気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

大型チドリ 御三家

2019年02月27日 | チドリの仲間
ムナグロ、ケリ、タゲリ、大型のチドリの仲間三種が越冬中
ムナグロは、もう少し胸が黒くなるまで居てくれそうです。




ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝


留鳥のケリはそろそろ営巣場所を探し始めます。






ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm


タゲリたちは間もなく繁殖地のユーラシア大陸に向けて旅立つでしょう。
今年は冬鳥の帰還が早いそうです。






タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm


参考・ダイゼン
同じく大型チドリの仲間ですが、旅鳥として渡ってくるので観る機会が少ないです。


ダイゼン(大膳)Grey plover 全長約29cm


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タゲリとスズメ

2019年02月16日 | チドリの仲間
タゲリを撮影中にスズメの群が通過
まったく動じないタゲリ










曇天だったので、改めて晴れた日に行くも、同じ畝にタゲリはおらず残念・・・
曇った日の方が鳥がよく出るように感じませんか?

タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm
スズメ(雀)   Tree Sparrow 全長約14cm


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ケリ、ムナグロ  ひこばえに

2019年01月13日 | チドリの仲間
収穫を終えて耕された田んぼに緑が芽吹いています。
稲孫(ひこばえ)でしょうか。
刈り取られ土に鋤きこまれても、稲の根っこは生きていて新しい芽を伸ばすそうです。
「ひこばえ」が伸びるのは、手入れの行きとどいた土壌豊かな田圃の証しだと聞いたことがあります。

野鳥たちが好んで越冬するのも、化学肥料や農薬の少ない田圃だからでしょう。
直売所で地元産の農産物を選んで買いたくなる光景です。





ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm








ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝


紅梅一輪

かすかな甘い香りで開花に気づきました。


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タゲリ JUMP!

2019年01月08日 | チドリの仲間
郊外の田畑を車で走っていると、あちこちで越冬しているタゲリの小群を見かけます。
今シーズンはタゲリが多いのか、私の目がタゲリを見つけられるようになってきたのか?
いずれにしてもうれしいことです。

















タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm

とりあえず、遠くに野鳥を見かけたら周りの環境を入れて記録写真を撮っています。
昨日のタゲリは遠かったので、年末に近くから撮影したものを。
鳥が許してくれた時に、たくさん撮っておくと、後々、同じ鳥を見つけた際に余裕が持てます。


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ムナグロ 飛んだ!

2018年12月21日 | チドリの仲間
ムナグロの飛翔姿を 初めて見ました。
この日は、道から遠い畑の奥にいて姿がよく見えず。
他の鳥を探しつつ何度か同じ場所に戻っても、ムナグロとの距離は縮まらず。





何に驚いたのか、5羽がいっせいに飛び立ちました。







遠目でしたが、畑の上を旋回するムナグロたち、綺麗でした。

ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝

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道端にタゲリ

2018年12月17日 | チドリの仲間
寒い朝、農耕地を歩いていると、行く手にタゲリの小群が舞い降りました。
3羽が畑から出てきて、道の端をひょこひょこ歩き出しました。

目当ての鳥が見つからず、冷たい北風に吹かれて意気消沈していたので、
タゲリたちが、玉虫色の天使のように思えました。















タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm


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水辺のタゲリ 

2018年11月24日 | チドリの仲間
大型のチドリの仲間、今日はタゲリです。
ケリより一回り小さいタゲリは、金属光沢のある玉虫色の羽毛をまとった人気者。
田んぼの貴婦人(貴公子)の称号を野鳥愛好家からもらっています。。

ユニークなちょんまげ風の冠羽から、「田んぼの若殿」と私はひそかに呼んでいます。
クリッとした黒目、色白で下ぶくれ気味に見える顏・・・
おっとりとした若君に見えてきませんか?


このタゲリは一羽だけで水辺に降り立っていました。


タゲリはケリよりずっと臆病な性格です。




しゃっくりをするような動きで「ミュウ ミュウ」と猫のような鳴き声を上げたら、警戒モード。
ゆっくりその場から離れます。




こちらは別の池。14羽のタゲリの小群が羽を休めていました。
何やら相談中?


