて、春までに再訪するか、その時の気持ち次第ですね。

★今回の秋の乗り放題きっぷでの普通運賃換算
小倉→赤間   35.5km 760円
赤間→教育大前  1.9km 170円
教育大前→田代 61.0km 1,310円
田代→伊賀屋  21.4km 480円
伊賀屋→戸畑 109.8km 2,170円
戸畑→長崎  214.9km 4,400円
長崎→南福岡 147.2km 2,860円
博多→名古屋  830.6km 11,490円  合 計 1,422.3km 23,640円分と約1万5千円分程度お得に行けました。
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長崎 新スタジアム初めてのJリーグ観戦

2024-10-10 |  出撃 at 九州地方
 野球の試合はそこそこ見に行くの(言ってもプロ野球は2012年が最後)でずが、サッカーの試合は4年前に高校サッカー選手権の試合を横浜で見た事があっただけで、Jリーグの試合は見に行った事がありませんでした。やっぱりチアガールがいないからかな・・・
 しかし1度見に行きたかったのが、Vファーレン長崎の試合です。これは応援歌であるVロードという曲が好きなので、一度本場の長崎で聞いてみたかったからです。選手のプレーはどうでもいいんかいw

 実は2年ほど前から長崎の試合を見てみようとして、Yahoo内にあるSportsnaviのメニューも、長崎と神戸だけ特別に固定するように設定して情報を取るようにしていたものの、なかなか他の予定と試合の日程が合わなくて行く機会がなかったのですが、ようやく今年になって行く機会ができました。
 最初の予定では諫早のトラスタでの試合が見納めになるのもあって、8月の終わりに年休も取っていたのですが、台風で交通機関が止まって九州へ行けなくなってしまったので中止、次の機会を探していたところ、ちょうど10月6日の新スタジアム初試合の日に行けそうなので、頑張って出撃することにしました。と言っても当初は雨降りが予想されていたので2日前までは行くかどうか様子見をしていて、11月10日の最終戦の日にしよかなーとも思っていたのですが、傘マークが消えたので急きょ行くことにしました。この辺は3つ前の記事で書いた通りです。

 ・画期的なピーススタジアム構想

 まず今回新しく建設された長崎ピーススタジアムは、長崎市の中心地に近い場所(図の緑色の円)で、2013年までの本拠地であった総合運動公園が市街地から遠い山の中(図の赤い橙色の円)にあったのとは対照的に、本当に便利な場所にできました。ちなみにプロ野球が開催されるビッグNスタジアムは図のピンク色の円の場所です。 
 県庁所在駅の長崎駅から徒歩10分という絶好の立地に長崎スタジアムシティーとして、ホテルやショッピングセンター・企業オフィスを併せた複合施設となっていて、総事業費は1,000億円(当初の計画では800億円でしたが、昨今の資材の高騰で膨らんだ模様)。どこやらの地域みたいに税金に頼ろうとする(市長が却下して頓挫)のではなく、地元の企業ジャパネットがボンと出す切符の良さというか、ふるさと長崎の創生のためにこれだけのお金が出せるのも凄いですね。なお建設費の回収には25~30年かかるそうで、非常に息の長い話です。

 ・チケット購入は専用サイトで
 チケットの購入ですが、チケットぴあやJリーグチケットではビジター側席しか販売していないようなので、全席種から選びたいのであれば、やはり専用サイトから入って買った方がいいです。
 といういことで、今回1回限りの利用になるかも知れませんが、長崎スタジアム・シティーのサイトにユーザー登録して座席図に入ってみました。

 右側のビジターエリアがホームと同割合になっていてびっくり。これについては試合開始前の高田社長の挨拶でも触れられていました。
 試合2日前の金曜日の朝の時点でホーム側は階下席の3,500円の席が残り4席、階上の3,000円の席は完売となっていました。面白いのは自由席の値段が3,500円で、指定席よりも高いこと。まぁ自由席が設定されているエリアはゴールポスト前のサポーターにとっての特等席なので、値段が高いのも分かります。この自由席エリアは試合前から立ったまま延々と飛び跳ねて歌い続けるような設定でしょうから。よそ者には辛いかも。
 図の左上の方に残っていた黄色の点の位置から端っこ側の階下指定席を買いました。

 ・路面電車も大増発
 2万人収容の新スタジアムがビジター側の一部を除いて完売ということですから、けっこうお客さんが詰めかけるということで、足となる路面電車も臨時電車を出しての対応となっていました。
 長崎電軌の路面電車は1・3~5の4つの系統があるのですが、この日は昼前から系統番号無しの白幕状態にして新地中華街ー浦上車庫を往復する区間運転を設定して、ピストン運転で乗客を捌きます。
 停留場名も宝町スタジアムサウスに、錢座町スタジアムノースに改称して、市外からの乗客にも分かりやすくしました。