先ほどのタゲリの池から一直線に飛べば目と鼻の先なので、同じ群の仲間かもしれません。


撮影している岸から40メートル弱離れているので、群は安心してくつろいでいます。

タゲリは冬鳥として日本に渡ってきて、関東以西の温暖な地域で越冬するそうです。
冬の間も、休耕田でタゲリの姿を探してみたいです。

タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm

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ムナグロ すっかり冬羽

2018年11月23日 | チドリの仲間
前回のケリに続いて、今日も大型のチドリの仲間の登場です

ムナグロ。すっかり冬羽。麦わら色です。
名前の通り夏羽では胸から腹部にかけて黒い色をしています。

春と秋、渡りの時期に日本を中継地にしている旅鳥ですが、
野鳥図鑑によると「中部地方以南では越冬する個体もいる」とのこと。
どうやら私の地域でも毎年のように冬を越す10羽強のムナグロの群がいるらしく、一月頃にも姿を見かけます。

東京や埼玉でも真冬にムナグロを見かけたという方がいらっしゃるので、
実際には「関東付近以西の温暖な地域で越冬するムナグロもいる」ようです。
※ホロホロさん、いつも貴重なお話をありがとうございます。















ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝

一度でいいから青い水辺や緑の草原でムナグロを撮ってみたいのですが、いまだに願いが叶いません。

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ケリの舞 水辺にて

2018年11月22日 | チドリの仲間
ケッケッケッ・・・キキッ キキッ・・・キリッ キリッ
早朝、水の減った池に鋭い鳴き声が響いていました。

春から初夏にかけてつがいで縄張りを持ち、水田で営巣子育てをするケリ。
秋冬は群れをつくって過ごす姿が、刈り入れの終わった田圃や池の岸辺などで見られます。

この朝は、6羽の小群が浅瀬でくつろいだり池の上を旋回したりしていました。






「ダーウィンが来た!」で里山の暴れん坊と称されたように
ケリはかなり気性の激しい鳥です。






相手に攻撃が当たることはなく、威嚇している雰囲気でした。
「どっちが上か思い知らせてやる」といった所でしょうか?


気の強い者同士が共同生活をする際は、序列が必要なのかもしれませんね。


離陸に向けて助走






(まわりの建物をなるべく写さないよう画像を変形しています)













田圃の貴公子・貴婦人と賞されるタゲリに比べて人気のないケリですが、
こうして翼をひろげて飛ぶ姿は、むしろケリの方が美しいのでは…と私は感じます。
ほぼ一年中、身近な農耕地で姿を見せてくれる留鳥のケリ、とても身近な存在です。

ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34 cm

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イカルチドリ 飛んだ

2018年10月25日 | チドリの仲間
夏羽にかわりつつあるイカルチドリを見かけました。

コチドリ、イカルチドリ、シロチドリは11月前後から1月頃にかけて部分換羽して夏羽になるそうです。
冬なのに夏羽とは、まぎらわしいですが、夏羽=繁殖羽 冬羽=非繁殖羽 となっています。


あれ?少し離れた所にいるのは、コチドリに見えます。
角度のせいでクチバシが短く見えるのでしょうか?


こちらの別の一羽は、イカルチドリ?

クチバシの長さと形から、イカルチドリのようです。


イカルチドリとコチドリはよく似ていて識別が難しいですが、
体格差があるのでこうして並んでくれれば、一目瞭然。
幸運な一枚が撮れました。二種がいっしょに行動していたのです。

イカルチドリ(斑鳩千鳥)Long-billed plover 全長約21cm
コチドリ(小千鳥)   Little ringed plover 全長約16㎝



イカルチドリ、飛びました。
コチドリと同じ感覚で私が近づき過ぎたのでしょうか?


コチドリは白い翼帯がほとんど見えないそうです。
飛び回っている二羽は、イカルチドリと考えていいかもしれません。




二羽そろって池の上を旋回。
繁殖期のディスプレイフライトだったのでしょうか?


少し離れた浅瀬に着陸態勢。


このクチバシはイカルチドリですね。
すっかり夏羽に変わる頃まで滞在してくれるでしょうか。

▼真冬なのに夏羽?イカルチドリ
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/1b10d094e85041bdab5875f0bb02a8c3

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メダイチドリ・シロチドリ

2018年10月07日 | チドリの仲間
旅鳥として春と秋の渡りの時期に日本各地に渡来するメダイチドリ。
うれしい初見&初撮りです。
これまでは、いつもすれ違いで一度も遭遇できずにいました。

夏羽は胸から脇にかけてオレンジ色を帯びるそうですが、
冬羽は灰褐色に変わり他のチドリとよく似ています。

初めて見た時、冬羽の姿だとシロチドリと見分けられるか心配でしたが、
パッと見た目の印象が違うので、すぐにメダイチドリだと気づきました。




この後、岩の間にクチバシを差しこんで何か食べました。




メダイチドリ(目大千鳥) Lesser Sand Plover 全長約19㎝



シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
メダイチドリと比べるとひとまわり小柄です。


シロチドリは留鳥なので、ほぼ一年中近くの海辺で観察できます。


メダイチドリは目が大きく見えるので目大千鳥と呼ばれるそうですが、
おなじみのシロチドリも、負けず劣らず目が大きくてかわいらしい水辺の小鳥です。


保護色になって目立たない場所を選んで休息しています。


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シロチドリ、オバシギ

2018年09月26日 | チドリの仲間
シギやチドリの仲間の大半は、春と秋、渡りの途中で日本に立ち寄る旅鳥ですが、
シロチドリは、一年中、近場の浜辺で見られる留鳥です。