 12:05 ホーム側席の入り口に近いスタジアムノース電停で下車、続々とお客さんが電車から降りてきます。
 大都市だとサッカースタジアム最寄り駅での光景は割と若い人が多いのですが、赤ちゃん連れからおばあちゃんまで結構幅広い年齢層が訪れていて、地元愛というか、プロ野球チームがない長崎だと数少ないプロスポーツの試合なので、全県をあげての応援になりますね。

 JRの高架下をくぐると、目の前に巨大な施設が広がります。
 その大きさは東京ドームの1.5倍の大きさですから、ジャパネットの本気度が伺えます。なお分かりにくいですが、右側のショッピングゾーンが暗くなっていますが、こちらは10月14日に地元が生んだスター:福山雅治を迎えて正式なこけら落とし、グランドオープンからの営業開始なので、まだ閉まっておりました。
 先に一旦3階まで上がってグッズショップを見てみましたが、かなりの長蛇の列、個々の選手名は知らないので、選手名入りのタオルとかは買えず、ちょうど今日の対戦チームである長崎と大分のマスコットが並べた柄の記念タオルがあったので買いました。ユニフォームも売ってましたが、2万8千円もするので、さすがに手が出ません。

 チーム公式のプログラムチラシ第18号と、長崎新聞による開業特集号が配布されていたので、これも貰っていきます。

 ・ノーゲートで回遊できる構造

 2階のコンコースに戻ってきました。
 実はまだコインロッカーが整備されていなかったため、本日に限り暫定的に仮設の「総合案内テーブル」で大型荷物を預かってもらえて(写真中央左)、HPには500円と書いてありましたが実際には無料でした。この総合案内も試合の日だけここに会議テーブルを持ってきて置いただけで、普段は何もないようです。
 ここのスタジアムの最大の特徴は入場ゲートが無いことで、試合のない日は自由に外から入って座席に座れるということです。そのため試合の日だけ仮設で入場のQR読み取りラッチが設けられます。

 バックスタンド側の長辺に沿ってフードコートがあり、数店舗が並んでいますが、注文は全て横にあるタッチパネル機で注文する形になっていて、かなりの人が並んでいました。また各店舗の順番待ち表示を見ると出来上がりまでかなり待たされそうです。初日でしかも家族連れが多い日曜日のお昼時とあって、大渋滞でしたが、段々と慣れてくれば少しは緩和されてくるでしょう。

 フードコートの中央の椅子がある場所からは少しだけピッチが見える構造になっているのと、一部のガラス戸が開いていて、スタンド内のお客さんが外の売店に出入りできるようになっています。ゲート内でも見た感じで4つほどお店はありますが、数が少ないので外に出て買えるように融通をきかせている模様です。また併設のホテルの2階からも直接出入りできるドアがあって、この日もホテルから何人かの人が出てくる様子が見られました。
 新しい都市中心型の球戯場の試みとしては最先端を行く(郊外型ではエスコンフィールドがありますが)複合施設とあって、他の地方のプレスをはじめJリーグ機構など多数の視察の人が来ていました。今年1月にまちなか新スタジアムが開場した広島は100万都市なのに対して、人口が40万人を切った長崎市で成功するのか、地方都市再生の試金石として広島以上に注目が集まっています。

 ・いよいよスタジアム内へ

 フードコートエリアを抜けて反対側に出てきました。
 ちょうど仮設の入場ゲートが設置されているので、ここから入ることにします。荷物検査がありますが、軽いリュックだけになっていたので、軽々とパスしました。左のテントで荷物検査、右のテントがQR読み取りラッチで、バリケードを含めて全部仮設で、試合のない日は何もない空間になるのでしょうか。

 13:05 まだ試合開始まで1時間弱ありますが、既にサポーターたちの歌声と太鼓が轟いていました。
 しかし、ん?何かおかしい。 聞いたことない歌ばかりだし周りは大分のサポばっかり。
 そうです、ビジター側に来ていたのです。チケットの座席図では左上になっているので、当然南側から見たらサウスゲート側が近いのと思いきや、チケットの座席図は南北が逆転しており、南西側がビジター席になっているのです。ということで北東側のホーム席側に回ります。

 スタジアム内は席ごとにゲートや柵で区切られておらず、どの席の人も回遊できるようになっています。ちょうどバックスタンド側には開業祝いの花が届けられていました。

 ようやく自分の席に座ります。ちょうどコーナーがある場所ですね。
 これで座席番号は18列目ということですから、ピッチからスタンドまでが脅威の5mしかない恩恵に預かっています。