この日も一羽のシロチドリが観られました。
繁殖期を終えて、冬羽に変わったメスでしょうか?あるいは幼鳥?
まだまだ修行中なので断定はできません・

大きな黒い目が印象的です。






ちょこちょこ歩いてピタッと立ち止まる「千鳥足」


「だるまさんが転んだ」をしているような気分です。

シロチドリ(白千鳥)Kentish plover 全長約17㎝


後ろに写っているのは、オバシギです。


≪2018年8月下旬撮影≫

オバシギ(尾羽鷸) Great Knot 全長約28cm

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コチドリ 夏羽から冬羽へ…

2018年09月08日 | チドリの仲間
コチドリは夏鳥として渡来し日本各地で繁殖します。
寒くなる前に、越冬地の南の国に渡っていくそうですが、
西日本以南、九州や沖縄など温暖な地域では越冬する個体も見られるそうです。

お酒に酔った人がふらふら歩くさまを「千鳥足」と言いますが、
実際にチドリの仲間は、早足でテケテケ歩いて、ピタッと立ち止まり、さっきとは別の方へ向きを変えて歩き出します。
今日登場するコチドリも、昨日のダイゼンも同じような動きをしていました。
写真で砂浜に残るチドリの足跡を見ると、ジグザク模様になっているそうです。


最初の3枚は、7月の繁殖期に農耕地で撮った夏羽のコチドリ成鳥です。


この時、上空を何か鳥影が横切ったらしく、近くにいたサギたちも同じように空を見上げていました。



8月下旬に撮ったコチドリ。
撮影時は幼鳥だと思っていましたが、改めて見ると、冬羽に換羽中の成鳥のように見えます。


アイリングの黄色がうっすら、顔と首元の黒い羽色まだらに残っています。
8月と言えばまだ真夏ですが、繁殖期を終えた野鳥たちは少しずつ冬羽(=非繁殖期の羽色)に変わっていきます。



こちらのコチドリは遠くて幼羽なのか?冬羽なのか?はっきりしません。


私もまだまだ初心者なので、識別は慎重に…


奇跡のスリーショット



こちらは、海岸で見かけたコチドリ。幼鳥でしょうか??


夏にこの海岸の小石の中で2度営巣して、数羽のヒナたちが巣立っていきました。


台風通過後、農耕地の土にまぎれるように6羽ほどのコチドリが羽を休めていました。
その中の一羽を拡大してみました、白い羽縁がくっきり見えるので幼鳥でしょうか?


気持ちよさそうに伸び~~


コチドリ(小千鳥)Little ringed plover 全長約16㎝

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ダイゼン 不思議な名の由来は・・・

2018年09月07日 | チドリの仲間
ダイゼン、不思議な響きの名前で呼ばれる野鳥です。

一羽だけ、近場の海岸に飛来しました。初見&初撮りでした。

ダイゼンも春と秋に通過する旅鳥ですが、関東より南の温暖な地域では越冬する個体も見られるそうです。

和名は律令制の昔に、宮中でおもてなし料理を司る大膳職がしばしば食材に用いたことに由来するとか。
鳥獣保護法ができる以前は、野鳥たちは人々の貴重なタンパク源でした。
今は、ニワトリたちが食材になっているおかげで、野鳥たちの多くは食べられずにすんでいます。
食材として手軽に買えますが、尊い命を頂いて生きる糧にしている、という事を忘れてはいけませんね。
玉子も食べさせてくれるニワトリには感謝してもしきれないくらいです。











ダイゼン(大膳)Grey plover 全長約29cm


京阪神に大きな被害をもたらした台風の衝撃が冷めやらぬうちに、
北海道が大きな地震に襲われました。
天変地異の前には、人も野鳥と変わらず無力な存在だと痛感させられます。
被災した方々が、一日も早く日常生活を取り戻せるよう願っています。


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シロチドリと『進撃の巨人』

2018年06月13日 | チドリの仲間
浜辺のシロチドリたちも繁殖期を迎えています。
シロチドリは、全長約18cm 渡りをせず一年中日本に暮らしている留鳥です。

撮影日の一週間ほど前、この同じ浜辺で孵化して間もないヒナを遠目に確認していました。
まるで小さな毛玉のようにふわふわの羽毛のヒナが3羽、
親鳥に見守られながら、まるで転がるようにヒルガオの花のあいだを移動していました。