 こちらが座席ですが、座席の下の空間が指定席・自由席の区別なく広くて、これなら大き目なショルダーバッグを預けないで、そのまま持ってきて下においても良かったかなと思いましたが、荷物検査がネックになるので、やはり身軽な方がよいでしょう。座席の下に梁がある野球場とかだと全然荷物が置けませんからね。

 試合前のウォーミングアップで選手たちがピッチに入ってきて、会場から拍手が沸き上がります。
 サポーターのボルテージも益々上がります。

 ウォーミングアップが終わると、芝生内に散水が行われますが、自動噴水が一斉に出るので、けっこうコレがシャッターチャンスかも知れません。夜間のナイター試合だと更にきれいに見えるかも。

 散水が終わったところで、ジャパネット高田社長によるスタジアム開業の挨拶が行われました。
 挨拶に先立って、スタジアム建設までのドキュメント映像の放映もあり、開業初日ならではの演出?でした。

 ・ピッチまで驚異の5mしかない故に

 いよいよ試合が始まりました。
 プロのサッカーの試合は始めてですが、プロであるが故にDFどうしでボール回しをしたりして、意外と退屈な時間があります。ボールを後ろで回しながら相手を引き付けて、そこから前へボールを出すのですが、結構何度も後ろへ戻すのはどうかな? J1・J2の違いはあるも、この辺りはお互いに力量が分かっている選手同士ですから、駆け引きがあるのでしょうね。なり振り構わずガンガンボールを前に入れてくる高校サッカーとは別次元と言われればそうですが。
 さてピッチからスタンドまでが脅威の5mしかない唯一の欠点が試合中に判明しました。

 それが反対側のコーナーキックの場面です。
 観客の死角にならないよう、サポーターが一斉に旗を引っ込めるのですが、それでもグランドが近すぎて観客がブラインドになって、コーナーの外からボールを蹴る選手の姿が全く見えません。
 この死角が起こるのは私たちがいる熱狂サポーター席エリアで起こる現象で、長辺のホーム・バックスタンドではこの現象は起きません。さすが料金が高いだけはありますが、逆に言えばこういったネタが書けるのがイイと負け惜しみを言います。

 ハーフタイムを挟んで、後半はホーム側席の前が相手の守備エリアになるので、長崎の選手たちが遠くなるのですが、盛り上がるのが攻め込んで来た時、そして得点時は目の前でゴールネットを揺らすので、後半に得点が入ると盛り上がりもより大きくなります。
 これだけピッチが近いとやはり臨場感は最高ですね。
 この試合では前半に3点、後半に1点の得点だったので、サポーター前でゴールネットを揺らすのは1回だけで終わりました、まぁ贅沢な希望ですね。とにかく勝って上位に上がってくれればいいですから。
 試合はそのまま4-1で長崎が勝利し、新スタジアム開業初戦に花を添えました。

 試合後は勝利インタビューにネットMVP投票&表彰式などで色々とイベントがあり、大分側の席は直ぐにガラガラになりましたが、ホーム側席は余韻を楽しむ人たちでまだまだ残っていました。休日のデーゲームならではでしょうか。

 16:40 スタジアムを後にして長崎駅に向かいます。
 徒歩10分ほどなので、わざわざ路面電車の停留所まで行って、そこで並んで電車を待っている間に、さっさと歩いた方が長崎駅には早く着いてしまいます。路面電車に乗るのは、沿線の市街地に住んでる市民か、歩いた方が早いことを知らない人ということになります。

 長崎駅に戻ってくると、土産物売り場の前にこういったコーナーが設けてあって、小さな子供たちが記念撮影をしていました。

 さらに土産物や駅のコンコースでの物品販売、路面電車の運転士もみな長崎のユニフォームを着ていて、全体で盛り上げている感じです。(アミュプラザの店員は通常の制服でした)

ということで、長崎で人生初めてのJリーグの試合観戦を行ったの巻でした。

 後日ピースタのサイトから来場者へのサンクスメールが来ましたが、左上の〇印の所がちょうど私がいた場所でした。
  
 長崎には路面電車その他の撮影などでまだ行く機会はあると思いますが、その時にうまくサッカーの試合日があればまた見たいですね、次は平日のナイターとかで予定が合えばいいですが。
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サッカー観戦で長崎を目指す

2024-10-10 |  出撃 at 九州地方
秋の乗り放題パスを使った九州遠征の2日目になります。
昨日は朝フェリーで北九州に着いて、貨物列車を追っかけながら最終的に鳥栖で滞泊しました。今日は早起きして早速出発です。

 .長崎本線で向かう
 
 長崎へ向かう際に鬼門なのが長崎本線の非電化区間(図中の黄色線)で、ここは長崎方面の列車が午前中の最終列車が朝8時で、次は14時台まで6時間ないため、普通列車で諫早・長崎へ行く場合は佐世保線・大村線経由の遠回りになることと、YC1型のほぼロングシート地獄になるので避けたいところ。まぁ特急+新幹線に乗ればすぐなんですがね。

 6:30 残念ながら少し朝寝坊してしまい、あとの電車になってしまいました。
 乗換え回数が1回増えましたが頑張って江北まで行きます。

 7:25 江北からは1日1本だけ運転されている、長崎まで直通の普通列車に乗ります。(肥前浜発の長崎行きが午後に1本あります)
 これを逃すともう昼過ぎまで長崎本線の列車はありません。

 江北から長崎までは2時間13分の旅。
 やっぱり国鉄型車両は落ち着いて乗れるのでいいですね。しばしの至福の時間が流れます。

 佐賀県と長崎県の県境あたりで有明海の海沿いに出てきます。
 今日は曇りの予報でしたが、晴れてきました。

 県境を越えて長崎県に入りました。
 ガラガラだった列車はここから諫早や長崎に向かう乗客が駅ごとに乗ってきて、諫早からは立ち客が出るほどの込み具合になりました。日曜日の朝ですよ!

 9:39 長崎に到着
 1つ手前の浦上でサッカーユニを着た乗客の半数が降り、残りの乗客もすぐに階段を下りて行ったので、到着からわずか2分ほどでホームは誰もいなくなりました。

 9:50 長崎駅前に出てきました。めっちゃ天気いい!
 所々に青いサッカーユニを着たサポーターが歩いていますが、この人たちは今日の対戦相手の大分トリニータサポの人たちで、ホームのV長崎のユニは青とオレンジの近鉄特急カラーなので、そこで区別ができます。まぁ紛らわしいですがね。
 試合開始は14時なので、12時頃までは暇があることから少し散策とします。

 ということで、路面電車に乗ります。写っているのは来年3月まで限定のキティちゃんラッピング電車。
 5月に長崎に寄った時は島原鉄道と松浦鉄道がメインで、路面電車は見ていなかったので、今回はコロナ対策で運転席横のカーテンを下ろしていた状況から、現在は元に戻っているかの確認のために何本か乗って観察してみましたが、まだ3割ぐらいの電車でカーテンを下ろしていました。この辺は運転士の裁量に任されているのでしょうね。

 さて路面電車の偵察も終えたので、そのままサッカースタジアムのあるスタジアムノース電停まで電車に乗っていきます。

 午後のサッカー観戦の模様はこの続きの記事で
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電車で追っかけ国鉄貨物機3ヶ所撮影

2024-10-08 |  出撃 at 九州地方
前記事に続いて九州遠征の2話目になります。
 昨日は急きょ東北から九州へ行き先を戻して、8月に台風で行けなかった長崎へサッカー観戦の予定を入れて出発し、毎度の如く、船内レストランの食べ放題で腹十分目まで食べてそのまま爆睡して牛になってしまった(というか恒例行事になってますが)まま夜が更けました。

 5:29 明石海峡大橋下を5分遅れで通過していたのですが、朝までに遅れを取り戻し、定刻より1分早く新門司港に着岸しました。
 長距離フェリーの5分の遅れなんか誤差レベルでしょうかね。

 さて新門司港から小倉駅までの無料送迎バスですが、北九州市営の紫色の観光バスに加えて新しくマイクロバスが入っていました。閑散期の平日とか乗客は数人しかいないので、マイクロバスでも十分捌けます。前回九州に来た5月の帰路でほ、旧車のバスが1台調子が悪くて、途中で何度もピーピー警告音が鳴って冷房が止まってましたから、夏前にこの(多分) 新車を入れたのかな?

 今回の予定ですが、後ろへ行くほど天気が悪くなる予報なので
 10/5(土) 1日暇なので、昼過ぎまで貨物列車の撮影とします
 10/6(日) 昼から長崎でサッカー観戦
 10/7(月) 丸一日掛けて山陽本線鈍行で帰る
ことにして、今日から利用期間が始まる秋の乗り放題パスを買うことにしました。
 これで、余程の事がない限りこれ以降のJRの交通費は掛からないはずです。

 みどりの券売機で秋の乗り放題パスを購入。100円値上げして7,850円になっていました。1日当たりだと約2,667円になります。

 7:00 改札口を入ってホームに下りると、ヤバい、うどん屋に吸い寄せられる〜〜〜というところでしたが、既にフェリーの中で朝食を食べたのと、50円ほど値段が上がっていたので、ここはぐっと我慢してそのまま電車に乗ることに。