孵化後間もなく、自力で歩きはじめるチドリのヒナの成長は早いです。
一週間も経てば、だいぶ大きくなっていることでしょう。

小さなヒナの無事な姿を確認して、できれば遠くからでも写真を撮れれば・・・と期待しての再訪でした。

しかし、繁殖期のシロチドリにとって、私たち人間は『進撃の巨人』
うかつには近づけません。脅かさないように細心の注意をしなくては…

この時は、干潮だったので浜側から観察です。


 『進撃の巨人』は、アニメや映画化もされている超人気の漫画です。
 
 突如出現した謎の「巨人」により絶滅の危機に立たされた人類の壮絶な戦いを描いた大ヒット作。
 この7月からNHK地上波で第三部が放送されます。
 お孫さんやお子さんとの会話のネタにもバッチリ!

5分で分かる TVアニメ「進撃の巨人」
https://www.youtube.com/watch?v=O3mniZNjeqU




環境省レッドリスト2018 でもシロチドリは、
https://www.env.go.jp/press/105504.html

絶滅危惧Ⅱ類 (VU) .
=絶滅の危険が増大している種に指定されています


この沿岸の砂浜では、ほぼ一年中姿を見られるためあまり実感はありませんが、、
全国的な砂浜の減少とともに、年々数を減らしている野鳥のひとつです。

一度、絶滅の道をたどり始めた野生の生き物は、私たち人間が意識や行動を変えない限り、数を減らすいっぽうです。




親鳥は、さかんにこちらを警戒しています。
何度も鋭くぴゅい!ぴゅい!と鳴いて、ヒナたちに「隠れていなさい」と呼びかけているようです。
まったく姿を見せないヒナ、かなり離れて波打ち際から見ているのに、親鳥の警戒レベルは一週間前の比ではありません。

毎年、繁殖の時期になると、ヒナや卵に接近してほぼ真上からアップで撮った写真を載せているブログが散見されます。

もしや、この浜辺でも同じことが起こっているのでしょうか?




チドリ類など地上に巣をつくる野鳥の親鳥は擬傷(ギショウ)行動をすることが知られています。
ケガをして飛べないかのような動作をして侵入者の注意を自分に引きつけて、卵やヒナから遠ざけようとするのです。

もし浜辺を歩いている時に、チドリの親鳥が擬傷(ギショウ)行動を始めた時は、
巣やヒナに近づきすぎてしまったという警告の赤信号。
興味本位で写真など撮らず、すぐにその場を離れなければいけません。




時に親鳥は、自分が近くにいることでヒナや卵の存在を侵入者に知られてしまうと判断して、その場を離れることもあります。
ヒナや卵の保護色が侵入者の目をごまかしてくれると期待して、必ずどこか近くから様子を見守っているそうです。

他になすすべのないチドリのヒナたちは、砂浜にじっとうずくまって、砂や小石に擬態して侵入者が通り過ぎるのを待ちます。

ファインダーを覗くのに夢中で、気づかないうちに足元のヒナを踏み潰してしまう悲劇もありえます。



これから夏の暑い時季になると、海辺へ遊びに行く人の数も増えるでしょう。
思いがけずチドリのヒナを見つけることがあるかもしれません。

そんな時のために、ぜひ読んでいただきたいのが、
沖縄県自然保護科が作成した

ヒナを拾わないで!
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/hina_wo_hirowanaide.pdf

≪人が近づいてヒナがおびえてうずくまっている姿の写真も掲載されています≫


帰路は、堤防の内側の舗道を通りました。
何度か立ち止まって、浜辺にチドリたちの姿を探しました。

堤防の上に一羽のシロチドリが止まりました。
道の向こうの植え込みで鳴くカラスを警戒しているようでした。


親が幼い我が子を思う気持ちは、野鳥も人間も変わらないといつも感じます。




Canonのサイトに『野鳥の撮りかた』というコーナーが設けられています。
基本的な野鳥の撮りかたから、レンズの選び方、様々な撮影方法などが紹介されています。

野鳥写真家 戸塚学(とつか がく)さんの 【野鳥撮影に必要なのは観察とやさしい気持ち】 は、
1人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。

https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/index.html

Canonと日本野鳥の会が推奨する 【マナーを守って 野鳥撮影を もっと楽しもう 】
繊細なタッチの野鳥の水彩イラストがそえられてリニューアルされました。

https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/manners/index.html


※今回の写真は5月上旬に撮影したものです。
ブログに載せるかどうか、一ヶ月のあいだ何度も迷っていたのですが、
つい最近、野鳥撮影のマナーに関して、世間の注目を集める残念な事態が起こってしまったので、
思い切って私も投稿することに決めました。
その一件については、後日改めて記事にする予定です。
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