 .久しぶりに撮り鉄をする

 7:20 土曜日でしたが快速電車はまあまあ混んでるので、空いている普通電車に乗ります。813系サービスダウン改造車でした。
 今の時間からだと下りで2本、国鉄型機関車が牽く貨物列車が撮れます。
 狙う列車は1本目がEF81牽引の1063レ熊本行、2本目がED76牽引の5075~4083レで、この2本目の列車は通称「鍋島貨物」として長崎本線の鍋島まで行くのですが、途中福岡ターミナルに寄って列車番号が変わり、その後田代貨物駅でも荷役で長時間停車するため、その時間差を利用して追っかける事ができます。駅のホームで撮るなら簡単に追っかけられますが、旅程中のスナップ写真か、定点動画撮影以外では原則として駅のホームでは撮り鉄はしないので、しっかり駅から歩いて駅間の撮影地でちゃんと撮りたいものです。

 8:08 最初に降りたのが赤間駅。
 この駅で前回降りたのはまだブルートレインが何本も走っていた1990年代でしたので、約30年ぶりという事になります。
 しかし天気予報では晴れなのに全然晴れてきませんな。少し雲の切れ間もあるので、晴れてくることを期待して撮影場所まで歩きます。

 9:01 最初の獲物である1063レが通過、EF81404でした。
 この列車は北九州から熊本まで4時間かけて走りますが、途中の田代で45分停まるだけなので、駅撮りで追っかけても2発撮るのが精いっぱいですので、ED76が来るまでここで1時間待ちます。

 9:59 ED761017牽引の鍋島貨物がやってきました。
 上の写真より小さく映ってますが、動画撮影なので、切り取りのタイミングの違いで、実際には同じように撮れています。
 少し青空がのぞいてくるも、ほとんど曇っている状態でしたが、この場所の角度的には完全な晴れだと正面が陰になるため、ここではこれでも良かったのかなと思います。
 ネットに上がっている赤間駅の通過時刻よりも15分程度遅かったので、駅に戻るのも予定より遅くなり、10:14の快速羽犬塚行きに間に合わず。次の快速まで30分も開いてしまいましたが、次の快速に乗っても十分鳥栖まで間に合います。
 
 2か所目の撮影場所は午後順光にな場所を探していたのですが、まず都府楼南の場所は草が伸びすぎてダメそう、次に天拝山-原田の金網脇には既に1名スタンバっていたのでここも外し、そのまま田代まで行きましたが、ここである事実に気付きます。田代に停車する貨物列車は東側の貨物用の線路を走るので、昔特急電車を撮影した駅の南側の場所では撮れない。どうしよう?

 13:05 田代駅から北(博多)側に徒歩15分ほどで、駅から3つ目の踏切横の空き地から撮影
 踏切では多くの交通量があるので、こちら側の方向でしか撮れませんが、写真だけならまずまずの場所ですかな?
ということで、無事2か所目での撮影も終えて田代駅に戻ります。
 それにしても全然晴れてこないなぁ~天気予報が当たらない

 .ようやくある事実を知る
 鍋島貨物は田代駅の発車は14:25ごろで、まだ40分近い余裕があります。その時間を利用して長崎本線の電車で佐賀方面へ向かいます。普通電車は30分おきなので、1本逃して次の電車に乗ると下車駅での余裕時間が10分しかないので、鳥栖での確実な乗換えが必須です。
 乗換え時間が2分しかなかったのと、土曜日の昼下がりという事で高校生などで車内が混雑していて、乗換えの様子などは撮っていません。さらに鳥栖ー佐賀間は撮影場所も開拓済みで、目新しい場所がないので、楽に撮れる伊賀屋まで行く事にしました。
 鳥栖駅を出てしばらくすると、車窓右手に鳥栖市の各グランドが見えてくるのですが、そのうちの野球場の電光掲示板が光っていて、チーム名の所に「中京」と書いていたのが一瞬見えました。
 何、九州で野球の大会もやってるのか? ←この時点でまだ気付いていない
という一幕がありましたが、予定通りに伊賀屋駅で下車し、駅の西側に広がる田んぼに行ってスタンバイ。
 しばらくすると軽ワゴンに乗ったおっちゃん・おばちゃんがやってきて、「ブルーインパルスですか?」
と私に声を掛けてきました。
 えっ? という表情をした私に対して更に、
 「ちょうどあちら(西)の方向が国体の会場で、吉野ケ里(東)上空から開会式会場の上空を飛ぶんでね、この辺で狙おうと」
ここでようやく、今までの状況が理解でしました。
 そうか!昨日の夜、フェリーで御所のラグビーや小松大谷ほか4校ほどの競技がバラバラの部活の生徒が乗っていたこと、先ほどの車内で中京の文字があって、野球部まで来ていることが、そうか佐賀で国体やってたのねw
 撮影に来ていた人の話によると、先ほど築城基地を飛び立ったとのことで、開会式が始まって、挨拶が終わる15:15に佐賀市内のメイン会場上空を通過するので、伊賀屋だとその1分前には見えるとのこと。
 しかしここで雨が降ってきました。貨物列車の通過までもうすぐ

 14:48 2073レ通過
 一時傘に音を立てる程の雨が降りましたが、列車が来る前にはほぼ上がっていたので、何とかセーフで3発目を撮れました。
 折角ここまで来たので、ここでブルーインパルスの通過まで約30分ほど待つことにします。3年前の東京五輪の時以来となる2度目のブルーインパルスの撮影、なんか棚ぼたレベルの幸運です。

 しかし、待っても待ってもやって来ません。挨拶が長引いているのかな? さすがにそんな事はないでしょう。
 時間調整のために久留米上空で旋回しているという話。もう間もなくだと思うけど、既に予定時刻を10分過ぎてるよ。何か会場でトラブルでもあったのかな? と思っていたら、思わぬ情報が・・・

 ありゃりゃ・・・
 これは残念ですね。まぁ地元佐賀の人々は前日の快晴の中での練習飛行を見(撮)れた人もいるでしょうから、練習飛行を撮れた人たちは幸運でしたね。

 15:30 飛行中止の情報が流れた後、帰る間際にリレーかもめを撮って撤収
 中止が決まると晴れてくるいつものお決まりパターンですか。
 これで幸運は雲を掴むような話で終わってしまいました。そして幸運が逃げた後は・・・

 すし詰めの電車が待っていました。
 天皇・皇后両陛下見たさに市内へ出ていた人々で佐賀から乗っていて、2両の電車は既に満員の状態。
 田舎では皇室のパワーは凄まじい物がありますな。 しかし、ここへ途中の吉野ヶ里公園駅からさらにブルーインパルス目当てで来ていた人たちが加わって、車内は身動きできない程の混雑。
 すぐ前が女子高生2人組だったので地獄の中での何とかでしたが、それよりも重たいバッグを持った手がちぎれそうでした。
 そうか、それで吉野ケ里遺跡の駐車場が満車だったのかと納得。てっきり秋の行楽シーズンで観光客が多いんだなと行きしは思っていたのですが、飛行中止で駐車場は蜘蛛の子を散らすように一気にガラガラになっていました。
 鳥栖に16時半ごろに着いて小腹も空いているので、もう足が勝手に階段を下りて隣の5・6番線ホームに動き出します。

 疲れた体に、かしわうどんがたまらんばい! 
 これで今日の予定は終了し、あとは暇なのでどこで時間を潰すかなのですが、気分的には人が少ない南の方向へ行きたいのものの、電車がロングシート地獄なので、大牟田や日田方面には行かずに、元の3・4番ホームにやってきた門司港行きの電車が未改造の813系だったので、良席に座って小倉方面に動いているうちに爆睡してしまいました。
 朝4時起きで、後は移動→撮影→移動→撮影→とまぁ、いつもの事ですが、こういう時にどっちの方向にどこまで乗っても自由なフリー乗車券は助かりますね。
 その後北九州市内で夕食にして、また戻ってきて今夜は鳥栖で滞泊。

 明日はいよいよ初めてのサッカーJリーグ観戦です。
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東北やめて やっぱり九州へ

2024-10-07 |  出撃 at 九州地方
 10月最初の休日は年休1日を加えた3.5連休として、JR秋の乗り放題パスを使って何処かへ行こうと計画していました。以前にも書いたように、10月6日は長崎でJリーグの新スタジアムの初試合が行われるのでそれを見に行こうと思っていたのですが、生憎の雨予報になったので、土日に晴れる地方は無いかと探していた所、東北·北海道地方が両日ともマークが付いてるので、北海道はさすがに無理ですが東北なら夜行バスを絡めて行けそうと判断、行き先は暫く訪れていない岩手県の三陸鉄道沿線とする事にしました。

 .多客期なので定期バスは運休します。何だと!
 ということで、名古屋→東京(昼行)、東京→盛岡(夜行)でバスを乗り継ぐべく、JRバスの予約サイトから東京→盛岡便の検索をしたところ、

 えっ? エラーになってしまいます。
 何度やっても同じ、バス停名を変えたり、路線一覧から選んでも同じです。
 もしかして便の廃止か他社への移管でもしたのだろうかと、JRバス東北のHPを見てみたところ、

 何と、多客期なので路線バスの運行はお休みしますだと。
 いやいや大手のJRバスでそれをやるか?
 確かに観光バスの方が確実に収入を上げられて、割が良いのは分かりますが、鉄道会社系のJRバスがそれをやるのはどうかと。
 それではと東京から気仙沼・盛方面のバスを検索すると、一応残席僅かありですが、割引なしの9千円とかなり高い。そこまでして行く程の場所ではないので、どうするか保留としました。

 .やっぱり九州へ行くわ
 木曜日は当直勤務のため、何度となく天気予報のサイトで予報が更新されていないかチェックしていたところ、福岡~長崎にマークが付いたので、よしってんで、行先を東北から九州に戻しました。
 そしてサッカーV長崎のチケットサイトを見たところ、3,000円の3階指定席は売切れてましたが、3,500円の2階指定席は残り4席あったので、すかさずポチっとゲットしました。これで10/6は長崎滞在が確定となりました。
 次の問題となるのが、往路の交通です。
 復路は乗り放題パスの3日目を使うので山陽本線の鈍行旅になるのですが、金曜日はまだ切符の有効期間前なので使えず、①夜行バスである程度の所まで行って、翌朝の土曜日から鉄路にするか、②席が悪いものの我慢して船旅にするか、③ドッカリ疲れるのを覚悟で土曜日朝から延々と東海道・山陽本線を下って行くかの3択ですが、鉄道ファンなのに最近は鉄道乗り継ぎ旅をなるべく避けているんですよね、ということで①か②で考えます。
 ①夜行バスを使うルートですが、
 (ア)名古屋→岡山 3列シート 両備バス  ¥7,200
 (イ)名古屋→広島 4列シート 中国JRバス ¥8,350
 (ウ)大阪→広島  3列シート 西日本JRバス ¥7,000+大阪までの運賃¥2,000
の3便ありますが、(ア)残席無し、(イ)は4列シートなので対象外 残った(ウ)のバスですが、残席はあるものの、運賃が7,000円と閑散期の平日よりも1,500円近く高くなっているので、保留として、再びフェリーの予約サイトを確認してみると、
 ②2等寝台(ツーリスト) 大阪→新門司 名門大洋フェリー ¥6,600+大阪南港までの運賃
 やった、窓側の席が1つだけある! 誰かキャンセルしたか?
 2等寝台の場合は窓のある船室はわずか6室12席分なので、大概が入口に近い側と窓側は埋まってしまいますが、出発日の朝6時に見た段階で1つ空きがあるということは、誰かがキャンセルしたか、予約が増えると閉鎖している船室を開放するかのいずれかと思いますが、いずれにしてもラッキーです。
 これでサッカーの座席と船の席も確保できました。いや前々から予約していればいいだけの話じゃん!という意見もあると思いますが、私の場合は雨の中出かけたくないので、最後のギリギリまで予約は取らずに、天気次第では全く別方向への旅行すらする質の人間なんです。

 .船は予約・購入したが

 14:15 昼前に仕事から帰宅して洗濯だけ済ませて出発。
 ザザ降りの大雨の中でしたが、伊勢中川で特急に乗り換えると雨はほぼ上がりました。

 16:25 大阪南港に到着
 難波で少し寄り道していたので、出港30分前の乗船手続きギリギリにQRチェックを済ませます。道路はほとんど乾いていて、雨の心配はなさそうです。

 16:30 ターミナルから船までの長~~い桟橋通路を歩くのですが、いつもなら3隻いる船が1隻いません。
 東予港行きのオレンジフェリーがドック入りのため2週間運休ということで、代わりの船もない1隻で運用のため、この区間は全面運休ということになりますが、神戸港~新居浜港の間で代船を使って運行しているとのことです。

 17:00 大阪南港を定時で出港
 雨上がりのせいか、風が冷たく、半袖だと寒いほどです。

 17:20 出港からしばらくして万博会場の建設の様子が見えます。
 5月に通った時は土台だけでしたが、今はあの悪夢高き300億円の無駄遣いと揶揄された木製円型シンボルが見えてきました。デッキ上ではしゃいでいた女子高生らは見入る事なく、自分らの自撮り写真でキャッキャしてましたが、それにしてもなぜこんなに高校生が多いんだ? それも服装もバラバラだし、女子はザンギリ頭の男の子みたいな子ばかりだし。
 何か嫌な予感が・・・

 こちらが毎度の2等寝台(ツーリスト)のお部屋。奥のカーテンの所が窓。
 コロナ以降、1等個室から先に予約が埋まってしまうため、2等の雑魚寝部屋を減らして1等船室やを増やした新造船を入れたりしていますが、それでも中々予約が取りづらくなっています。

 .食堂は大混雑?
 船内やデッキ上でやたらと高校生が、それも体育会系の生徒らしき軍団が複数いるので、どうしたものかと思って、見ていたところ、髭ずらの顧問の先生らしき人と、屈強な部員たちのジャージにはGOSEと書いてあったので、これはあの有名な御所実業のラグビー部と直ぐに察しがつきました、他にはKOMATSU OTANIと書いた細身の男子と、あとはCHIBAと書いた小柄な女子のグループ、そして先ほどのザンギリ頭に長身の女生徒(ロゴ無し)たちの見ただけで4校の部活・それもラグビーから多分バレーか陸上部あたりと混在なので、何か九州で大会がありそうです。これが九州の学校のロゴだと、近畿地方での大会の帰りとなりますが、反対の状況ですから。
 ここで思い出したのが、2017年の九州行きの時に味わった、食堂地獄の事でした。あの時は京都でマラソン大会か何かで、その帰りの高校生が大勢乗って食堂も満員、食うわ食うわでご飯を切らしてしまい、炊き直しのために、食堂の営業が1時間中断するというハプニングがあったので、こういう学生スポーツ団体が乗っている時は食堂が戦々恐々になるのではと危惧しておりました。
 通常はまず17時の営業開始と同時にトラックの運ちゃんたちがなだれ込んで一杯始めるので、その人たちが一段落する18時過ぎに食堂に入ると窓側の席で海を見ながらの夕食になるのですが、今日は週末の金曜日、しかも部活軍団が複数いるので、食堂横のロビーで時間を潰していたのですが、先ほどの御所高のラグビー軍団も同じことを考えていたのが、わらわら現れて待機ていて、これはかち合ってしまった、さらに後ろにずらそうか? と思いましたが、食堂の営業時間は20時までなので、あまり遅くなるとおかずが無くなるため、仕方なくラグビー軍団と一緒に入りましたが、心配していたほど混雑していませんでした。週末なのに一般客が少なく、トラッカーたちも余り乗っていませんでした。何か不景気でも始まっているのか心配になります。食堂外の後方ロビーでカップ麺やスーパーの弁当を持ち込んで食べてる人は一定数いますが、食事の料金は値上げしていないので、原因は分かりません。
 予め修学旅行などで、決まった数の予約が数か月前から入れられている場合は、食堂のエリアや時間を分けたりと対策を取るのですが、一般のスポーツ大会で、それも勝ち進んで急きょ予定を入れたりすると、船会社側も20人ぐらいの部活なら一般客と一緒に食べてという扱いでしょう。

 といことで、無事に3ラウンドまでお代わりをして、腹10分目の満腹でベッドへ戻り、牛・牛。
 高いびきで爆睡の夜となりました。



 明日は晴れるといいのですが・・・
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史上初? JR6社全て揃う 社会人野球日本選手権

2024-10-04 | スポーツ
 プロ野球オリックスの日本シリーズ進出がなくなったため、大阪ドームで開催予定の社会人野球日本選手権は10月29日から開催となり、先日出場チームの組み合わせ抽選会が行なわれました。
 その少し前の9月末に最後まで残っていた、北海道と四国の地区予選が終わり、どちらも劣勢であったJR北海道とJR四国が見事に2位からの逆転で優勝を掴み、選手権出場を果たしました。
 既に早々に出場を決めていたJR西日本を除き、その他のJR東日本・九州・東海もギリギリ滑り込みの感じで出場権をゲットしたことで、遂に史上初めてJR6社全てが選手権に出場するという、鉄道ファンにとっては快挙?となりました。
 国鉄から民営化された1987年まで遡って記録を見たところ、過去には2008年と2014年に5社が揃ったことはあったのですが、どこかが欠けていたのですが、これでトレートフラッシュか字一色というところでしょうか。国鉄時代にまで遡って記録を確認するのは面倒なので?マーク付きとします。

 上の写真(youtubeでの中継アーカイブより引用)で赤枠で囲ったのがJR6社になります。なお東日本だけは関東・東北に別のチームを持っていて、特にJR東日本東北は夏の都市対抗でJR西日本を破るほどの実力がありますが、他にもJR千葉・JR新潟・JR水戸・JR秋田などチームを持っていますが、さすがにこの辺は上の大会に出るほどの力はないようです。

 ということで、せっかく6社揃ったので見てみたいところですが、組合せでは今年は1回戦でのJR対決はなく、勝ち進んでいくと2回戦でJR北海道とJR四国が当たります。

 こちらが期間中の2回戦までの予定ですが、今回は仕事の休みが割と合うので、何試合かは見られそうです。

 またそれに先立ち、JRグループの野球大会が香川県で10月16・17の2日間で行われ、この6チームにJR東日本東北を加えた7チームで争われるので、揃い踏みを見たい人にはいいかも知れませんね。残念ながら16日は四国まで行けませんので、またの機会にということで。
 なお名前が出ていないJR貨物にも野球部はあるのですが、こちらは軟式野球なので、旅客会社や名だたる有名企業が連なる硬式の試合には参加できませんね。

 9月は全く投稿がありませんでしたが、別に体調が悪かったわけではなく、夏場にお伝えした鉄道撮影地メモの移行作業に追われていたため、投稿に手が回らなかったためでした。鉄道撮影地メモの移行作業もほぼ終わりに近づいているので、早晩公開できるかと思います。
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